野呂佳代さん×波瑠さん「大人になってからの友情も面白い！」
大人になってからだって真の友だちはできる！野呂佳代さん×波瑠さんの対談をお届けします。
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ゲームという共通の趣味が、２人の距離をグッと近づけた
野呂さん（以下敬称略）
友だちになったのは、2年半ほど前にドラマでご一緒したのがきっかけだったよね。
波瑠さん（以下敬称略）
そう、「ナイト・ドクター」という〝月9〟ドラマで。
野呂
波瑠ちゃん、主演で医療系ドラマだけに専門的知識を覚える必要もあるのに完璧で、キレイなのはもちろんだけど、この人すごい！ と。自分とはかけ離れた遠い存在だと思っていたけれど、みんなに明るく話しかけてくれて。私、ドラマの出演が初めてでドキドキしていたから、メチャクチャ救われた！
波瑠
実は、ずっとテレビで野呂ちゃんのことを見ていてファンで。一緒にドラマに出られるのが、すごく嬉しくて、絶対仲良くなりたい！ いっぱいお話ししたい！ と思ってたんだ。それで、他の人が野呂ちゃんと仲良くなる前に話しかけなきゃって。
野呂
えっ！？ 初めて知った。嬉しすぎる！ だから、早めの段階で話しかけてくれたんだ！ 波瑠ちゃん、話してみると意外に飾らない性格で、「この人面白い！」と私の嗅覚センサーが働きました。
波瑠
私がゲーム好きなので、「野呂ちゃんはゲームしないんですか？」と、グイッとゲーム仲間に引きずり込んで。共通の趣味ができて、ギュッと距離が近くなりましたね。
野呂
去年、私の誕生日に、波瑠ちゃんが仲間と一緒にゲーム用のパソコンをプレゼントしてくれた時は、もうビックリだった！ サプライズで自宅に届いたから。
波瑠
一週間ほど前、野呂ちゃんのお家に遊びに行って、ちゃんとセッティングされているのを見届けて安心しました（笑）。
友達は量より質。経験から得た自身の〝好き〟に正直に
野呂
プライベートですっかり距離が近くなった波瑠ちゃんだけど、先日、2年半ぶりに、ドラマの現場でご一緒させていただく機会があって。それで、「やっぱり、すごい！」と改めて大尊敬しましたね。
波瑠
私は、いただいた役を演じて人を魅了するというお仕事だけど、野呂ちゃんは〝野呂ちゃん〟というキャラ自体が魅力的。それが、すごく素敵だと思うよ。
野呂
ホントは、私も女優さんのお仕事が好きで、それだけをできたらいいのだけど……。今は自分の可能性を色々探っている最中です。
波瑠
野呂ちゃんは、お芝居の現場でも一生懸命だし、努力家ですよね。
野呂
ありがとう！ ドラマの時の波瑠ちゃんは絶対的主演の品格があって、ストイックなぶん〝本物〟。だから、仕事で悩んだ時も波瑠ちゃんに相談すると大ていは解決する。
波瑠
私は、14歳から芸能界に入って、ある意味世間知らずだから、「大人の女性は、いいジュエリーとか、腕時計とか、どういうタイミングで買ったらいい？」なんて、先輩女性の野呂ちゃんに聞いたりする。
野呂
もう、ジュエリーも時計も、どんどん値が上がっちゃうから、「いつ買う？」って、「今でしょ！ 今すぐ買って！」と答えたよね（笑）。
波瑠
大人になってからの友だちって本当に難しい。ワンクールのドラマを終えて、現実に戻ると、いつの間にか感覚が違ってしまって、友だちが少なくなってしまうこともあるけど、それは悲しいことじゃないな、と思う。
野呂
環境が変わる過程で、本当に好きな友だちが残っていくのかもしれないね。
波瑠
私は友だちが多いほうではないけれど、「この人と仲良くなりたい！」という気持ちに正直でありたいな、と思っていて。「好き！」と思ったら、ガンガンいきます（笑）。
野呂
それにしても、私たちって、生き方もキャラも全然違うよね。年齢だって違うし、理解できない部分もあるけど、その違いに歩み寄ることが面白かったりする。
波瑠
お互い、違うからこそ尊敬できるのかも。
野呂
〝類は友を呼ぶ〟じゃなく、違いを楽しめるのも、大人になった今だからかも。そう思うと、大人の友情って面白いね。
大人になってから友だちを作るコツって──？
・友達が多くないことは悲しいことじゃない。自分の〝好き〟に忠実であることが大事（by波瑠）
・生き方もキャラも全然違うけど心地いい。〝心地いい〟が大人の友情のバロメーター（by野呂）
〈野呂さん〉フリル付きブラウス※3月展開予定￥29,700（マルティニーク／マルティニーク 横浜店）オーバーオール￥24,200（ヘルシ－デニム／ゲストリスト）ブレスレット※3月下旬発売予定￥13,200リング￥11,000（ともにアルティーダ ウード）靴下￥1,100（タビオ／タビオ）〈波瑠さん〉ニット¥44,000（ヨーク/エンケル）ワンピース¥18,700（ハクジ/ショールームリンクス）イヤリング¥19,800（Jouete）
撮影／須藤敬一 モデル／波瑠、野呂佳代 ヘア・メーク／宮本由梨、MAKIスタイリスト／本間園子、MaiKo yoshida 取材／佐藤奈保子、香取紗英子、山本亜矢
※情報は2024年3号掲載時のものです。
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