【ユニクロ、ZARA etc.】40代の「プチプラ」の着こなしは、STORYスタイリストの私服コーデが参考になる!

値上げラッシュが止まらない今年の秋冬も、私たちのワードローブに寄り添ってくれるのはやっぱりプチプラブランド。ただ、手に届きやすいというメリットがある分、一歩間違えると人と被ったり、”お値段なり”に見えてしまうという懸念も。大人のSTORY世代こそ、プチプラアイテムも品よくおしゃれに着こなしたいですよね。

そんな時、スタッフの中で話題になったのは、STORYスタイリストたちのプチプラコーデテク! どのブランドのアイテムを、どんな風に着こなせば大人にフィットするのか……ファッションを知り尽くしたプロならではの視点で、コスパブランドの良さを活かした”コーデ格上げ”のヒントを、スタイリストの石毛のりえさんに教えてもらいました。

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教えてくれたのは……スタイリスト・石毛のりえさん

本誌の表紙のスタイリングも手掛け、私生活では小1と小4の男の子の子育てに奮闘中のワーママスタイリスト。アネフォー目線の、無理せず盛れるコーデが「素敵!」とスタッフからの信頼も厚い。

【ZARA】メンズライクなジレは、ドラマチックスカートで品よく格上げ

今季、ZARAで購入したスポーティなジレを主役にしたコーデ。たまたま海外スナップで同じようなジレのコーデを見て気になっていたところ、ZARAで似たデザインを発見して即決でした! カジュアルな印象の中にも、タックの入った丸みのあるシルエットや肩が隠れるフレンチスリーブなど、ほんのり女性らしさがあって色々な印象に振れる便利なアイテム。夏はノースリーブで、秋冬はニットやロンTなどのインナーを仕込めば、シーズンレスで着回せるのも魅力です。

STORY世代の大人は、カジュアル一辺倒になると普段着感が出てしまうので、さりげなく華やかさをプラスした着こなしがマスト。メンズライクな”おじっぽい”ジレだからこそ、フェザーのドラマチックスカートを合わせてドレッシーに格上げしています。シアー素材×メリージェーンのシューズもZARAで購入。トレンド要素満載のアイテムは、ZARAなら取り入れやすい!ゴールドの「Tタイムレス」モチーフを効かせたトッズのレザーバッグでさらに品よく引き締めました。

gilet/ ZARA shoes/ ZARA tops/ Whim Gazette   skirt/ 1er Arrondissement bag/ TOD’S glasses/ EYEVAN 7285 watch/  Cartier すべてスタイリスト私物

―ZARAのおすすめポイントは?

ZARAはキャッチーなデザインで、大人のコーデに刺激を与えてくれるアイテムの宝庫。少し躊躇してしまうようなひとクセあるアイテムをコスパよく手に入れたい時は、必ずZARAを覗きます。ベーシックなTシャツやニット、デニムなどを購入される方も多いと思いますが、他のプチプラブランドよりもトレンド感が強い分、スパイス役になるアイテムが狙い目。リードタイムが早いので、気になったら即購入がおすすめです!

【COS】レディな"サマ見え"ケープを、ダメージデニムでドレスダウン

シンプルだけど、さりげなく目を惹くフォルムのキャメルのケープをメインに、レディライクにまとめたコーデ。上品さの中にモード感も漂うケープは、COSで人気の定番アイテム。青山の店舗にフラッと寄った時に「やっぱり可愛い!」と思い立って購入しました。さっと巻くだけでサマ見えするので、長袖のインナーを仕込まずスリーブレスのトップス感覚で着れば、秋のスイッチアイテムとしても活躍します。

大人世代はコンサバに寄りすぎると老け見えしてしまうので、必ずどこかに抜け感や外しを入れるのがポイント。ダメージ加工のデニムでドレスダウンしつつ、レザーブーツやゴールドのジュエリーできちんと感を足して絶妙なバランスに。ワンツーコーデで単調にならないよう、ブラウンのパッチワークデザインのバッグでアクセントを加えました。

cape/ COS denim pants/  Citizens of  humanity  bag/ TOD’S boots/ NEOUS sunglasses/  EYEVAN 7285 pierced earrings/ HYKE bangle/ Gabriela Artigas すべてスタイリスト私物

―C0Sのおすすめポイントは?

他のプチプラブランドに比べると若干値は張りますが、素材も良質で正統派のデザインが多いのがCOS。UNIQLOよりもデザイン性が高くてZARAよりもエッジィに寄りすぎない、大人にちょうど良いアイテムが揃っています。程よくトレンド感もありつつ手に届きやすい価格帯なので、目的なく訪れた店舗で「これだ!」という出会いがあり即決することも。そんな風に宝探し感覚でお買い物ができるのもCOSの魅力です。 もう1つのおすすめポイントは、人と被らないこと。他のプチプラブランドはどうしても「仕事現場で被ってしまった!」という場面に遭遇しがちですが、COSのアイテムは被り知らず。コスパよく、ちょっと他と差のつくおしゃれを楽しみたい方におすすめです。

【UNIQLO】ジャケット合わせで、ラガーポロシャツを上品カジュアルに昇華

UNIQLOのメンズのラガーポロシャツをインしたジャケットコーデ。とことんカジュアルなトレンドのポロシャツはプチプラで挑戦。深みのあるグリーンとネイビーがベースの、大人も取り入れやすいカラーリングをセレクトしました。被り率の高いUNIQLOアイテムの攻略法は、レイヤードコーデでこなれ感を演出すること。

金ボタンの紺ブレやキャメルのレザーバッグで綺麗め要素をプラスすれば、ご近所感も払拭。チノっぽく見えるパンツは程よい落ち感があり、カジュアルにも綺麗めにも振れる絶妙な素材で全体の繋ぎ役に。キャップやスニーカーでリラックス感は残しつつ、きちんと感も忘れないミックスコーデが完成です。上品さもあってラフで動きやすいので、休日の子どもとのお出かけにもぴったり。

rugby polo shirt/ UNIQLO jacket/  BEAUTY & YOUTH pants/  DES PRES bag/  Bottega Veneta sneakers/  AUTRY belt/  BRILL cap/  L’Appartement necklace/ Pascale Monvoisin すべてスタイリスト私物

―UNIQLOのおすすめポイントは?

私たちのワードローブを支えてくれる定番ブランドと言えばUNIQLO。ベーシックゆえに、お手頃価格で使いやすいメリットはあるものの、人と被りやすいという懸念もありますよね。私も人気の定番商品を着ていたときに、”ユニバレ”したり若い女の子と被ってしまった経験があります。 そんな方におすすめなのは、UNIQLOのメンズコーナーからチェックすること!リラクシーなムードが主流の今、メンズアイテムの方が、ビッグシルエットやネックの開き具合などがトレンドにマッチして、抜け感のあるコーデを作りやすくなります。私はUNIQLOの店舗を回る時には、必ずメンズコーナーからスタート。メンズものは他の女性と被ることも少ないので、UNIQLOの安心感はそのままに、ちょっと面白いアイテムが見つかって楽しいですよ。

撮影/曽根将樹(PEACE MONKEY)<モデル>、清藤直樹<静物>  ヘア・メーク/今関梨華 スタイリスト/石毛のりえ 取材・文/渡部夕子 

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