井桁弘恵さんインタビュー「言ったからって叶うわけじゃないけど、伝わらないと始まらない」

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170㎝の長身に、チャーミング

170㎝の長身に、チャーミングな笑顔、そして頭の回転の速さ。これ以上何を望むものが…と思う井桁さんですが、そのキャリアはまごうことなく自分の努力で手にしてきたもの。元々ある素質だけに甘えず、貪欲にしたたかに。その姿勢は、私たちも参考にできるかもしれません。

良くも悪くも、したたかだったと思います

ここまで仕事を続けてこられたの

ここまで仕事を続けてこられたのは、貪欲だったから、かな。あとは意外と先を見ていたというか、良くも悪くもしたたかだったと思います。雑誌もやりたかったし、「ヒルナンデス!」みたいな番組にも出たかった。どうすればそこに繋がるかっていうことを考えていました。結局は、その仕事に携わる人に、やりたい気持ちが伝わらないことには始まらない。どれだけ思っていても意味がないから、こういうインタビューのタイミングで発信したり、交友関係の広いヘアメークさんにどうやったら繋がれるか聞いたり。言ったからって叶うわけではないけれど、興味があるんだって知っていただける方が、やりたい仕事に近づけるかなって思って、そこは貪欲に。あとは何をやりたいかを常に考えていました。

それぞれの仕事において出会いはいくつもありますが、二十歳で「ZIP!」のレポーターの仕事をさせてもらったことが大きかったです。オーディションで選ばれた仕事で、情報番組やバラエティに出るきっかけになった番組でもありましたね。そこで出会ったディレクターさんには今でも仲良くしていただいています。その方も私が「ZIP!」に出始めるタイミングでADからディレクターになられて、キャリアも一緒に積んできた。私が「『ヒルナンデス!』に出たい」っていうことも、ずっとその方に言ってきました。その方自身も「もっとこういう仕事がしたい」とか「こういう役職に就きたい」と話していて、それを叶えてきて、支え合って、お祝いし合って。そういう出会いがあったのも「ZIP!」だったし、大きな転機になったな、と思っています。同じ業種だけど違う職種だから、お互い素直に応援し合える。心強い存在に出会えました。

大事にしているのは、自分から行動すること

自分で動く、言葉にすることを大

自分で動く、言葉にすることを大事にしています。大学時代、映画監督が来てくれる授業のときに、早稲田出身なので是枝監督が講師でいらっしゃったときがあって。授業の後にプロフィールを持って行き渡したこともありました。是枝監督は忘れているだろうし、ご一緒する目標はまだ叶っていないから、結果には結びついていないですけど、それくらいの貪欲さはありました。「何かやらなきゃ」っていうのは常にあったかなって思います。

早稲田出身でメディア系に進んだ先輩方も多くて、みなさんに誘っていただいて、何かしら縁ができるといいなと思っていろんな場にも行きました。その場は単なる同窓会飲みの感じだったけど、後々にテレビ局で再会して、一緒にお仕事させてもらったりとか。そういうちょっとした繋がりって大事にしておくに越したことはないし、そういうところで相談したことが形になることもある。そういうのは意識的にやっていましたね。幼いころから習い事もたくさんさせてもらいました。興味があった、っていうのと、飽き性だったから(笑)。でも結果的にその経験は役者をする上で生きている。やったことのないことをゼロベースでやるよりも、なんでも少しずつかじっている方が、ハードルが下がります。だからたくさん習い事をやっていてよかったなって思うし、今でも興味があることは突き詰められなくてもやってみるって大事だなって思っています。その道のプロにはなれないですけど(笑)。最近は、広く浅くできるのも一種の才能なのかなって思うようになりました。