【夜中に何度も目が覚めてしまう】58歳がプロの教えで睡眠を改善してみたら…
加齢とともに睡眠の質は低下。総睡眠時間や深睡眠が減り、中途覚醒が増えるデータも。今回は一晩に2回以上目が覚めてしまう美STライターの睡眠改善方法をご紹介!
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朝までに途中で何度も目が覚めてしまいます

【平均睡眠時間:6時間】
撮影などの仕事や親の介護で忙しく、睡眠時間を削りがち。5年ほど前から夜中や朝方に2〜3回は起きてしまうように。
Before
日中困っている悩み
午前中の仕事と家事がはかどらず予定変更もイライラして食べすぎてしまう
今まで試してみたこと
ガーゼの長袖パジャマホップが安眠にいいと聞きノンアルビールを
タイムスケジュール
7:00 起床
8:30 朝食
9:00 家事
10:00 義母宅へ
14:30 仕事へ
20:30 帰宅
21:30 夕食
24:00 入浴
1:00 就寝
3:00 トイレに起き、寝る
5:20 トイレに起き、寝る
After

今回やってみたこと
【夜のカフェインを控えて眠りを意識ベッドでの呼吸法でリラックス】
鼻から6秒かけて息を吸い、口から6秒かけて吐く。ゆっくりと呼吸に意識を向けリラックス。左から、カフェインフリーで、カモミール等配合。オーガニックブレンドハーブティグッドスリープ (12包入り)¥1,836(ニールズヤード レメディーズ)バレリアン&ギャバ ぐっすり時間 ¥1,566(ファンケル)
こう変わった!
夜中に2〜3回起きていたのが1回に。睡眠時間も1時間多くなり、目覚めもスッキリ。朝から活動可能に。
タイムスケジュール
7:00 起床
8:30 朝食
9:00 家事
10:00 義母宅へ
14:30 仕事へ(駅は階段使用)
20:30 帰宅
21:30 夕食
22:30 入浴
24:00 就寝
3:00 トイレに起き、寝る

就寝前ギリギリまで考え事が多いせいか、睡眠が浅いと感じています。今回、大好きな緑茶を夕方以降はハーブティーに替え、寝る前に「数息法」でリラックス。夜の睡眠を意識した生活にシフト。朝方起きることはありますが、比較的朝までゆっくりと眠れています。目覚めも良く、朝から仕事がはかどるように。
適度の運動や「数息法」で緊張の軽減を

青山・表参道 睡眠ストレスクリニック
ストレスや緊張でも中途覚醒しやすくなるので、「数息法」がお勧めです。飲酒は寝つきを良くしますが中途覚醒の原因になるため禁酒あるいは節酒をしましょう。日中の軽く汗ばむ程度の運動習慣も一案です。階段を使う、一駅分歩くなどできる範囲での運動改善を。
日本睡眠学会総合専門医・指導医、日本睡眠学会評議員。東北大学大学院医学系研究科修了(医学博士)。東北大学病院精神科で助教、外来医長を務めた後「睡眠総合ケアクリニック代々木」院長を経て、’17年開院。’14年に全米ナルコレプシーネットワーク最優秀研究者賞を受賞。著書に『仕事が冴える眠活法』(三笠書房)他。
※個々の原因は様々で単一の症状に対して「これをやれば改善する」というものではありません。睡眠状態に影響を与えるものの見極めはクリニックに相談を。
2025年『美ST』4月号掲載
取材/大佛摩紀 イラスト/ノグチユミコ 再構成/Bravoworks,Inc.
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