【梅沢富美男さんに聞いた】悪い人の見分け方って?

近年「プレバト!!」で俳句の特別永世名人としてもブレイク中の梅沢富美男さん。美ST3月号の本誌では、笑顔を悪用する人たちへ、川柳で喝を入れていただきました。今回は梅沢さんに笑顔の悪用にだまされない方法を質問。社会を生き抜くためのいい笑顔の作り方も教えていただきました。

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意地悪笑顔だけ卒業すりゃいいのよ。いい作り笑顔ならいいよ、そうしなきゃなんないのが人生よ

梅沢富美男さん
大衆演劇「梅沢劇団」のスター。立役から三枚目まで表現豊かに演じ、「下町の玉三郎」と称された女形での舞踊は特に人気。近年「プレバト!!」で俳句の特別永世名人としてもブレイク中。

僕らの仕事ってギャラは基本的に後払いだし、一筆書いて契約書を交わす仕事は全くなくて、信用だけなんですよ。そうすると、中には悪い人もいて、僕らの希望を全部のんだように見せて、興行が終わるや否やお金だけもって逃げてしまう。そういう悪い人たちもたくさん見てきたので、相手方のお顔を拝見していくと、大体わかるんですよ、噓をついてるかどうかがね。

判断の秘訣は目!口角はどれだけ上がってもね、目が笑ってないの。でもね、作り笑顔が悪いって言ってんじゃないよ。学生は作る必要なんてないと思うけどね、社会に出たら当然辛いこともあるし酸いも甘いもあるのが人生だからね、気持ちを見せずに噓をつかなきゃなんないこともあるよ。それに普段みんなが楽しんでる時に、自分だけムッとしてたら嫌われるだけじゃない。

僕らは舞台でお芝居をしますから、笑顔を作る練習もたくさんしましたよ。お客様に喜んでもらうために何でもやります。だからね、意地の悪い気持ちを隠すような笑顔じゃなくて、周りを楽しませるような作り笑顔にしていきなさいよ!

撮影/黒沼 諭(aosora) ヘア・メイク/HIJIRI 取材/門脇才知有 編集/桐野安子

美ST