【実録】「既婚者合コン」に誘われた38歳主婦。不倫と無縁の彼女がショックを受けた、男性の「ある質問」とは|STORY

結婚後、パートナーを一筋に愛し、健やかなる時も健やかなる時も、真心を尽くし生涯添い遂げる……。これはおそらく一般的に理想の夫婦像かと思いますが、果たして、実際に実行できる女性はどれほど存在するのか? 職業柄、多くの女性の話を伺っていると、ふと疑問に思うことがあります。

この記事では、綺麗事だけでは語れない女性の人生の、公には語られない秘密をこっそり教えていただきます。今回は、「既婚者合コン」に参加した茉侑さん(仮名)の体験談。

茉侑さん(仮名)38歳

家族構成:既婚、小学2年生、年長の娘さん2人

「恋愛強者」の女友だちからの誘い

「きっかけは、新卒から長年仲の良い同期から『合コンしない?』と突然グループLINEで誘われたことでした」

艶のある栗色のセミロングヘアに、カジュアルながらも品のある全身オフホワイトのコーディネート。慎ましい佇まいと表情から成熟した女性の魅力が漂う茉侑さんですが、以前は新卒から7年ほど某航空会社のCAとして働いていたそう。

まもなく結婚10年目に突入する外資系メーカー勤務の夫とは、本人いわく「男女の感情はほとんどないけれど、夫婦としては可もなく不可もない無難な関係」で、また少し前に専業主婦をやめて知人の会社でアシスタントをしていると言います。

「LINEをくれた元同期は昔から人目を引く美人で、異性関係が派手なタイプ。彼女も既婚で小学生の男の子がいますが、ソムリエの資格を活かして働いていて、いくつになっても社交的でモテるし、器用に婚外でちょこちょこ遊んでいました。

同窓会で再会した元彼とデートしたとか、仕事で出会った年下のシェフと仲良くなったとか……何というか、歳を重ねても常に恋愛強者なんですよね。私はうらやましいとは思いつつ、刺激的な話を聞いて楽しむだけでした」

夫との結婚生活はもちろん、子育てに老いていく親や義両親との関係……苦労や面倒事も絶えない人生、たしかにそういった色めいた息抜きが必要な人もいる。自分にはできないけれど、彼女のように器用に恋愛を楽しむのは一概に悪いことでもないと、茉侑さんは遠巻きに友人を眺めていたそうです。

「彼女は『全員既婚者だから心配しなくて大丈夫。たまには遊びに行こうよ』というふうに、軽い感じで誘ってくれました。私は当然断ろうとすると、なんと、もう1人の同期が『行く』と返信していて。なので何となく勢いで、ソファでテレビを観ている夫に『再来週の金曜夜に同期たちとゴハンに行ってきていい?』と聞いてみると、こちらを見もせずに『いいよ』と返ってきて……参加することにしてしまったんです」

茉侑さんが過去に合コンに参加したのは10年以上も前のことで、「どんな人がくるのか?」「何を着ていけば?」「一体どんなテンションで参加すればいいのか?」……など、いくつも疑問が浮かびました。

そもそも、不倫や浮気なんて一部の特別な人たちに起こるイベント、あるいはドラマや漫画の話で、真面目な主婦生活の長い茉侑さんにとって「合コン」も同じく未知の世界。

けれど合コンへ行くと決めたその瞬間から、何となくソワソワと気が引き締まるような心持ちになり、洋服やコスメをいくつか買い足してしまったそうです。

いい歳して欲求不満な男女が集まって、何を…

「当日は、高級そうな和食店の個室に集合しました。後から聞いたら会員制だったようで、たぶん、こうした会に慣れた人はそういうお店を使うんでしょうね。

相手は、合コンに誘ってくれた友人とすでに仲が良さそうな経営者の男性と、そのお友達2人。全員同年代で、外見も清潔感があって感じのいい裕福そうな人たち。ベンチャー企業で役員やコンサルをしていると言ってました」

彼らは、茉侑さんが思っていたよりずっと好印象でした。もしも独身の状態で出会っていたなら、言ってしまえば「当たり」の合コンと感じるほど。

「食事もおいしそうで、少しテンションが上がりそうになりつつも……でも同時に、ここにいる全員が既婚者なんて、ちょっと気持ち悪い気もしました。この会の目的ってやっぱり不倫? と思うと、自分から参加していてなんですが、いい歳して欲求不満な男女が集まって何してるんだろう……身構えてしまって」

けれど、男性たちも決してグイグイくるようなタイプではなく、紳士的で配慮もあり、女性陣を楽しませようとする様子が伝わりました。合コン序盤は当たり障りのない会話で進んでいき、例えるなら職場の飲み会のような雰囲気だったそう。茉侑さんの警戒心も徐々に緩んでいきました。

取材・文/山本理沙

 
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