アナウンサー杉崎美香さんが、5歳年下の夫との結婚を忍耐強く待ったワケとは?

アナウンサーの杉崎美香さん(45)。5歳年下のフジテレビディレクターと36歳で結婚。7歳の男の子のママ。年下の旦那さんとのお付き合い期間で気をつけたことは「結婚」という言葉を出さないことと語る杉崎さん。出会いから、忍耐強く待った結婚秘話までを詳しくお聞きしました。

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杉崎美香さんprofile

フリーアナウンサー。1978年10月31日生まれ、大分県出身。フジテレビの「めざにゅ〜」に出演し、長年早朝の顔として親しまれ、テレビやラジオ活躍。最近ではワインエキスパートと日本酒利き酒師の資格を取得するなど、活動の幅を広げている。

アナウンサーになったのはラジオのパーソナリティになるためでした

小学校高学年のときからラジカセでずっとラジオを聴いている子どもでした。お話されている方はどんな方なんだろう、現場はどうなっているんだろうと想像をするのが楽しくて、そこからラジオの虜になりました。青春時代は司会の方のお話に背中を押されたり、音楽に惚れ込んだり…ラジオには思い出がたくさん詰まっていて。いつしかラジオのパーソナリティになりたいと思うようになりました。いつかはスペイン坂スタジオでパーソナリティをしてみたいという夢を持ったのもこの頃です。まずは就職活動でラジオ局の募集を探していたのですが、募集自体がすごく少なかったんです。そこでテレビ局を受けたらラジオの仕事ができるのでは?と思い受験し、信越放送に入社しアナウンサーになりました。

最初はテレビのお仕事だったのですが、「おはようチャット」という番組で、ラジオのように1人で話す構成だったんです。その1年後にはラジオで6時間の生放送をしました。先輩のアシスタントだったのですが、鍛えていただきました。そして東京に出て「めざにゅ~」の司会を担当している時に、ニッポン放送のラジオが決まり、その後夢のスペイン坂スタジオでラジオのパーソナリティをしました。30歳でやっと夢が叶ったんです。とにかく20代30代はなにかに急かされるように走り続けたなと思います。
 

夫との出会いは33歳のとき…それは突然でした

30代はラジオも決まり仕事が楽しくて仕方がない時期で、周りが結婚ラッシュだったときも私自身は、結婚したいという願望や焦りはなく過ごしていました。正直、恋愛もうまくいかないことばかりだったので、半分結婚は諦めていたかもしれないですね。「めざにゅ~」を卒業したときに大きな仕事をやりきった達成感もあって、しばらくは1人で生きていこう!と決意していました。その時は1人でも生きていけるように、投資をしたり、保険を見直したりして一度人生をリセットして、再スタートを切るような覚悟でいたんです。

そんなタイミングで仕事の先輩の誘いで京都に遊びに行くことになり、鈴虫寺を訪れました。そこは願いを書いたら一つだけ叶えてくれるというお地蔵さんがいるところで、住職さんの説法の中で「もしお相手を見つけたいなら、“結婚相手に出会いたい”という願い事ではなく、“自分に相応しい人に会わせてください”と書きなさい」と言われたんです。どういう人かはわからないですが、いまの私は自分に合う人を求めているんだと思い、住職さんのアドバイスに従って「私にふさわしい人に会わせてください」と書かせていただきました。

そして…その5日後に夫と出会ったんです(笑)。

最初はなんだか気が合うな〜と思う程度だったのですが、「お地蔵さんが導いてくれたんだ!」と後々気づくことになりました。自分1人でやっていこうと決めた矢先の出会いだったので、出会いを求めていない方が実はお相手に巡りあえるのかなと、感じた出来事でした。

年下夫の決心を忍耐強く待ち、3年待った36歳で結婚しました

夫とは突然出会い、その後お付き合いをすることになったのですが、「結婚するならこの人がいい!」と思える人だったのです。ただ夫は5歳年下…結婚を焦らせたり、私からお願いするという形は避けたいと思っていました。なぜなら何気なく「あの人結婚したんだってー」という友人の話を彼にしたときに、彼の表情が暗くなった時があったんです。こういう話もプレッシャーになるんだったらやめようと思い、夫が決断できるタイミングをただ待つ女でいることに徹しました(笑)。でも「待つ」ということだけに意識を向けるとしんどくなるので、この時間は自分磨きの時間と切り替え、独身時代を謳歌していました。結局お付き合いをしたのが33歳で、結婚したのが36歳。約3年間、忍耐強く待ちました。当時は割り切って自分の人生を楽しんでいたような感じでしたが、振り返るととても長かったです…(笑)。

そういば例の住職に「ふさわしい人に出会うという願いが叶っても、その後はそれぞれの努力次第」とも言われていたんです。だから3年間忍耐強く待てたのかもしれません。

待ちに待ったプロポーズは結構あっさりと「結婚してください」と言われました。彼はすごく照れていましたね。そのとき私は「ようやく決めてくれたね、もう少し早くてもよかったけどね…」と心の中で思っていました(笑)。でもそれより早くても、彼のなかでは決心できないまま流されて結婚することになったでしょうし、もしそうだったら「俺のタイミングではなかった」と後悔させてしまっていたかもしれないですよね。そう思われるより、ちゃんと彼に決断してもらいたかったんです。

喧嘩や言い合いはほとんどなく、不満を伝えるときはタイミングに気をつけています

夫との喧嘩はほとんどすることがなく、言い合うようなこともないです。喧嘩をする時って感情が先に出てしまうせいか、思ってもいないことを言ってしまって後悔したりしませんか?勢いで相手を傷つけるような言葉が出てきちゃったり。私は本当はあんなことを思っていないのになんで言っちゃったんだろうって後悔したくないので、口喧嘩のような喧嘩はしないようにしてます。どうしても伝えたいことがある場合は、数日経って夫のコンディションもよくみた上で、切り出します。睡眠不足ではなく元気で、若干お酒が入ったときに言うようにするのがポイントです(笑)。夫婦といえども他人同士なので、お互いに尊重しながら過ごしていきたいんですよね。自分が言われて嫌なことは言わないようにしたり、親しい中だからこそタイミングは気をつけるようにしてます。

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撮影/浜村菜月 ヘアメイク/榎田茉季(ROI) スタイリスト/小川真央 取材・文/小出真梨子

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