「印象に残らない&覚えてもらえない人」あるある3選【コミュニケーションのプロに理由を聞いてみた】

日本では控えめなことが美徳とされる一方で、名前や顔をなかなか覚えてもらえなかったり、いまいち自分の存在感を出せないのってやっぱり悲しいですよね…?「印象が薄い人」になってしまう原因と上手な印象の残し方について考えました。

知りたい!そして何とかしたい!「印象が薄い」理由

「印象が薄い人」になるのはどうして?言語とコミュニケーションの専門家が「なるほど!」な理由を教えてくれました。

    「印象が薄い人」になるのはどう

    【理由1】
    自分から話しかけない基本的に受け身だから

    「受け身な人って、周りからちょっと優しくされたりもします。それに甘んじていつも声かけ待ちで受け身な自分でいるだけでは印象に残る人になれません」

    「印象が薄い人」になるのはどう

    【理由2】
    リアクションがいつも無難で記憶に残らないから

    「『間違ってはいけない』『しっかりしないと』と構えてしまい、まるでロボットやビジネスメールみたいな話し方になってませんか?自分では笑っているつもりでもモノトーンな表情になってしまい、印象に残りにくい人になってしまいます」

    「印象が薄い人」になるのはどう

    【理由3】
    自分で自分を「印象が薄い」と決めつけているから

    「『私は印象が薄い』と思い込んで、自分に呪いをかけていませんか?自分のことを印象が薄いと一番思っているのは実は自分だったりします」

    「印象が薄い人」になるのはどう

    【理由4】
    実は「印象が薄い」ことのメリットを自分で選んでいるから
    「『印象が薄いことで得られているメリット』を手放せないから、印象を強くする方向に踏み出せないという場合も。印象が強いとバッシングやアンチの対象になりやすいなど、印象が残ることに恐怖を感じていて、印象に残らないほうが楽だと思っているのかもしれません。何か印象に残ることを恐れている理由がないか?本当に印象が薄い自分を変えたいのか?自分に問いかけてみることも必要です」

教えてくれたのは..吉井奈々さん(コミュニケーション講師・心理セラピスト)
大手企業や教育機関で15年間にわたって約7万人にコミュニケーションの講演や研修を担当。教育番組や人生相談番組にもレギュラー出演。『オトナ女子のすてきな語彙力帳』など、著者累計は10万部に。

イラスト/松元まり子 取材/加藤みれい 再構成/Bravoworks.Inc