【本田望結】「誰かのために頑張ること」がモチベーションの秘訣 主演映画『カーリングの神様』ではこれまでのフィギュアの経験がヒントに(後編)
カーリングの世界大会を目指して奮闘する女子高校生たちの友情を描いた映画『カーリングの神様』の主演を務める本田望結さんにJJnetが直撃!女優そして、フィギュアスケーターとしても活躍する本田さんがカーリング選手役に挑戦した作品では「自分がお芝居している映画を見て泣いたのは初めて」というほど、自身の役を客観的に観れたそう。競技シーンも猛特訓で撮影するなどリアルな作品づくりの背景にあった制作秘話やご自身についてもお話を伺いました。前編に続き後編をお届けします。
本田望結(ほんだ みゆ)さん PROFILE
2004 年6月1日生まれ。京都府出身。 3 歳から芸能活動を始め、「家政婦のミタ」(11/NTV)への出演が話題になる。映画「ポプラの秋」(15/大森研一監督) にて初の映画主演など、数多くの映画、ドラマに出演する。近年の出演作はドラマ「らんまん」(23/NHK)、「少年のアビス」(22/MBS)、「ばかやろうのキス」(22/NTV)、映画「それいけ!ゲートボールさくら組」(23/野田孝則監督) 、「きさらぎ駅」(22/永江二朗監督)など。フィギュアスケーターとしても活躍。
――カーリングの世界大会を目指して奮闘する女子高生・清水香澄役を演じられて、ご自身と重なる部分などはありましたか?
本田さん 氷上のスポーツという共通点があるのでカーリングもフィギュアもどちらの選手も同じ考え方になるんじゃないかなと思うんですけど、自分がフィギュアで得た感覚、例えば悔しさとか喜びとかはカーリングの選手も同じだなって香澄を見ていて思いました。本田望結として生きた時間が演じるうえですごく助けになってくれました。香澄を演じるうえでのヒントになったなと思います。香澄はカーリングのリーダー的なポジションで「みんなで一緒にがんばろう!」って言うリーダー像だったんですけど、私自身もそういう場面では孤軍奮闘して「自分がみんなを引っ張らなきゃ」というタイプではなく「みんなと一緒に頑張るぞ」っていうタイプなので、そういう部分が本田望結と香澄が重なる部分だったかなと思います。
――カーリングはチームスポーツなのでフィギュアとはまた違いそうですね。
本田さん そうですね。フィギュアは個人競技なのであまりチームで何かをつくるってことはありませんが、カーリングは仲間と一緒に頑張るというところがすごく輝く競技ですね。
――そんなチームの仲間であるみなさんと過ごす時間も多かったと思います。休憩時間や撮影の現場ではどのような様子でしたか?
本田さん もうみんな本当に「カーリング選手」でした。出会ったのがカーリングで氷の上でしたし、カーリング選手として出会った仲間の様な感覚で、正直「女優さん」という意識が無かったです。みんな本当に自分たちをカーリング選手だと思って練習を積んでいましたし、撮影の休み時間も「リンク使えるかな?」「今練習に行こう!」といって時間をみつけては練習するくらいでしたので、もはや選手であり仲間という感覚でした。
――休憩時間もカーリングを?
本田さん はい(笑)。お昼休憩には長野県での撮影でしたのでお蕎麦を食べたりもして、美味しいご当地の味覚を楽しんだりもしましたが、大概は、例えば1時間休憩があったらご飯を早く食べてすぐに下に降りて練習行こうって感じでした。5人でほんとにずっとカーリングの練習をしていました。とにかくカーリングの練習を大事にしていたので、ずっと氷の上で夢中でトレーニングしていました。試写のときに久しぶりにみんなに会えたんですけど、このシーンがセリフだったのかアドリブだったのかわからないくらい本当にリアルが描かれていたので、みんなもきっと作品を客観的に観れたんじゃないかなと思います。自分が演じているというよりは役として見れた感覚が強かったです。
――フィギュアスケーターとしても女優としてもご活躍の本田さんですが、これまで壁にぶつかったご経験はありますか?また、その際どのように乗り越えてこられましたか?
本田さん 今のところありがたいことに楽しく過ごさせて頂いていて「どん底かも」とか「もうだめかも」って言うような場面を経験したことがまだ無いんですけど。でもいつかその日が来ると思いますし、そのときのために今の自分がいろんな経験をして助けてあげられるようにしたいと思っています。自分のために頑張っているといつか限界が来るので、誰かのために頑張ることでモチベーションを維持することが多いですね。特に家族のパワーはスゴイです! それこそひとりで寂しいなと思ったら家族に会うと自然とパワーが出ます。
――最後に読者へ向けてメッセージをお願いします!
本田さん 自分のお芝居している映画で涙したのはこの映画が初めてでした。それくらいこの映画にはリアルが描かれていますし、実際この作品の舞台である長野県御代田町(みよたまち)に行ったら本当にこの子たちに会えるんじゃないかなってくらい現実と錯覚する作品になっています。どんな子たちなのか映画館に是非観に会いに行って欲しいと思います!
本田望結さんのアザーカットを公開♡
『カーリングの神様』11⽉8⽇(⾦)より 新宿ピカデリーほか全国公開
公式サイト: curlingnokamisama.com
公式Instagram︓@curling.kamisama
公式X︓@CurlingKamisama
配給︓ラビットハウス
【あらすじ】
⾵光明媚な町、⻑野県御代⽥町。本州最古という歴史はあるが、⽼朽化して、かつての活気を失った⺠間のカーリング場で独りストーンを投げる⾹澄。彼⼥は⼩学⽣時代に“最強”と⾔われたカーリングチームの再起動を決意する。この町のため、そしてなにより⾃分たちのためにもう⼀度輝きたいという強い想いを抱える⼥⼦⾼校⽣たち。しかし、かつてのチームのメンバーは集まらず、コーチも断られ、せっかく集まったメンバーは仲間割れと、絵にかいたようなポンコツチーム。だが、彼⼥たちには⽬標があった。⾃分たちの町で⾏われることになったカーリングの国際⼤会のエキシビジョンマッチへの出場。果たして、かつてのチームメイトが所属する隣町の強豪チームを下して出場権を⼿にすることはできるのか……。
【出演】
本田望結
長澤樹 泉智奈津 白倉碧空 / 川口ゆりな
秋山ゆずき 山崎竜太郎 内浦純一
柄本明 六角精児 田中麗奈 高島礼子
監督:本木克英
主題歌:「Sweaty Smell」STU48 キングレコード
製作統括:佐藤耕二 エグゼクティブプロデューサー:岩城レイ子 プロデユーサー:冲永成敬 神林夏樹 大久保昌秀
脚本:谷本佳織 音楽:Akiyoshi Yasuda 撮影:石黒康一 照明:田中雄哉 録音:杉村賢太郎 映像:林航太郎 編集:川瀬功(JSE)
助監督:石田和彦 プロダクションマネージャー:小松次郎 ラインプロデューサー:入交祥子
製作:テレビ朝日 文化工房 博報堂 DY メディアパートナーズ CB 朝日新聞社 BS 朝日 長野朝日放送 メ〜テレ
制作プロダクション:松竹撮影所 製作幹事:文化工房 配給:ラビットハウス
特別協賛:ミネベアミツミ 協賛 フルタクリニック 明治 カーネクスト 特別協力:御代田町 あさまハイランドスポーツクラブ
©2024「カーリングの神様」製作委員会
撮影/TOWA ヘアメイク/大和田京子 スタイリング/志田舞 取材・文/加藤文惠 編集/齋藤菜月
トップス/¥15,400 LE CIEL BLEU
ワンピース/¥31,900 LE CIEL BLEU
アウター/¥46,200 IRENE
▼トップス、ワンピース、アウター分の問い合わせ先
リステア/ルシェルブルー総合カスタマーサービス 03-3404-5370
シルバーイヤカフ/¥2,640 Phoebe
ロングネックレス/¥3,080 Phoebe
▼アクセサリーの問い合わせ先
Phoebe 03-5362-7230
撮影/TOWA ヘアメイク/大和田京子 スタイリング/志田舞 取材・文/加藤文惠 編集/齋藤菜月