【JJドラマ部】2025年冬ドラマ「この俳優がすごかった!」BEST⑦【ネタバレあり】

『御上先生』(TBS)公式ホームページより
豊作だった2025年冬ドラマもいよいよ最終回を迎える3月。作品が面白いからという理由で視聴するのが普通ですが、「この俳優の演技を観たいから」という理由で観続けるドラマもありますよね。ドラマオタクのコラムニスト小林久乃と元JJ編集長イマイズミが、このクールで印象に残った俳優を7人ずつピックアップしました。
【コラムニスト小林久乃が選んだ俳優】
・森本慎太郎『アイシー~瞬間記憶捜査・柊班~』
・角田晃広『ホットスポット』
・松坂桃李『御上先生』
・小芝風花『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』
・MEGUMI『それでも俺は、妻としたい』『プライベートバンカー』『ペンション・恋は桃色3』『ホットスポット』
・迫田孝也『御上先生』
・上沼恵美子『問題物件』
【元JJ編集長イマイズミが選んだ俳優】
・高石あかり『アポロの歌』『御上先生』
・内田理央『問題物件』
・角田晃広『ホットスポット』
・志尊淳『日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった』
・斎藤工『ペンション・恋は桃色3』
・磯村勇斗『クジャクのダンス、誰が見た?』
・金子大地『晩餐ブルース』
『ホットスポット』の宇宙人・高橋こと角田晃広がすごかった!
元JJ編集長イマイズミ(以下、イマ):今回のJJドラマ部対談は、2025年冬ドラマの中で演技が印象的だった俳優をピックアップする回です。
コラムニスト小林久乃(以下、小林):それぞれ7人ずつ挙げましたけど、かぶったのは『ホットスポット』(日本テレビ系)で宇宙人・高橋孝介を演じた角田晃広(東京03)だけでした。ついに最終回を迎えましたが、最後まで「高橋劇場」でしたね。
イマ:宇宙人であることをバラしていいか聞かれた時の「…特別ね」の口調やタイミングが絶妙ですよね。
小林:過去に映画『怪物』(2023年)で小学校の教頭役として起用されてますが、是枝(裕和)監督がセリフの間合いの取り方が素晴らしいって絶賛していました。
イマ:天性のものもあるんでしょうけど、やっぱりコント師としてのキャリアが生きてますよね。バカリズム脚本作品は『侵入者たちの晩餐』(2024年/日本テレビ系)に続いて2作目の出演。能力系の力を使うとハゲてしまうのを気にするキャラという設定だったので、わりと額の広い角田さんが選ばれたそう。
小林:まあ、それだけじゃないでしょうけど(笑)。俳優としてのブレイクのきっかけは『半沢直樹』(2020年/TBS系)の出演ですが、まさか『大豆田とわ子と三人の元夫』(2021年/関西テレビ・フジテレビ系)で、松田龍平(田中八作役)と岡田将生(中村慎森役)と並ぶ元夫の一人を任されるとはね…。
イマ:器の小さい人役ということで『ホットスポット』の高橋さんと共通してますよ(笑)。
小林:コミカルな役だけじゃなくて、思いっきりシリアスに振ったときは泣かす演技もできちゃうのが角田さんの凄いところ。もう今は見られないけど、サントリーの成人の日のCM「大人じゃん・05編」で成長していく娘を見守る父親役を演じているんですが、これはホントに泣けました。
イマ:あのCMを見たら、娘がいるお父さんは全員号泣ですね。次は一切ボケない役の角田さんも観てみたい!
令和なのに昭和の薫りがする男・森本慎太郎
小林:さて、ここからはそれぞれ推しの俳優を挙げていきますが、私は『アイシー ~瞬間記憶捜査・柊班~』(フジテレビ系)で熱い気持ちを持つ若手刑事・穂村正吾を演じていた森本慎太郎くんです。
イマ:『だが、情熱はある』(2023年/日本テレビ系)の山里亮太役は素晴らしかったですね。
小林:『だが情』ではお笑い芸人、『ナンバMG5』(2022年/フジテレビ系)では硬派なヤンキー、映画『正体』(2024年)では日雇い労働者と、泥臭さや汗臭さを感じる役がハマるんですよ。
イマ:『ザ!鉄腕!DASH‼』(日本テレビ系)でユンボの運転もしてたけど、似合ってたなー。
小林:そんな森本くんが『アイシー』ではびしっとスーツを着た刑事を演じてたんですけど、『太陽にほえろ!』(1972年/日本テレビ系)か『西部警察』(1979年/テレビ朝日系)かよってくらい昭和感があった! アイドルっていうより石原プロ所属的な(笑)。
イマ:身長は平均くらいなんだけど、ガタイがいいから迫力がありますよね。今どきのひょろっとした若手俳優だと、あそこまで刑事としての説得力はないかも。
小林:令和であの昭和っぽさを出せる俳優は少ないから、今後も映画やドラマで引っ張りだこでしょう!
大ヒットドラマ『御上先生』からは3人をピックアップ!
イマ:そして私が推すのは、2025年後期朝ドラ『ばけばけ』(NHK総合)のヒロインが決まった髙石あかりちゃんです。出演している『御上先生』(TBS系)ではちょっと地味な役(千木良遙)だなーと思ってたら、ちゃんと最終回に見せ場が用意されていました。手塚治虫原作のSFドラマ『アポロの歌』(MBS・TBS系)では、主人公・近石昭吾(佐藤勝利)が転生するたびに違うキャラクターになってあらわれる女性なんですけど、バーの店員、歌手、そして合成人(人間が作り出したクローン)の王様まで演じています。
小林:ひとつのドラマでそれだけ違う役を演じ分けられるのは俳優としての力がある証拠。イマイズミさん、『わたしの一番最悪なともだち』(2023年/NHK総合)あたりからずっと彼女のこといいって言ってますね。
イマ:演技だけではなくて、『ベイビーわるきゅーれ』(2021年)シリーズではアクションをこなすし、『アポロの歌』では歌も上手かったし、まだまだ底が知れない感じがします。
小林:朝ドラのヒロインは、橋本環奈(『おむすび』)、浜辺美波(『あんぱん』)ときて彼女だから、知名度の点では大抜擢と言えますね。
イマ:プロデューサーは最終オーディションで彼女が部屋に入ってきた時に「この人なんだな」と思ったらしんですけど、わかる、わかるわー。
小林:推しまくりますね(笑)。私は同じく『御上先生』から松坂桃李(御上孝役)と迫田孝也(溝端完役)を挙げました。
イマ:迫田さん、いいですよねー。スピンオフでやってるポッドキャスト番組『隣徳学院! 放課後ポッドキャスト』聴きましたか? 迫田さんはほとんど生徒との絡みがない役なんですが、生徒役の俳優を相手にパーソナリティー歴20年みたいな感じで、めちゃめちゃ流暢に番組を回してるんですよ。よくこの人をキャスティングしようと思ったなー。
小林:日曜劇場は7回も出てるし、現場の待ち時間とか飲み会でずっと喋ってたのを見つかったんじゃないですか?(笑)。
イマ:日曜劇場もそうですが、映画『ザ・マジックアワー』(2008年)、大河ドラマ『真田丸』(2016年/NHK総合)、舞台『酒と涙とジキルとハイド』(2014年)など、三谷幸喜作品の常連でもあります。
小林:『御上先生』では理事長の腰ぎんちゃくとして右往左往する役で、『ホットスポット』の高橋さんに通じる器の小さい男を好演しています。
イマ:『VIVANT』(2023年/TBS系)の時も天才ハッカー・飯沼愛(太田梨歩)に卑劣な行為をする小悪党役でしたもんね。
小林:あれで相当好感度が落ちたって本人も言ってましたが、今回は改心したんで大丈夫そう(笑)。そして、松坂桃李! 『御上先生』は松坂桃李が中心にドンといるから他のキャストが映えるんですよ。生徒を見るときの一見冷たいようで実は温かい眼差しとか、座長としての安心感が半端ない。
イマ:2027年大河ドラマ『逆賊の幕臣』(NHK総合)ではついに主演を務めます。主人公の小栗忠順は天才的なエリート官僚で、明治政府の近代化政策はほとんど小栗の模倣だったと大隈重信に言わしめた人。
小林:一見鼻につきそうな人物ですね。今回の『御上先生』も東大卒のエリート官僚の役ですが、どこか品の良さ、人の好さを感じさせるのが松坂桃李。以前、取材で会ったときも、きちんと立ち上がって挨拶してくれたし、お土産のお菓子もちゃんと口にしてくれたし、本当に神対応でした。
イマ:事前に好きだって聞いたから用意したのに食べてくれない人が多いなか、確かにそれは神ですわ(笑)。
小林:ドラマの番宣で『バナナマンのせっかくグルメ!!』(TBS系)でも楽しそうに出演してたし、俳優じゃない仕事も全力でやる姿は好感が持てます。
イマ:バラエティー番組って素が出ちゃうから、嫌々出てるとすぐわかりますよね。戸田恵梨香は本当にいい人と結婚したと思います。
コミカルな演技に磨きがかかった内田理央
イマ:続いて私は『問題物件』(フジテレビ系)に出ていた内田理央(若宮恵美子役)を推します。『来世ではちゃんとします』(2020年/テレ東系)ではセフレが5人もいるセックス依存系の女子という役でしたが、ギリギリ下品にならないコミカルな演技が良かった。このドラマでも彼女の演技は大げさなんだけど鼻につかないし、上川隆也(犬頭光大郎役)との掛け合いも息がピッタリ!
小林:私、ちょっと苦手なんですよね、彼女…。『おっさんずラブ』(2016年/テレビ朝日系)あたりまでは良かったんですけど、最近はなんかあざとい感じがして。
イマ:それ、役と関係ないじゃないですか(笑)。
小林:ていうか、髙石あかりといい、イマイズミさんって、ああいう目の大きい子がタイプなだけなんじゃない?
イマ:タイプの顔は田中裕子や黒木華なんで、そういう理由で推したわけじゃないです!
小林:そういえば、『問題物件』には上沼恵美子がゲスト出演していましたが、凄いインパクトでした!
イマ:後半も出るのかと思ったら冒頭の一瞬だけっていう。
小林:上沼さんが上川隆也に向かって「あなた私のめちゃめちゃ好きな役者さんにそっくりよ~」って言うセリフがありましたが、あれは事実なんですよ。昔『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)で、上沼さんが会いたい人として上川隆也が登場したことがありました。
イマ:なんか唐突な出演だなと思ってたけど、そういうことだったのかー。
小林:私、radikoプレミアムに入ってて、上沼さんの番組を毎週楽しみにしてるくらい好きなんですよ。今年の6月に新曲を出すんですけど、握手会あったら行こうかな…。
イマ:ぜひ行ってらっしゃい!
俳優以外にもマルチな才能を発揮する2人をセレクト
小林:今クールのMEGUMIの働き方、ヤバくないですか?
イマ:『ホットスポット』、『それでも俺は、妻としたい』(テレビ大阪・BSテレ東)、『プライベートバンカー』(テレビ朝日系)、『ペンション・恋は桃色3』(フジテレビ系)と、連ドラ4本出演!
小林:以前、インタビューしたときに「『ワンピース』(集英社)のルフィーって凄くないですか?『海賊王におれはなる!』ってフレーズひとつで突き進むじゃないですか。だから、私も『女優になる!』って言い続けてるんですよ」って答えていたんですけど、まさにそれを実現してる。
イマ:撮影時期は違うんだろうけど、こんなにたくさん出るの大変でしょうね。
小林:4本も出ているけど、『ホットスポット』ではスナックのママだからメークが濃いめで、『それでも俺は』ではクレジットカード会社の社員だからさっぱりした感じと、メークを変えてるから、ちゃんと印象が違うんですよ。
イマ:そんなに忙しいのに金沢でカフェも経営しています。
小林:Netflixでヤンキーが主役の恋愛リアリティーショー『ラヴ上等』を企画したりと、プロデュースの才能もあるんですよね。バラエティー番組に出ればキレッキレのコメントをするし。
イマ:求められていることを瞬時に判断して表現できる能力が高いんでしょうね。そりゃオファーが殺到するはず。そして、MEGUMIが出ていた『ペンション・恋は桃色3』の主演を務めた斎藤工を推したいです。
小林:斎藤工ってなんか掴めない人だよね。
イマ:俳優としての顔もあるけど、映画の監督やプロデュースなど制作者としての活動も多い。この前、『大きな家』(2024年)っていう彼がプロデュースした児童養護施設を舞台にしたドキュメンタリー映画を観に行ったんですよ。とても良かったんですけど、「良かった」という感想だけでは終わらない、いろんな感情が押し寄せる作品でした。この映画、児童養護施設の子供たちが顔出しをしてるので、プライバシー保護のために配信もDVDもない。
小林:ということは、収益は映画館の興行収入だけってことか。そのリスクを背負ってまでこの映画を作る理由が彼にはあったってことですね。
イマ:『ヒヤマケンタロウの妊娠』(2022年/Netflix)では彼の提案で撮影現場に託児所を作ったり、被災地で移動映画館「シネマバード」を開催したりと、なんか真面目で熱い男ですよね、斎藤工って。
小林:そういう活動に自腹切りまくって貯金なさそう。だからかな、彼にはどこかインディーズっぽさを感じます。そういえば、昔、ダウンタウンの『笑ってはいけない』(日本テレビ系)でサンシャイン池崎やってませんでした?
イマ:そうそう、あの衣装を着て『イエェェーーーーイ!』って叫んでた(笑)。テレ東のドキュメンタリー番組『MASKMAN』(2018年)では、人印(ピットイン)という覆面芸人としてR-1ぐらんぷりの予選に出てるんですよね。何事も全力すぎる…!
小林:角田さんのようにお笑い芸人が俳優をやるのはよくあるけど、逆は珍しい。
イマ:そんな全力すぎる彼が『ペンション・恋は桃色3』ではめちゃめちゃリラックスしてヨシオ役を演じてるのにほっこりします。居酒屋のシーンでは酒飲んで世間話を喋ってるだけだし、素に近そうな感じがまたいい。
性別を超えた役を演じる若手俳優に注目
小林:私も入れるかどうか迷ったんですが、イマイズミさんは志尊淳を挙げていますね。『日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった』(フジテレビ系)で、あの志尊淳がシングルファーザー役で自分のこと「おじさん」って言う日が来るなんて!
イマ:『西園寺さんは家事をしない』(2024年/TBS系)の松村北斗もそうでしたが、本当は子供いるんじゃないの?ってくらいのリアリティーのある父親役でした。直近で主演を務めた『フェルマーの料理』(2023年/TBS系)の孤高の天才シェフ・朝倉海とのギャップが凄い。
小林:私が彼の演技で衝撃を受けたのは、NHKドラマ初主演の『女子的生活』(2018年/NHK総合)でした。彼が演じたのは、見た目と心は女性なんだけど、生物学的には男性で、恋愛対象は女性というトランスジェンダー。
イマ:ん? ちょっと聞いただけで難しそうな役…!
小林:テーマも新しかったし、ドラマ自体も面白かったんですよ。
イマ:同じく若手の実力派俳優でいうと『クジャクのダンス、誰が見た?』(TBS系)で手段を選ばない狡猾な週刊誌記者・神井孝を演じた磯村勇人も良かった。あちこちに出没して事件を引っかき回すけど、実はジャーナリストとして信念を秘めてるんじゃないかと思わせる、どこか憎めない役。『不適切にもほどがある!』(2024年/TBS系)のムッチ先輩と比べると、一気に知能指数が上がった感じ(笑)。
小林:『きのう何食べた?』(2019年/テレ東系)で演じた、わがままな性格のジルベール(井上航)も印象的でした。
イマ:あのドラマ、俳優みんないいんですけど、個人的にはジルベールの再現度が一番だと思ってます。出てきた瞬間に「うわ、ジルベールがそこにいる!」って思いましたもん。
小林:イマイズミさん、『晩餐ブルース』(テレ東系)の金子大地も挙げていますね。
イマ:彼はくっきりとした主張が強い顔をしてるんですが、演じるのは繊細な役が多いんですよね。このドラマでは仕事で挫折してニートになっている元料理人・佐藤耕助。そして『鎌倉殿の13人』(2022年/NHK総合)では御家人たちと対立して次第に孤立していく源頼家。そういう、どこか陰がある役をやるときは抜群にいい。
小林:彼が初主演したドラマ『腐女子、うっかりゲイに告(こく)る』(2019年/NHK総合)で演じたゲイの高校生役がすごく良かったんですよ。あまりに感動して、彼のファースト写真集を作りたくなっていろいろ動いたんだけど実現しなかったなー。あれは今でも心残り。
イマ:3人に共通するのは性別不合の役を見事に演じているところ。
小林:そういう役は演技力がある人をキャスティングしないと大事故になりかねないしね。
大河で印象が激変した実力派俳優・小芝風花
イマ:そして、小林さんは大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』(NHK総合)で瀬川を演じた小芝風花を挙げていますが、第10回「『青楼美人』の見る夢は」は見せ場でしたね。蔦重(横浜流星)への思いを断ち切って練り歩く花魁道中のシーンは切なかった…!
小林:CANMAKEやランチパックなどのCMや、いい子ちゃん役が多かったせいか、明るくてクリーンなイメージが強かったけど、この大河で印象が激変しました。花魁のちょっとした仕草もびっくりするくらい艶っぽかった。
イマ:中2までガチでフィギュアスケートをやってたから、指先まで神経の行き届いた演技ができるんでしょうかね。
小林:この前、彼女が『あさイチ』(NHK総合)のプレミアトークに出たときに、オープニングでイヤリングが片方外れたんですよ。そしたら、ぱっと両方外してポケットにしまって、何事もなかったようにトークを始めていて。現場の対応力もただ者じゃない!
イマ:『波よ聞いてくれ』(2023年/テレビ朝日系)、『あきない世傳 金と銀』(2023年/NHK総合)、『大奥』(2024年/フジテレビ系)、『GO HOME~警視庁身元不明人相談室』(2024年/日本テレビ系)と、ここ2年、主演として座長を務めたドラマが続いています。
小林:そのあいだに助演でもいくつか出てるから、一体どんだけ働くのかと…。
イマ:今回ピックアップした俳優はみんな「役の幅がとんでもなく広い」、「見ないクールはないくらい出演してる」が共通しています。
小林:人気者はやっぱりオファーが途切れないですよね。たまに『西園寺さん』の松本若菜のように、ヒット作に恵まれるとその後オファーが急増するパターンもあります。
イマ:これから始まる4月ドラマは、そんなブレイク俳優が出てくるかどうかも注目していきましょう!

小林久乃(こばやし・ひさの)コラムニスト、編集者。正々堂々の独身。中学生から地上波ドラマを愛して30年以上、筋金入りのオタク。好きが高じてついには『ベスト・オブ・平成ドラマ!』(青春出版社刊)を上梓した。ラブストーリーが好きで、特に禁断の恋がテーマとなると視聴熱が俄然、盛り上がる。公式HPはhttps://hisano-kobayashi.themedia.jp
元JJ編集長イマイズミ 女性誌『CLASSY.』『JJ』の編集長を歴任。1クールの地上波ドラマを全録画するようになったのは、編集長になった13年ほど前から。「仕事で新しい俳優、タレントさんを覚えるため」というのが理由だったけど、見事に大ハマり。ホームドラマとラブコメ好き。韓国ドラマもやや中毒。

イラスト/lala nitta