timelesz・寺西拓人さん「10代の頃は劣等感を抱くことも多々ありました」
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ずっとずっと前から知っている気がして、あったかい気持ちになる人…。timeleszの寺西拓人さんが初登場!後輩も増えてきた今心がけていることや、仕事で壁にぶつかった時のモチベーションの保ち方などについて、たっぷりとお話を伺いました。
中間管理職は、先輩への敬意を後輩に教えるのが大切だと思う
事務所に入所して17年目。CLASSY.の読者の皆さんと同じで、中間管理職みたいなポジションです(笑)。そもそも兄と妹の真ん中っていうきょうだい構成も関係していると思うんですけど、バランスをとることが得意というか。「真ん中っ子でしょ?」ってよく聞かれますね。
中間管理職は、先輩を敬う気持ちを後輩に教えるっていうことが大切だと思います。上がとんでもなく間違っていたら一緒に戦いますけど、そうでないなら自分が先輩から教わったこと、見せてもらったことをきちんと伝えてあげたい。でもそれが難しいですよね。僕も先輩方の背中を見て学んだことがたくさんあるので、後輩にどう伝えてあげればいいか考え中です。
10代の頃は人と比べて落ち込むこともありました
舞台を通して、その輪の中で自分がどう居るべきかを考えます。舞台に関わる方たちは、作品をよりいいものにするために腹を割って話してくれる方が多いので、関係性を築きやすいのですが、それでも先輩にまわった方がいいのか、後輩にまわった方がいいのか、はしゃいだ方がいいのか、大人しくしたほうがいいのかというのは、各現場の雰囲気で調節することも。稽古場がピリッとしていたり、人見知りする方が多い時は、割と僕からちょけたりも。みんながやりやすくなったらいいなって。どんな立場の人とでも積極的にコミュニケーションをとるようにしていますね。
人間関係を円滑にしていても躓くのが人生ですよね。仕事で壁にぶつかったら…めちゃ頑張る!(笑)とはいえ、自分じゃどうしようもないこと、例えば僕だったら作品のオーディションに落ちるとか。そういうのはもう乗り越えない。「この壁は違ったんだ」って。全体的にいいように考えることも仕事をするうえで大切だと思います。別の人がやる意味があって、俺より適したものがあるんだろうなと前向きに考えるように。とはいえ僕も10代の頃は劣等感を抱くことも多々ありました。とくに、同じように踊っていた仲間がデビューした時は「何が違うんだろう」って。でも自分はこういうことができるし、逆にこっちだからできるっていうマインドを持つことですごくラクに。なんでもタイミング。皆さんで言うと、昇進の時期とかは本当にそうなんじゃないかな。もしかしたらいるべき場所が違うのかもしれない。そういう視点を持ったらきっと心が軽くなるはず!まずは今の自分を認めてあげたらいいと思います。行き詰まったら…僕は映画やバラエティ番組を無心で観ます。あと寝ると忘れるタイプなので、寝ます。うまくいかない時も自分が楽しかったり、できなかったことに対して悔しいと感じるのは、きっとそこにいる意味があるということだと思います。だからそういう気持ちにも目を向けて。自分により適した場所を探すための前向きな転職は賛成派。自分によりよいところを求めてチャレンジできる人は素敵だと思います。同世代、お互い頑張りましょう!
timelesz 寺西拓人
1994年12月31日生まれ。神奈川県出身。血液型O型。STARTO ENTERTAINMENT所属。2008年に入所、2021年にジュニアを卒業。以降俳優としてドラマ、舞台を中心に活躍。近作としてLeminoオリジナルドラマ「情事と事情」や「『離婚弁護士 スパイダー』〜偽りと裏切り編〜」「ラーメンD 松平國光」「Endless SHOCK」など。また、timeleszの新メンバーオーディションの様子を収めたNetflix番組「timelesz project-AUDITION-」にも参加。5月には4都市で開催されるミュージカル「ダンス オブ ヴァンパイア」に出演予定など、活躍が目覚ましい。
取材/棚田トモコ 編集/平賀鈴菜 再構成/Bravoworks,Inc.
CLASSY.2025年4月号「timelesz寺西拓人くんと行くTOKYO恋する1軒目」より。
※掲載中の情報は誌面掲載時のものです。