上沼恵美子さん・69歳「顔は石鹸で洗ったことない」と語る美容の熱いこだわりがスゴい!

20年以上にわたり、関西を中心にテレビ界に君臨してきた上沼恵美子さん。2011年9月号にご登場いただいてから13年。その間、「人生のどん底を見た」と語りますが、’21年にはYouTubeチャンネルを開設し、昨年からは多くのテレビ番組にゲスト出演が続いて存在感を発揮。雑誌の連載もスタートし、今再び乗りに乗っている上沼さんの毒舌が炸裂しました。

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お話を伺ったのは…上沼恵美子さん(69歳)

《PROFILE》
’55年兵庫県生まれ。’71年姉妹漫才コンビ「海原千里・万里」の千里でデビュー。’77年結婚後、芸能界を引退して専業主婦になるも、翌年「上沼恵美子」として復帰。以来、関西を中心に活躍。’94年、’95年に『NHK紅白歌合戦』の司会を2年連続で務め、日本を代表する人気司会者に。’95年スタートの料理番組『上沼恵美子のおしゃべりクッキング』は27年続く長寿番組に。’21年YouTube公式チャンネル「上沼恵美子ちゃんねる」をスタート。

スイカが生きがいなんです。今朝も山盛り食べてきました。昔から大好きで、ひと玉くらいすぐに食べてしまいます。最近は熱中症がどうのこうのと言いますが、スイカが好きな人で熱中症になる人はいないですよ。子どものころは、甘みを増すために砂糖や塩をかけていましたが、今は何もいりませんね。種だけが面倒くさい。でももし種がなかったら気色悪いです。夏休みの絵日記で、種なしのスイカを描いてもぱっとしませんもん。

メイクは、鏡をよく見て自分の顔を知ることから

一週間に2回、化粧水の後の20分間、2,000円のSK-Ⅱのシートマスクを50代から使ってます。この撮影があるから、昨夜と今朝もやったので、今日の顔は4,000円(笑)。褒めるわけやないけど、このパックは最強。目の下のシミが消えました。絶対に効くという気持ちでつけてるから細胞も活性化するんです。

エステも同じ。コロナ禍前までは、たかの友梨さんのとこに通ってました。肌をキレイにしてもらうだけじゃなく、王様の椅子とシャンデリアがあって、素晴らしい音楽がかかっていて、心と体と目を癒せる女の一番の贅沢な時間。値段は高いですよ。でもこれがね、掘っ立て小屋で1回1,300円のエステや1枚10円のパックでは不細工になる気がするの。ご褒美やと思たらいいんです。

逆に化粧水は薬局で1,000円くらいの安物でええの。コットンをびちょびちょにさせて、わーっと滝のように使います。高価な化粧水はもったいないと米粒ほどしかのばさないのはダメ。乳液も安いのをたっぷり使います。

どんなに疲れていても、お化粧はビオレ ふくだけコットン うるおいリッチで必ず落とします。ラクですよ。20枚くらい使いますけど、隅々まで汚れが取れます。顔は石鹸で洗ったことないんです。突っ張るんでね。朝も水で洗顔するだけですね。

お化粧はセルフですが、普段はしません。仕事や人に会うときだけです。家だとライトを当てて明るくして、自分の顔はこうだと知らしめてから始めます。鏡をどれだけ見るかが勝負やと思いますね。たかの友梨さんのファンデはよくのる。ファンデは最初の工程だから、のってなかったらその先進まないでしょ。ファンデで肌が弾けて、次の化粧に行けるんです。パウダーはカネボウのラファイエを若いときからずっと使ってます。カバー力があるので上手に隠してくれます。あまりにものるから、ついつい濃い化粧になって、中華街にいる白い顔の大きなおにんぎょちゃんにそっくりに。

アイメイクはパステル画を描いている感覚です。アイラインもマスカラもスギ薬局で。アイシャドウはのりがいいディオール、顔に凹凸がないので陰影をつけるようにメイクしてます。口紅は元気に見える赤が好きです。

美容整形も、ヒアルロン酸やボトックス注入も、一切やってません。やってる女優さんはすぐわかりますけど、ちっともキレイになったと思わない。ある程度の年齢になったら、鼻が高くて目が大きくても、表情がなかったらダメ。顔立ちよりもケアが大事ですよ。日々のケアは確実に応えてくれますから。年取ったらやっぱり肌のキレイさですやん。

上沼さんの美の秘密

▶︎どんなときも肌を助けてくれるなくてはならない「シートマスク」

友達に勧められて50歳から使い始めたスキンシグネチャー 3D リディファイニング マスク。セパレートになっているのでぴったりフィット。フェイスラインがきりっとします。

▶︎この「ファンデーション」なしではメイクがはじまりません

コロナ禍前までは美容家のたかの友梨さんのエステに定期的に通っていました。こちらのファンデは、どんな高価なものより肌によくのるので、ぺちゃんこになるまで使います。

▶︎大ぶりで華やかな「ジュエリー」が好みです

ピアジェのダイヤモンドの時計は何でもないときに自分のために購入しました。ジュエリーはスワロフスキーが大好き。大きくてキラッとしたガラスにときめきます。

昨年、生き方が輝く60歳以上に贈られるプラチナエイジ賞特別賞を受賞。「賞をもらうって初めてで、それも68歳でいただくのは、“してきたことが正解やったで”と認められたようで、嬉しかったですね」。リーガロイヤルホテル大阪(rihga.co.jp/OSAKA)でのインタビューは、テレビ番組を見ているような贅沢な時間でした。

2024年『美ST』10月号掲載
撮影/彦坂栄治(まきうらオフィス) ヘア・メイク/河口智子(AIC) 取材・文/安田真里 再構成/Bravoworks,Inc.

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