SixTONES・京本大我さん「20代最後となる年の抱負は…今までちょっと逃げ腰だった英語を頑張りたい」【特別インタビュー3日目】

7月号でのデート企画が大好評だ

7月号でのデート企画が大好評だったSixTONESの京本大我くん。その際のインタビューをもとに京本くんの〝理想のデート・最新版〟を実現!今ハマっているカメラと趣味の料理にフォーカスしたリラクシーな週末デートの表情をお届けします。インタビューでは12月に29歳を迎える今思うこと、そしてミュージカル『シェルブールの雨傘』や来夏公開の映画『言えない秘密』のお話までたっぷり伺いました。

いい意味でファンを裏切るサプライズもSixTONESなりの王道も芯はぶれずにやっていきたい

――12月3日には29歳に。20代最後となる年の抱負はありますか?
「最近は海外の演出家さんと接する機会や海外の友人も増えて、必然的に英語で会話しなきゃいけないシチュエーションが増えてきたので、今までちょっと逃げ腰だった英語を頑張りたいなと思ってます。まだ全然しゃべれないけど勉強中で、30歳を迎える頃には日常会話をマスターできていればいいなと。30歳以降のビジョンを考えたときに英語の必要性を感じていて、習得したい意欲がありますね。プライベートなことでは、数年前の自分にはなかったワインやカメラへの興味が広がっていて、ワインセラー買おうとしてたり。30歳目前にして、一つでも多く知識を増やしたり趣味をもっと深めたい。30歳をリミットにする必要はないんだけど、一つの区切りとして目標を立てるのは悪いことじゃないのかな。プライベートも豊かにしたいですね」

――来年夏には初単独主演映画『言えない秘密』が公開。どんな作品でしょうか。
「僕が出てる出てないに関係なく作品がすごく好きで、人に勧めたくなるようなストーリー性と映像の美しい作品です。フィルムで撮影したような淡いノスタルジックな雰囲気がすごく心地いいし、あの世界観に2時間ひたっていただきたい。ただ美しいだけじゃなく切なさやほろ苦さもあるし、キュンだけじゃなくズキッとくる部分もたくさんあるんですけど、それも含めてエンターテインメントとして楽しんでもらえたら嬉しいですね。監督とも『仕上がりが楽しみです!』って話をずっとしていて、編集が終わるのを誰よりも僕が待っているくらい。撮影は大変でしたけどね。暑いなかコート着てマフラーしてたんで(苦笑)。何よりピアノ演奏があって、2カ月間練習してました。本当に涙出そうでしたけど。撮り終わったのが嘘みたいで、撮り終える気がしてなかったというか乗り越えられないんじゃないかって思ってました。3、4歳からピアノを始めてなければ弾けないレベルの曲だったから、無理だ!って思いながら、地方での仕事にも180cmのピアノを持参して寝る前に練習してました」

――映画初単独主演についての思いは?
「デビュー後だとメンバーでは初なのかな。映像作品をずっとやってきたわけじゃないのでおこがましいですけど、ご縁ですし僕も誇りに思ってます。でも今作では、共演のこっちゃん(古川琴音)と幼なじみみたいな感じでピアノを一緒に練習したり楽しくやってたんで、単独という意識はだんだんなくなって。すごく素敵なヒロインでしたし、むしろリードしてもらってたし。カンパニーやキャスト全員が大事なキーマンなので、僕だけじゃなく作品全体を楽しんでもらいたいです」

――SixTONESとしては『こっから』YouTubeバージョンの再生回数1億回突破に続き、『CREAK』も2000万回を突破。どんな手応えを感じていますか?
「ここまで『こっから』が盛りあがったのは正直、予想してなかったことでしたが、何より1億回というのはSixTONESとしても初めての数字。『Iⅿitati on Rain』を超えてますもんね。YOSHIKIさんへの感謝とリスペクトはありつつも、いつまでも『Iⅿitation Rain』が一番というんじゃなくて3年、4年とやっていくうちに超えてくるものが出てくるのは、YOSHIKIさんへの恩返しの気持ちも込めて大事なことだと思います。デビュー曲を超えるという表現は正しくないかもしれないけど、なかなかできることじゃないし狙ってやれることじゃない。だからこそ『こっから』が勢いを見せてくれたことは、SixTONESの未来が明るくなったというか自信になりました。『CREAK』も新しい振付にチャレンジしたり、ひとつひとつの挑戦が再生回数に結びついてきたのかな。今年のSixTONESはバリバリに踊ってるんですけど、そういう変化も今まで興味がなかった方に届くきっかけになってるのかなと思います。ただ軸は変える必要はないと思っていて。『こっから』がバズったからと言って、次のアルバムに似た曲ばかり入れる必要はないし、また違う変化球で当てにいきたい。常に予想できない方向へと、ファンの方をいい意味で裏切れる形を模索してきたので、これからも『こんな楽曲に挑戦するんだ』とかサプライズなことに加えてSixTONESなりの王道もちゃんとやって、ファンの方の気持ちを大事にしつつ根本の芯はぶれずにやっていきたいですね」

Taiga Kyomoto
’94年12月3日生まれ 東京都出身 血液型B型⃝SixTONESとして’20年1月『Imitation Rain』でCDデビュー。デビュー前よりミュージカル作品に多数出演。主な出演作は『エリザベート』、ディズニー・ブロードウェイミュージカル『ニュージーズ』(主演)、『流星の音色』(主演・劇中音楽)など。ドラマ『束の間の一花』『ハマる男に蹴りたい女』、映画『TANG タング』などにも出演し、初単独主演映画『言えない秘密』が来夏公開予定。ピアノ留学でトラウマを抱えて帰国した音大生・湊人を演じる。

取材・文/駿河良美 再構成/Bravoworks.Inc