4月スタートがいい!【ジャーナリング】って?1日15分の「書く瞑想」5つの効果
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ポジティブでヘルシーなオーラを放つCLASSY.読者の間で大流行中の〝ジャーナリング〟を知っていますか? ストレスがぐんと減るだけではなく、夢が叶うという声もたくさん! 今回はその方法をご紹介しちゃいます!新生活のタイミングでもある4月にスタートしてみてはいかが。
“書く瞑想”ジャーナリングとは?
思い浮かんだことを書くことでストレスを減らし、メンタルヘルスが向上します。また、書き出すことで自分の考え方や感情、物事を可視化できるようになるため、そこから気づきや発見が得られるように。思考もポジティブになります。
【ジャーナリングの5つの効果】

自分の感情や考えを書いて可視化すると、頭と心が整い、自分らしい人生を送ることができるように。続けることで自分を深く知れるため、行動習慣も思考習慣もそして人間関係まで変わります。また、日々の生活が整うのもメリットです。
【なぜ手書きがいいの?】
手書きは脳に創造・洞察刺激を与える効果があるということが脳科学の実験で証明されています。脳の「大脳基底核」は運動神経で刺激されるので、手書きだとアイディアが湧きやすく、直感や感情も芋づる式に出てきやすくなります。
『書く瞑想』著者 古川武士さん
日本で唯一の習慣化をテーマにしたコンサルティング会社を設立。これまでに24冊を出版。『書く瞑想 1日15分、紙に書き出すと頭と心が整理される』(ダイヤモンド社)はヘルシー思考のCLASSY.読者からも支持される。
ウェルビー女性たちは今、ジャーナリングに夢中!
アンジェリカさん(アパレルブランド経営)

「夢が猛スピードで叶っていく“書き出す”ってすごいんです」
「大学卒業後、夢だったアクセサリーブランドを立ち上げるために一人福岡から上京しました。起業するなら東京の方がいいだろうと出てきたものの、何からやればいいか分からないし、友達もいなくてひとりぼっち。そんな時に出会ったのが“モーニングメソッド”について書かれている本でした。そこには朝の時間を大切にすることの素晴らしさやジャーナリングで自分と向き合うことで人生がぐんとよくなるということが書かれていました。
他にも似たような本を何冊か購入し、実践してみると、人生が回り出したんです。夜は携帯をいじって、なんとなく映画を観て…というような生活だったのですが、その時間を自分の頭に浮かんだことを書き出すという時間に充てることで、自分の目標がよりはっきりしました。
その中でヨガの資格を取るという目標ができ、今では収入まで得られるように。ジャーナリングを始めて4年経ちますが、今では自分にとって必要なこととそうでないものを見極められるようになり、日々気持ちよく生活ができています。
夜は10時に寝て、朝は4時に起きる。窓を開けて自然の音を聞きながら瞑想をして、ヨガをする。それからジムで筋トレ。朝ご飯を食べて、読書、ジャーナリングをしたら、12時くらいから20時までは自分のブランドの仕事。もう一つの目標だった、自分のフィットネスブランドも立ち上げることになり、最近は二つのブランドのことを考える毎日。書くことで夢がどんどん叶っています」
日々のタスクと長期目標の2冊を使い分け

家でジャーナリングをするときは白のシンプルなデザインのノートを使っていますが、書いたものをiPadに読み込んで忘れないように持ち歩いたりも。
佐々木初音さん(ヨガインストラクター)

「休職と失恋が重なった時に始めた“書く習慣”が人生を変えてくれました」
「-辛い・しんどい・眠れない- 頑張りすぎたことからドクターストップがかかり、休職を余儀なくされたのが4年前。インターネットに冒頭の3つのキーワードを入れて出てきたのが“心を楽にする3選”というような動画でした。
当時の彼と別れたばかりで身も心もボロボロ。友達にも重い話ばかりをするのは申し訳ないという気持ちがあって、一人でどうにかしたくて…藁にもすがる思いで見つけたその動画で紹介されていたのがジャーナリングとヨガ、そしてメディテーション(瞑想)でした。
早速挑戦してみたものの、当時悩みが多すぎた私にはメディテーションは難しくて。でも他の二つは続けることができました。ジャーナリングは、頭に思い浮かんだものをただひたすら書くだけでしたが、そのうち毎日のタスクも書き留めるように。
私はやりたいことが多いので、頭の中がぐちゃぐちゃになりがちなのですが、書き出すことで整理ができるし、忘れずに行動できる。
さらに慣れてくると長期的にやりたいことまで書くようになりました。毎日書き出して、自分と対峙すると「ずっとヨガをやっていたい」「もっとゆったりとした場所に住みたい」ということがわかって、会社を辞めました。
最初はストレスを軽減する目的で始めた書く瞑想が、いつの間にか目標を見つけるツールに、そして目標を叶える道標に。今、私はヨガ講師で、海の近くに住んでいます」
ノートはロルバーンのログチャートがおすすめ

ノートはRollbahnのログチャートというシリーズのもの。縦軸のログチャートに毎日のやるべきことを書いて、できたものにはチェックを入れています。
松岡香蓮さん(ヨガインストラクター・歯科衛生士)

「自分にも人にもモノにも優しく人生の軸がより確かなものに」
「ジャーナリングを始める前は感情的になってしまうこともありました。でも頭に浮かんだことをどんどん書き出すことで心が穏やかに。それだけではなく、日々のタスクも書き出すようになり、効率よく行動できるようにもなりました。その日にやるべきことを整理してスムーズに行動できる方法を考えることで、1日をより計画的に過ごせています。SNSに時間を取られることもなくなり、無駄な時間がグッと減ったのもよかったことの一つです。今ではすっかり習慣化しましたが、もともと書くことが得意だったわけではありません。きっかけは母が“10年日記”なるものをつけていて、それを私にも勧めてくれたこと。それが“書く”きっかけになり、少しずつ“書く”ということが当たり前に。そして3年くらい前にヨガの先生がインスタライブで紹介されていた“ジャーナリング”スタイルに切り替えました。意気込んで始めたわけではないですが、やってみると頭が整理されて、とても心地良くて。私の場合は毎日ではなくて週に3〜4回くらい、時間も決まっていないですが、続けることでイライラすることがなくなりました。自分にも人にも、そしてモノにも優しくなりました。これは私がやっているシヴァナンダヨガの考え方の一つ“非暴力”につながっているなあと感じます。無理せず、自分のペースで行うこの習慣は、私の軸をより強くしてくれていると実感しています」
思いついたものを数珠繋ぎに書き連ねる

毎日ではなく週に3〜4回、ご飯が炊けるまでなど、隙間時間で行っています。思い浮かんだことを芋蔓式に単語で書き出すだけで頭がクリアに。
充電・放電ログを初めてみよう!簡単5ステップ♡

1.瞑想(1分)
まずは心を落ち着かせます。自分が“今ここにいる感覚”を作ることが大切です。タイマーをつけて1分のアラームが鳴るまで目を瞑り、深呼吸を。このタイミングで深く瞑想する必要はありません。あくまで瞑想をする前の切り替えです。
2.放電ログ(3分)
1日の中で心のエネルギーを下げた出来事とマイナスの感情を書きます。不安、葛藤、焦り、自己嫌悪、怒り、劣等感など、自分が感じたネガティブな感情を掘り起こしていきましょう。箇条書きで大丈夫!文章にする必要はありません。思いつくままにどんどんノートに書き出していいですが、時間制限があるので、目安としては5つくらいがおすすめです。
Point!
1日の出来事を振り返ってマイナスの感情になったことを思い出しましょう。仕事や家庭で起きた気掛かりなことなど、なんでも書き出して。
3.放電セルフトーク(4分)
「今何がいちばん嫌なのか」「何が辛いのか」などを自分に問いかけながら書き出していきます。頭で考えずに芋づる式に湧いてくる心のつぶやきを拾いながら、ひたすらノートに書き出していきましょう。ここでは文章で書いていって。たくさんのことについて書くよりも、一つのことを書き出したらそれについて深く書いていくのがおすすめです。自分のネガティブな感情に対してなぜそう思うのか、自分の中で解決策が見つかっていない状態でもその旨をノートに書き出しましょう。
Point!
マイナスの感情の理由がわからなくても書き出すことが解決の糸口になります。取り止めのないことでもとにかく全部ノートに書き出すことが大切です。
4.充電ログ(3分)
心のエネルギーを上げた出来事とそのプラスの感情を書きましょう。楽しいと思ったこと、嬉しいと感じたこと、感謝したことなどをここに。こちらも箇条書きで5つほどを目安にして。
5.充電セルフトーク(4分)
「今、いちばん良いと感じていることは何か?」と自分に問いかけて書き出しましょう。文章にして書くのがポイントです。プラスの感情で終えることで気分も良くなります。
Q.朝と夜のどちらの時間に行いますか?
ライフスタイルによるのでどちらでも構いませんが、迷っているなら朝がおすすめ。心が整い、良い気持ちで1日をスタートさせられます。また突発的な用事が入りにくいという利点もあります。
Q.どうしたら毎日続けられますか?
ダラダラやらず、時間を区切ることです。時間制限を設けずに行うと、いつまでもやり続けてしまい、そのうちそれが億劫になって「今日は時間がない」と挫折する原因になります。また、自分のライフスタイルにあった時間帯を探ることも大切です。
\充電・放電ログの例/

鈴木悠華さんがジャーナリングに初挑戦!
ジャーナリングを始めて2週間、イライラや焦りがなくなった!

「正直最初は大変(汗)でも心は確実に整います」
CLASSY.を読んでいるヘルシー志向の方は見た目だけではなく、心も穏やかで素敵。聞けばジャーナリングをやっている人が多いのだとか。だから興味はあったんです。でもいざやってみると、大変(笑)。毎日やっているみなさんは本当にすごいです。
普段からインスタグラムに出てきた印象に残った言葉をノートに書き留めたり、日記をつけたりという習慣があったので、これもスッと生活に入ってくると思っていたんです。でもそう簡単にはいかなくて。毎日の出来事とその感想を文章で書いていく日記とは違って、ジャーナリングは頭に浮かんだことを書き出すもの。古川武士さんの『書く瞑想』(ダイヤモンド社)に沿って試してみたのですが、「放電」というネガティブなことを書き出すことはできても、「充電」というポジティブなことを書き出すのが難しくて。
短期間でも効果は絶大!自分を理解できるように

本をお手本にすると“書く瞑想”は1日のうちのどこか15分で行うのですが、私は朝に行いました。でも朝にその時間を捻出するのが結構大変だし、昨日あった嫌なことを思い出しちゃったりするからやっぱり夜の方が良かったかも?と思ったり(笑)。ということで夜にもやってみて、より自分に合う時間帯を見つけようと思います。まだまだ試行錯誤ですが、実際にやってみてあまりイライラしなくなりました。思考がクリアになることで焦燥感が減ったのかもしれません。ほんの2週間でこんなに穏やかな状態になるなんてすごい!ぜひ習慣にしたいですね。
大事にしたくなるノート&ペン6選
ジャーナリングをする際に必要不可欠なノートやペンは、気分が上がるものをセレクトしたいもの。書きやすさだけでセレクトするのもいいけれど、たとえば伊東屋のオリジナル商品などの高級感があるものやストーリー性があるものはより使いたくなるものです。“書く瞑想”は自分と向き合う尊い時間だからこそ、お気に入りを。CLASSY.世代だからこそ選びたい文房具をセレクトしました。
撮影/イマイハルカ 取材/棚田トモコ 編集/平賀鈴菜 取材協力/鈴木悠華 再構成/Bravoworks.Inc
CLASSY.2025年3月号「朝活の最旬トレンド「ジャーナリング」が気になる!」より。
※掲載中の情報は誌面掲載時のものです。