佐藤ありささん「娘が私の仕事現場で興味を持った職業は…」

現在ドイツ在住の人気モデル、佐藤ありささん。7歳の女の子と2歳の男の子のママとして、子育てに奮闘中の日々をレポート! 第二回は、日本に帰国した夏の過ごし方について教えてくれました。

連載第一回目はコチラ!

佐藤ありささん「ドイツに来て7年やっと出会えた!」ものとは?

私のスマホで娘もあれこれ撮影していました。カメラマン気分かな?

 

娘が初めて撮影を見学に。
仕事を頑張るママの背中、見せられたかな

子どもたちの夏休み期間を利用して、今年の夏も日本に帰国していました。大好きな人たちに会いたいし、おいしいものを食べたいし、日本らしいこともしたい。みっちり詰まったウィッシュリストのなかでも、私のリスト最上位は「仕事がしたい」! ありがたいことにたくさんの撮影に呼んでいただいて、久しぶりのお仕事は本当に楽しくてうれしくて。我ながら生き生きしてるなって実感できた日々でした。

そんななか一度だけ、7歳の娘を現場に連れて行く機会がありました(VERY10月号「コンバース」企画の撮影時)。実家に行けば私が表紙の雑誌が飾られているので(笑)、娘もママの仕事が何なのか知ってはいたものの、物心ついてから撮影現場に同行したのは初。少し前から「モデルになりたい!」なんて言うようになっていたし、初めてのスタジオもきっと新鮮なはず。どんな感想を言うか楽しみにしていたのですが……、帰宅して家族から感想を聞かれても「うーん、可愛かったー」と想定外にあっさり(笑)。でもその後「ママの髪を結びたい」と一生懸命ヘアアレンジをしてくれて。言葉にしなくても初めての世界にきっとたくさん刺激を受けて、もしかしたらヘアメイクに興味を持ったのかもしれません。

娘が撮影した一枚。子どもの前ではこんな笑顔なんだ!と我ながらびっくり(笑)。

今は撮影できるタイミングが限られますが、私は本当にお仕事が大好き! 好きを仕事にできているのは幸せなことだと感じています。だからこそ、子どもたちにも好きなことを見つけてほしい。そのためにいろんな世界に触れさせてあげたいし、好きな仕事を頑張っている親の背中も見せたい。そんな思いがあったので、一度は撮影現場を見てもらいたいと思っていました。
ただ私のほうが、子どもがいると集中できないかな?違う顔になっちゃうかな?と不安もあったのですが、娘は落ち着いて見学してくれて、心配も杞憂に。むしろさらに楽しく撮影できて、連れて行ってよかった! 優しく対応してくださったスタッフの皆さんにも感謝です。

 

お祭りに日本食。会いたい人にも会って
家族全員リフレッシュできました!

お祭りを満喫!かき氷を子供たちと一緒に食べました!

めいっぱい仕事した合間にも、日本滞在を楽しみ尽くしました! 子どもたちにお揃いの甚平を着せて家族で都内のお祭りに行った日も。ドイツでもなるべく日本の季節の行事に触れてもらいたくて、家のバルコニーで手作りお祭りを開催したことがあるんです。日本の百均でポイを買って帰って、ビニールプールでスーパーボールすくいをしたり……。だから、本場のお祭りを経験させてあげられてうれしかった!

バルコニーの手作りお祭りで鍛えられたのか、大量に掬う娘!

日本での食べたいものリストも毎回ぎっしりです。お寿司、焼き肉、うなぎ、ラーメン……いろいろあるなかでも家族全員大好きなのがお蕎麦。ドイツに帰る前日、最後の晩餐として選んだのもお蕎麦でした。ほかにも納豆とかしらすとか、日常的な食材もドイツでは貴重。帰国中にたくさんいただきました。忙しい美玲(桐谷美玲さん)ともごはんできたし、今回の帰国も大充実!

みんなでシェアできる大きなお蕎麦を注文。いつも少食な娘もお蕎麦ならお代わりするんです

ドイツに戻ってきたら、こちらは一気に秋。朝は吐く息が白いほどです。そうそう、久しぶりに前回お話ししたトレーニングに行ったら、みんなに「表情が生き生きしてる! 日本でリフレッシュしたね!」って言われました。自分でも実感していたので、「あ、わかります?」って(笑)。次の帰国を楽しみにまた、ドイツでの生活を頑張ります!

1988年生まれ、北海道出身。2005年「ミスセブンティーン2005」に選ばれ、同誌専属モデルとしてデビュー。数々の女性誌でカバーを飾るトップモデルとして人気を博し、女優やお天気キャスターとしても幅広く活躍。2016年7月に結婚。翌年に長女を出産後、ドイツへ移住。2021年に長男を出産し、現在は二児のママ。Instagramは@satoarisa920

撮影/金谷章平 スタイリング/丸林広奈 ヘア・メーク/廣瀬浩介 取材・文/西原 章