花粉シーズンに知っておきたい「クレンジング&洗顔」で荒れない肌にするコツ
メイクだけでなく余分な皮脂や肌についた花粉や汚れは、すっきりオフしたいけれど、洗いすぎは肌の負担に? でも、洗わなすぎだと残った汚れが肌荒れの原因に? この時期、まず見直すべきは洗顔から!ベストバランスな洗顔で、荒れない肌を目指しましょう。
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肌には摩擦がダメージ大! 回数を減らして洗いすぎに気をつけて
メイクをきちんと落とすことは大切ですが、洗顔でゴシゴシ何度も摩擦することは肌への負担になります。肌に触れる回数を減らし、擦らずやさしく洗顔しましょう。また、40代以降は乾燥が原因で肌荒れしている人が多く、皮脂を取りすぎないことも重要。外的刺激から守るバリア機能のためにも、ある程度の角質と皮脂膜は肌に残しておきましょう。朝はベタつくところだけを洗顔料で洗うのがおすすめです。
ひとりひとりの肌に寄り添い最適な治療法を提供。「赤みがある時は石けんオフメイクに変えクレンジング休息日を作るのも得策」
クレンジング、洗顔の剤型別ポイントは?
ゆらぎ肌にはミルクタイプが肌にやさしいのですが、メイク落ちが弱いので、濃いメイク派はきちんと落として皮脂は取りすぎないジェルタイプがおすすめ。また、酸化した皮脂は炎症の原因になるので洗顔料できちんと落としましょう。
最新のスキンケア成分やコスメに精通し、科学的な視点での美容に注目が集まる。講演や記事監修、大学の客員教授まで幅広く活躍。
クレンジング&洗顔のCHECK POINT!
クレンジングは...
◻︎オイル・バーム
【クレンジング力抜群でするりとオフ】
メイク落ちの良さナンバーワン。皮脂も落とすので毛穴汚れやオイリー肌に◎。バームは、オイルを固めたもので後肌のしっとり感あり。
◻︎ジェル
【さらりと流せて摩擦レス】
メイクに馴染ませるときも摩擦レスでさっと洗い流せます。水系と油系があり、油系はメイク落ち良し。水系はホットジェルなどです。
◻︎ミルク・クリーム
【クレンジング力がマイルドで優しい】
優しい処方で安心。ミルクはメイクを落とす力が弱めなので、薄いメイクの時に。クリームは中程度の濃さのメイクなら落とせます。
◻︎ウォーター
【保湿成分が残ってしっとり】
拭き取った後に保湿成分が残り、しっとりする感触がある。拭き取りの動作に摩擦の懸念があるので、優しく拭き取ることを心がけて。
洗顔は…
◻︎ペースト
【アミノ酸系洗浄剤は保湿効果も】
石けん系が多く洗浄力が高め。アミノ酸系洗浄成分は肌にやさしく、保湿効果も高いので、ゆらぎ肌にはぴったり。防腐剤フリーで安心。
◻︎泡で出るフォーム
【泡立ての手間なく摩擦レスが叶う】
洗顔料を水で薄めることで、泡で出てくる処方に。泡立ての手間なく摩擦レスに使える。腐らないように防腐剤が入っていることも。
◻︎ミルク
【朝の軽い洗顔に便利】
ゆらぎ肌のときや朝の軽い洗顔での使用がおすすめ。スキンケアと同じ乳化剤が使われていることも。潤ってバリア機能をサポート。
2024年『美ST』4月号掲載
撮影/大瀬智和 モデル/吉村ミキ ヘア・メイク/ Sai スタイリスト/大泉陽子 取材/伊藤恵美 編集/浜野彩希