野菜高騰の今、平年並み価格でマジで頼れる!「ほうれん」の長持ち保存法と使い切りレシピ
キャベツの値段は257%(平年比)、白菜は273%(平年比)*1 など、いま野菜がとてつもなく高値! これはスーパーで実感しますが、この約3倍という数字を見ると改めて驚きますよね。とにかく、あれもこれも高い野菜ですが、2月下旬からは、ほうれん草、なす、ピーマンだけは平年並みの値段で推移する*2 見通しとのことです。というわけで、いまが旬の冬野菜「ほうれん草」を使わない手はありません。今回は、長持ちさせる保存法と、使い切りレシピをご紹介します。
*1 農林水産省が実施した「食品価格動向調査(野菜)」(令和7年2月17日の週‐2月17日~2月19日‐の調査結果(全国平均))による。 *2 農林水産省 「野菜の生育状況及び価格見通し(令和7年2月)について」より
こちらの記事もおすすめ
目次
- 【切る・ゆでる】だけの下準備
- 3日間は何とかなる!使い切りアレンジ
【切る・ゆでる】だけの下準備
買ってすぐにしなびがちな「ほうれん草」は、すぐに下準備しておくと、いろんな料理にちょい足しできて万能!
ほうれん草には、えぐみや渋みの原因となるシュウ酸(アク)が含まれているため、ゆでたあとは、必ず水にさらしてから水分を絞ります。カットしたあとに、さらに水分が出てくるので、もう一度しっかり絞ってから保存することが大切。
《切る》
根元を切り落とし、葉と茎のそれぞれを輪ゴムでまとめてから2つに切ります。
《ゆでる》
沸騰したお湯に塩を溶かし茎を先に入れ、10秒経ったら葉も入れ、さらに30秒ゆでます。
《じゃぶじゃぶ水にさらしてアクを抜く》
冷水にとったあと、流水にさらします。水分を絞り、2〜3㎝の長さに切って、もう一度水気を絞ります。
【冷蔵庫で4日間保存】
保存容器にペーパータオルを敷いてから立てて入れると長持ち。立てて入れると水分が落ちやすい
3日間は何とかなる!使い切りアレンジ
さまざまな料理にアレンジできて、朝昼晩に大活躍! 栄養バランスを整えたいときにも、気軽にちょい足しできる心強い味方です。
【1日目】ほうれん草のココット
ココットにベーコンとほうれん草を入れてマヨネーズを絞り、卵を割り入れます。ようじで卵の黄身に穴をあけてから、塩、こしょうと溶けるチーズをかけて、オーブントースターへ。
【2日目】わかめナムル
ほうれん草に、一口大に切ったわかめを加えたあと、ごま油、白いりごま、鶏がらスープの素、おろしにんにく少々と混ぜ合わせます。糸唐辛子を散らして、見た目も食感も楽しく!
【3日目】ほうれん草の親子煮
鍋に鶏ひき肉と希釈しためんつゆを入れて火にかけます。ひき肉に火が通ったら、ほうれん草を加えたあと、溶き卵を回し入れ、蓋をして弱火で好みの硬さになるまで加熱します。
\教えてくれたのは/
Martist滝野香織さん
管理栄養士として企業へのレシピ提案なども行う、子育て中のママ。食器集めが好きで、今回の撮影で使った食器やカトラリーはすべて滝野さんの私物。
Mart2021 3月号 献立ストレスから自由になれる「下準備」テクニック より
撮影/鮫島亜希子 調理/滝野香織 取材・文/田島えり子 編集/松田睦美 構成/上原奈緒