【一生ものジュエリーの重ね方】60代を見据えた選びで「より自分らしく」武村八重子さん
大切な記念日や大きな仕事を終えたご褒美など、毎年ひとつひとつ揃えている、思い入れの深いジュエリー。だからこそ、重ねのルールは人それぞれ。今回は、ピアニストであり作曲家でもある武村八重子さんの愛用ジュエリーを拝見しました。
※ジュエリーや服はすべて私物です。ブティックへのお問い合わせはご遠慮ください。
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〝時計もジュエリーも
つけていないと
落ち着かない必需品〟
時計もジュエリーも毎日必ず身につけます。朝の支度は、服→ジュエリー→時計の流れが鉄板。時計がないと落ち着かないし、ジュエリーをしていないのは裸で歩いているような感覚です(笑)。最近のお気に入りは、エルメスのブレスレット《ケリー》。日常使いしやすいシンプルさと、周りとあまり被らないところに惹かれて、1年前の誕生日にピンクゴールドを、今年に入ってホワイトゴールドを購入しました。時計やジュエリーは誕生日や仕事の節目など、自分なりに意味を持たせて手に入れます。ホワイトゴールドは、ソロプロジェクト〝LNoL〞のアルバム発売のご褒美に購入しました。長く愛用するジュエリーはお日柄のいい日に開けるのもマイルール。吉日におろすことでいい運気を引き寄せたいし、ジュエリーのパワーが自分を底上げしてくれると思っています。
普段から重ねづけが定番ですが、一番ジュエリーに気を配るのは、クラシックを聴きに行くシーン。演奏会後のカクテルパーティに参加したり、関係者の方に挨拶する場面もあるため、きちんとしたジュエリーでドレスアップすることを大切にしています。重ねづけで心がけているのは、どこかに抜け感や遊びを出すこと。手元に重厚感があるなら耳元で引いたり、お茶目なコスチュームジュエリーでウイットを加えたり。全パーツに気合いが入っているよりも、バランスを計算して上手に重ねている人に憧れるし、「素敵な人生を歩んでいるのだろうな」と感じます。ジュエリー使いは、その人のセンスはもちろん、人生も映し出すもの。私自身も昔から、〝長く愛せるいいもの〞を基準に時計やジュエリーを吟味し、それに見合う女性になろうと経験を重ねてきました。40代になった今は、60代までを見据えた選びにシフトしつつあります。これからも一生もののジュエリーを軸に、自分ならではの重ねづけを楽しんでいきたいです。
胸元で遊びを加えて
キレイめコーデも自分らしく
bangle_HERMÈS
watch_Cartier
ring_Cartier
pierce_Cartier,Repossi
necklace_CHANEL
blouse_DOUBLE STANDARD CLOTHING
skirt_CHANEL
shoes_CHANEL
ホワイト&ゴールドのMIXで
オール黒を華やかに
bangle_HERMÈS
watch_Roger Dubui
ring_BVLGARI
pierce_BVLGARI
necklace_CHANEL
gilet_Chika Kisada
jumpsuit_Chika Kisada
shoes_ALAÏA
profile_
武村八重子さん
ピアニスト、作曲家。3月にはソロプロジェクト“LNoL”の2ndアルバム「7SENsE」をリリース。音楽家の育成にも注力し、若手演奏家「MUTIA」をプロデュース。
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撮影/嶋野 旭 ヘア・メーク/RYO 取材・文/坂本結香、田中幸恵 編集/水澤 薫
VERY NaVY6月号『大特集Part4 NaVYリーダーズの「華やか重ね」に哲学あり』より。詳しくは2024年5/7発売VERY NaVY6月号に掲載しています。