【元宝塚娘役トップスター】の透明感ナチュラルメイクが参考になる!
退団後もさまざまなフィールドで活躍し、輝き続ける宝塚OG。その美しさの秘密を、宝塚仕込みの〝素化粧〟から紐解きます。今回は、宝塚卒業から2年を迎えた元雪組トップ娘役朝月希和さん。3度の組替えを経てトップに就任するまで朝月さんを支えたものは何でしょうか。細部までの表現を追求する娘役として愛された朝月さんが、美の秘訣について語ってくれました。
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メーク前の肌に水分をいっぱい与え、下地とチークでくすみを払います
「超乾燥肌なため、朝パックをしてからメークします。顔全体がくすみがちなので、コスデコのピンクの下地を全体に、Tゾーンだけ白やブルーを入れ、ファンデは保湿力の高い薄づきタイプを使っています。ファシオの練りチークをスポンジで、頰骨より上にぼかしこむのがポイント。その後にパウダーをかけます。保湿をしっかりすることが、メークをナチュラルに仕上げるコツだと思います」
《Profile》
東京都出身。母と祖母に宝塚公演へ連れていかれたのが出合い。2010年宝塚歌劇団入団。月組公演『THE SCARLET PIMPERNEL』で初舞台後、花組に配属。2017年『MY HERO』でWヒロイン、同年雪組に組替え。2019年花組に戻り、2020年『マスカレードホテル』でヒロイン、同年再び組替え後、2021年雪組トップ娘役に就任。『CITY HUNTER』の槇村香役でトップお披露目。2022年『蒼穹の昴』で退団。舞台『シェルブールの雨傘』に出演し、今後も『王様と私』や『ライムライト』など大作への出演予定が控えている。お菓子作りが趣味。
▶︎素化粧って何?
舞台化粧に対してオフのメイクを差す宝塚用語で、いわば究極のナチュラルメイク。宝塚音楽学校の「すみれ募金」から始まり、本科生からは稽古場に行く際も素化粧が必須、セルフメイクのテクを学んでいく。
朝月希和さんの愛用コスメ
1.「長時間たっても潤い感がそのままで、ほどよいツヤ感が」エッセンス スキングロウ ファンデーション 140 SPF30/PA+++ 30ml ¥7,590(SHISEIDO)2.「肌に自然な温かみを与えてくすみが消えます」サンシェルター マルチ プロテクション トーンアップCC 10 SPF50+/PA++++ 35g ¥3,300(コスメデコルテ)3.「さりげないパール感が肌にきれいになじんでくれます」ファシオ マルチフェイス スティック 03 ¥990(コーセー)
朝月希和さんの素化粧のポイントは
左/「たっぷり水分を与えた肌にメーク下地を下から上へ引き上げるように薄く伸ばします」右/「練りチークはスポンジにとってなじませると自然な血色感が出せます。その後にお粉をのせるとふんわりした仕上がりに」
その日のフェイラーを選んで一日をスタート!
「宝塚時代からずっと集めているフェイラーグッズ。季節やその日の気分で色や柄を選ぶことで自信を持って一日をスタートできるんです。限定ものが発売されると聞いたらすぐ予約します(笑)。最近は『たべっ子どうぶつ』グッズも集めていて癒しの源になっています」
《衣装クレジット》
ニット¥118,800 スカート¥146,300(ともにファビアナフィリッピ/アオイ)インナー(スタイリスト私物)ロングピアス¥33,000 左手3連リング¥93,500 左手Kリング¥22,000 右手フリンジリング¥47,300(すべてイー・エム/ e.m.青山店)
2024年『美ST』5月号掲載
撮影/八木淳(SIGNO)〈人物・静物〉ヘア・メーク/田中宏典 スタイリスト/久保コウヘイ 取材/稲益智恵子 編集/石原晶子
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