雅子さま 防寒と気品を兼ね備える「白コート」コーデ5選

暖冬と言われる今年は、1月に入って本格的に冬らしい気温に。冬のファッションの楽しみと言えば、寒い季節だからこそ楽しめるコート。年を重ねるほど、軽いこと、温かいことなど機能面ばかり気にしてしまいがちですが、ワクワクするようなデザインに注目することで寒い冬もフレッシュな気持ちで生活できるもの。どんな時も、知的でエレガントな雅子さまのコートの着こなしは、STORY世代のお手本とも言うべきスタイル。雅子さまの定番になりつつある白いコートの着こなしをご紹介します。

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結婚後の定番カラーは白

2001年、ご出産後初めて報道陣の前にお出ましになった雅子さまと愛子さま。(C)JMPA

以前、大事な局面で必ず着用されてきたのは黄色い服という紹介をしたことがありますが、「白」も雅子さまにとって特別な色。夏のご静養時には白いパンツをもう何年も愛用されていますし、愛子さまがご誕生し、宮内庁病院を退院した日も白いセットアップを着用され、天皇陛下即位を祝う国民祭典をご覧になり涙を流されていた時も白いコートをお召しになられていました。そして季節が冬になると、新婚当時から皇后になられるまで、様々なテイストの白いコートをお召しになられているのが印象的です。

式典に出席するだけでなく、長時間外にいなければならないご公務や、雪山など、さまざまなシチュエーションがある中で、皇族としての品位とエレガントさを演出されるには、コートのデザインだけでなく色がとても大事。白の持つフレッシュで清潔感があり柔らかく高貴な印象は、雅子さまのもつ聡明な雰囲気とマッチし、新婚当時は初々しく、皇后になられた今は気品を感じさせ、雅子さまの冬の装いには欠かせないアイテムになっています。

山登りスタイルでもエレガントに

1996年、地方事情視察のための福島県ご訪問で、あだたら山へ。(C)JMPA

足元はスニーカー、コートはダウンコートと、山登りらしいカジュアルさがありながら真っ白のコートを選ばれていることで洗練された印象です。耳元にはパールのイヤリング、バッグはゴールドの金具がアクセントになったレザーバッグを合わされ、エレガントな雰囲気も。天皇陛下のコート、パンツ、雅子さまのスニーカー、コートで色をリンクされています。

タータンチェックがアクセント

2002年ニュージーランド・フィヨルド国立公園の山岳地帯にて。(C)JMPA

愛子さまを出産された翌年、8年ぶりのお揃いでの海外ご公務では写真を撮り合われたり、コートの色をリンクされるなど仲睦まじいお姿が話題となった天皇陛下と雅子さま。雅子さまは、コートだけでなくボトムスも白に統一したオールホワイトの装いに、タータンチェックのストールでアクセントを。

柔らかい印象のツートンスタイル

2013年、長野旅行にて。(C)JMPA

2008年の長野旅行でもお召しになられていた白いピーコート。ボトムス、バッグはダークブラウンでまとめられた、モノトーンよりも柔らかい印象のツートンスタイルです。お顔周りの、パールのジュエリーが品格のある佇まいをより強調されています。

母娘のリンクコーデ

2016年、長野旅行にて。(C)JMPA

こちらのショート丈コートは2007年の長野旅行でもお召しになられていた愛用品。ピーコートよりも襟が小さいので、よりエレガントな印象です。同じく白でステンカラー、ウエストでシェイプされたコートをお召しになられている愛子さまとのリンクコーデに仲のよさを感じ、心温まります。

洗練された小物使い

2019年天皇陛下即位後初の京都ご訪問。(C)JMPA

織地の美しいステンカラーの純白のコートにパールのブローチを飾られ、淡いピンクのリボンが可憐なお帽子やベージュのパンプスを合わせられた、雅子さまには珍しく糖度の高い着こなし。ともすれば、のっぺり見えがちなシンプルなコートに、ブローチや同色の小さなクラッチバッグを合わせてメリハリをつけられた小物使いが、洗練されています。

取材/味澤彩子

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