漁網でつくられたアスレチック「パカブ」へ行ってきました【Mart WEEKENDERなるけかつき】

小学2年生の長男、ゆづくんが国語の宿題で「スイミー」を音読していたことをきっかけで、次男のこうちゃんがお兄ちゃんに魚について質問。ふたりの会話は盛り上がり、魚漁についてまで発展していきました。そんな中こうちゃんが「網で魚なんて捕まえられないよね! だってお魚さんも強い歯があるから、網なんて噛みちぎって逃げちゃうよね」と。この話をきっかけに、漁網でつくられたアスレチック「パカブ」へ行ってきました!

漁網アスレチックパカブーの入り口

パカブに行ってきました。

実際の漁網に見て触れて、遊べる施設

フランス発祥のアスレチックはアジア初上陸

「パカブ」はフランスのブルターニュ地方にある小さな島“グロワ島”発祥の施設。グロワ島は漁業が盛んで、その漁業に使っている網を張り巡らせて作った遊びが、「パカブ」なのです。フランス産まれの「パカブ」ですが、イギリスに次いで3か国目に日本にやってきました。なんと、アジア初上陸!

敷地に入るとすぐ、フランスの国旗やエッフェル塔や凱旋門などがあったのが印象的。

つい先日、ロンドンを訪問したばかりの息子たちは「今度はフランスへ行こう〜!」と元気に凱旋門、エッフェル塔をくぐっていきます。

森の中のいろんな形の網で遊ぶ

息子たちが言っていた、魚を逃してしまうであろう魚の網が、いたるところに張り巡らされてアスレチックになっています。そんな網でできた、森の中の空中アスレチックへはA、B、2つの入口から入っていきます。

わが家はAの入口からいざ、突入!

網は木の枝に取り付けられていることもあり、動くたびに木の枝のたわみに合わせてゆ〜らゆら! そんな足元のグラつきをものともしない息子たちはどんどん進んでしまい、あっという間に息子たちの姿は見えなくなってしまいました。

漁網のトンネルをくぐるこうちゃん。

そんな中、揺れるネットに怯えながら、壁を頼りに一歩一歩進んでいく私の姿は、どんなに滑稽だったか……。みなさんは大人になってから、ゆらゆらしたり、思いっきりジャンプしたりしていますか? 足元が悪い場所は避けて歩き、日常的に跳ねることのなくなった私には、森の中の空中アスレチックは、散歩をするだけでもドキドキ!

ゆらゆら揺れる網に、ママはピンチ。

広場や吊り橋などたくさんの遊びがあります

そんな私をさておき、ワクワクしている息子たちは、ネットの迷路を越えた先にある広場で、跳ねたり、吊り橋をゆらゆら渡ったり、空中サッカーや空中バトミントン、空中ドッチボールを楽しみました。90分制限だったので、満足できるか不安でしたが、90分も地上から離れていると、地上に降りたときには息子たちでさえも、足はガクガク、疲れ切っていました。私はというと、地上に降りると、疲れを通り越して、なんだかフワフワ浮いているような感覚になりました。

ネットのトンネルを登る。

ひっくり返ってごろごろ。

興味を実際に体験すると子どもたちは大喜びしてくれます

疲れきったカラダを休めるべく、ベンチに座ってボーッと網を眺める息子たちは「こんな強い網だったら、魚がいくら頑張っても逃げるのは難しそうだね〜」としみじみ話していました。「百聞は一見にしかず」とはよく言いますが本当にその通りなのだなぁ〜実感しました。
家族でお決まりの週末を過ごすのも、とっても素敵ですが、子どもたちの興味に合わせて、週末の予定を決めるのも、学びの深い、思い出に残る週末になりますよ。今週も子どもたちの興味がどこに向いているのか、アンテナはりつつ、週末の過ごし方を考えていきたいと思っています。

パカブ

【なるけかつきさんのプロフィール】