西野七瀬さん「尊敬はしても、羨ましいという感情に囚われることがないように」

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ちょうどこの取材の1日前に、3

ちょうどこの取材の1日前に、30歳の誕生日を迎えた西野さん。「何か変わったことはあるますか?」と聞くと、「あえて言うと髪をバッサリ切ったこと」との答え。20代のうちにショートにしたかった!という表情はどこか晴れ晴れ。年齢の節目だからと気負わなくていい、何かを選んだら何かを捨ててもいい。それぞれの女性の取捨選択をこの連載では伺っていこうと思います。

「あの人すごいな」は思うけど「いいな」と思わないように

グループで活動していた頃は、ど

グループで活動していた頃は、どうしても周りと比べられることもありましたが、誰かと比較してモヤモヤするよりも、自分をより高められる道を模索する方がいい、と早い段階から考えていました。だから「この人、すごいな」と尊敬することはありますが、「羨ましい」という感情に囚われるケースはほとんどなくて。刺激をもらって自分も頑張ろう、と気持ちを奮い立たせる方が多いです。昔からエゴサもしないですし、ブログのコメントもネガティブな言葉は掻い潜って読んでいました(笑)。マイナスのフレーズを見つけてしまうと、ずっと頭に残って落ち込んでしまうので。ネガティブな言葉や反応は自分から探しに行く必要はないと思ってて、強いわけでもないので、自ら防衛することは意識してきました。

人との距離感がわからなかったときもありました

グループから離れてひとりで活動をし始めた当初は、人との距離の取り方が分からず戸惑うこともありました。それまでずっと同じメンバーで仕事をしてきたので、初対面の方と全く話せなかったです。
グループにいた頃から、初めましてのメークさんやスタッフさんに「趣味は?」、「休日は何してますか?」と聞かれることが多くて、当時はどうしてみんな同じ質問をするんだろうと不思議に思っていました。でも、卒業してひとりで現場に行くようになり、この質問が相手のパーソナリティを知るために一番適していると気づくことができました。たくさん聞かれてきた意味も、ようやく理解しました。初対面の方とのコミュニケーションの第一歩になるし、趣味や休日の過ごし方をきっかけに話が広がるのも楽しい。新たな発見を得て、周囲の人との距離を縮める方法が身について、人間関係も広がりました。

その時々で、自分がどう感じたのか覚えておくように

今、上演中の舞台『バサラオ』で

今、上演中の舞台『バサラオ』では、アクションにも挑戦しています。俳優という職業は、役柄を通じて様々な経験ができる仕事だと思っています。その時々で自分が感じたことを携帯のメモに残して覚えておくようにしています。それが自分を深く知るきっかけにもなりますし、次に挑戦する場面で糧にもなる。作品によっては撮影から公開までタイムラグがあり、取材時に記憶があやふやになっていることもあるので(笑)、撮影現場で抱いた感情やエピソードはこまめに記録しています。新しいことに挑戦するのは怖いですし不安もありますが、実はそれが結構好きです。すぐにできてしまうのは面白くないと思っていて、「できるかな…」という感情の中で試行錯誤しながら向き合う方がいい。そういう刺激があると馬力が出るし、さらにワクワクします。

30歳だからこうあらねば、とは思わない

子どもの頃に思い描いていた30歳はかなり大人なイメージでした。でも20代の頃から身近にいる30代の方の姿を見ていたので、今の年齢と自分にギャップはないです。周りには生き方も職業も多様な30代の先輩がたくさんいました。そのおかげで30歳だからこうあらねば、という固定概念は抱かずに済んだし、焦りもなく、楽しみの方が大きかった。5年後はどうなっているのかな…。このまま仕事を続けているかもしれないし、ライフステージも変わっているかもしれない。元々、グループにいた頃から何歳でこうする、という明確な目標を決めていませんでした。目標よりも「この舞台が終わったら、ゲームに没頭しよう」とか「ご褒美に好きなものを食べに行こう」とか、日常の中でモチベーションに繋がるゴールを設定して、自分のペースで進んでいけたらと思っています。

旅先にもゲームは必ず! 旅行先

旅先にもゲームは必ず!
旅行先では、できれば一食は海鮮料理を食べたい。特にイカ、タコが大好きなので海外に行っても携帯の翻訳アプリを駆使してイカとタコを探します。あとは、自然豊かな場所へ行ったりダイビングや体を動かすアクティビティをするのも大好きです!ちなみに旅行にもゲームは必ず持って行きます。