【エルメスのバッグ】内田有紀さん「歴史あるブランドはそのストーリー性も理解できたら」

歴史のあるメゾンブランドのストーリーのあるバッグを、自分の歴史に重ね合わせるのも面白い。そんな大人のバッグについて内田有紀さんにお話をお聞きしました。

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ものづくりに敬意を払い、 背筋を伸ばして使いたい

〝ブランドバッグ〟を手に入れることって頑張った自分を労い、自身を鼓舞すること。仕事仲間のヘア・メークさんが自分へのご褒美にずっと欲しかった念願のバッグを手に入れた話を聞いて、その過程が素敵だなって。自分が頑張らないといいバッグは手元にはやってこないし、特別感も薄れてしまうと思うんです。

ブランドのものづくりのストーリー性もしっかりと理解しておきたい派。バッグの歴史や技法、素材、細部のあしらいなど、職人さんの想いや技法などを知り、バッグの魅力をしっかり熟知してから、敬意を持って使いたい。エルメスのバッグのように今、なかなか手に入らないものならなおさら。バッグそのものの価値をしっかりと認識して持つ方が喜びも大きいと思うんです。

老舗メゾンのものづくりってどこか歴史的建造物に似ている。創立者のブランドコンセプトやクリエイションに敬意を払い、しっかりと継承しながら、時代の流れをキャッチして、常に新しいことに挑戦、前進しようとしている。そんな姿は私自身のこれからの生き方の目標にも通ずるものがあります。(内田有紀さん)

HERMÈSの最強オーラ ボストン

漆黒のボックスレザーと精緻なディテール

必要なものはしっかり入るミニマルな容量と削ぎ落とされたスクエアフォルム。究極のシンプル美を追求、世代を超え、メンテナンスしながらMyヴィンテージを育てていくのも素敵。

バッグ「フォーブル・エクスプレス」[H12×W29×D9㎝]¥1,815,000ブーツ¥680,900ピアス¥685,300リング¥1,065,900(すべてエルメス/エルメスジャポン)ワンピース¥110,000(アキラナカ/ハルミ ショールーム)

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シンプルこそ奥行きが。静かな佇まいの品格バッグ。

〈右から〉バッグ「ソフィア 10.00」[H18×W25×D19㎝]¥614,900(ザ・ロウ/ザ・ロウ・ジャパン)、バッグ「ブリヨン ミニ」[H16×W20×D11.5㎝]¥1,162,700(デルヴォー)、バッグ[H17.5×W24×D8.5㎝]¥517,000(グッチ/グッチ クライアントサービス)

内田有紀さんprofile

俳優。1975年生まれ、東京都出身。1992年デビュー。2022年1月号のSTORYの表紙では、18歳の頃のご自身と共演し、話題に。

撮影/生田昌士(hannah)モデル/内田有紀 ヘア・メーク/板倉タクマ(nude.)スタイリスト/竹村はま子 取材/石川 恵 ※情報は2024年9月号掲載時のものです。

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