
スーパーにお米がない!入荷したら値段が高騰!令和の米騒動の真っただ中ですが、せっかく手に入れたお米も炊き方で味に差が出ることも…!?そこで今回は炊飯器での正しい白米の炊き方を、5ツ星お米マイスターの澁谷梨絵さんに教えてもらいました。正しい炊飯で貴重なごはんをより美味しく食べましょう。
教えてくれたのは

5ツ星お米マイスター 澁谷梨絵さん
穀物の6大プロフェッショナル資格をもつお米のプロ。全国200カ所以上の田んぼに通い、おすすめのお米を販売しています。著書に『世界でいちばんおいしいお米とごはんの本』(ワニブックス)がある。

【1】お米を量ります: 180mlの計量カップに山盛りにお米を入れ、手で押さえてトントンとならすと空気が抜けます。

【2】余分を擦り切ります: 空気が抜けてみっちりカップに入っていますが、それより盛り上がっているところを擦り切ります。

【3】最初に吸う水が重要!: ボウルにミネラルウォーターを入れます。最初に浸かる水の7割を吸うので、水にこだわって。

【4】最初の洗いは10秒ほど: 米をボウルに入れ、さっとかき混ぜたらすぐに水を捨てます。そのあとは水道水でOK。

【5】水の色は濁っていてOK!: 数回水を替えて洗います。水が透明になるまで洗うと、うま味が抜けてしまいます。

【6】水を切ります: ザルの上でまんべんなく米をならして、室温で1~2分、冷蔵庫で3~5分水を切ります。

【7】水を量って入れます: 米を量ったのと同じカップで水を入れると失敗しません。米と同量の水を入れます。

【8】必要に応じて浸水を: 冷蔵庫で1時間ほど浸水させます。浸水不要な機種もあるので、持っている炊飯器を確認して。

【9】炊飯器のスイッチをオン: スイッチを入れて炊飯します。炊けたら蒸らしが必要な機種はスイッチを切って30分待ちます。

【10】十字に切って返します: 炊き上がったお米に十字にしゃもじを入れ、空気に触れるようにしてほぐします。

【11】ご飯をよそいます: ご飯をよそうときはしゃもじを返さずに、そのまましゃもじを引き抜くとふっくら盛れます。
撮影/山下忠之 構成/Mart
*この記事はMart2019年11月号 炊き方のベストを知って新米「ご飯」を満喫しようを再構成したものです。