吉田明世アナ(37)、定年まで働くつもりだったTBSを辞めてフリーとなった理由とは?

憧れだったアナウンサーとしてTBSに入社した吉田明世さん。仕事が大好きでワーカーホリック気味だった日々を過ごし「定年までアナウンサーとしてここで働き続けたい」という思いを強く持っていたといいます。その人生プランが大きく変わったきっかけとは?お話をお聞きしました。

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吉田明世さんprofile

1988年生まれ。東京都出身。2011年にTBSにアナウンサーとして入社。「朝ズバッ!」「サンデー・ジャポン」などの番組で活躍。2019年にフリーアナウンサーに転身。現在はテレビやラジオパーソナリティー、モデルなど多方面で活躍中。TOKYO FMの「ONE MORNING」に出演中。プライベートでは2016年に結婚。2018年に第一子を出産。現在は2児のママとして仕事と育児を両立されています。絵本専門士でもあり2022年に『はやくちよこれいと』を出版。保育士、ピラティスのインストラクターの資格も持つ。

 

 

 

TBSで定年まで勤めるつもりでした

STORY編集部(以下同)――いつからアナウンサーになりたいと思っていたのですか

アナウンサーになりたいと思ったのは大学生の時でした。学生の頃に文化祭でマイクを持って人前で話すことがあって。自分の進行で誰かの役に立てるのにやりがいを感じていました。振り返ると小さい頃から人前で話したり、何かを伝えるというのが好きだったんだと思います。TBSに入社してからは「定年までアナウンサーとしてここで働きたい」と思っていました。仕事が大好きで、休みもいらないので仕事をくださいって感じでした。今振り返るとワーカーホリック気味だったと思います。

 

生放送中に倒れたことで働き方を考えるように

――どうしてTBSを退社してフリーアナウンサーになられたのですか。

一人目の子どもを授かった当時、情報番組『サンデー・ジャポン』の生放送を担当していました。ある日、オンエア中に貧血で倒れてしまって。みなさんにもご心配をかけてしまいました。
本当に申し訳ないと思う一方で、倒れたことで初めてもう自分だけの人生ではない、子どもと共に歩む人生に変わったんだと実感して、母になるという意識が芽生えました。ここからは今までと同じようには働けないということを実感したので、子育てと仕事のバランスを考えた時にフリーになるという選択肢も出てきました。ただ、妊娠中はマタニティーハイなどもあり気持ちが不安定で大きな決断をするのは怖かったので、すぐに決断はできませんでした。実際に子どもを出産して子育てと仕事のバランスを考えたときに、やはりフリーランスとして仕事をやっていきたいと思ったので、8年間お世話になったTBSを辞める決断しました。

フリーアナウンサーになって見えた世界

――TBSを退社し、フリーアナウンサーとなってどうでしたか

TBSのアナウンサーの肩書きがなくなったら、会社にすごく守ってもらっていたんだ、会社にいたからこそできた仕事がたくさんあるんだと思いました。明日どうなるのかという不安もありました。でもフリーになったからこそ出会えた人や仕事もたくさんあるので、どちらにもすごく良さがあると思います。結婚、出産を経験して働き方が変化して、常に答えのない課題をずっと解き続けている感覚があります。TBSに入った時は私はこういうタイプだから絶対に定年まで働くと決めていたのですが、自分の年齢とかステージで考え方が変わるというのもわかりました。なので、自分はこうだと決めつけないで、その時の直感や、自分の心に声を傾けるようにしています。仕事は好きですが、1ヵ月間ずっと忙しすぎたりすると子どもと向き合う時間がなくなって、母親としてこれでいいのかなと不安になったり、気持ちがもやもやして心のバランスも崩れてしまうので、休むと決めた日は仕事を絶対に入れないで、ご縁がなかったと思うようにしています。今は家族の時間と仕事の時間の一番いいバランスを考えています。それができるのがフリーの良さなのかなと思います。

 

 

運動嫌いだった私がピラティスを誰かに教えたいと思うように

――昨年ピラティスのインストラクターの資格をとったそうですが

20代の頃は運動が大嫌いで疲れることも大嫌いだったのですが、2人目の子どもを産んでからピラティスを始めたらハマってしまって。痩せるとかそういう効果だけではなくて、心もスッキリします。一時間だけ自分の身体のために時間を使うとすごく苦しくても頑張ったことが自信になって笑顔にもつながりますし、結果的に血流が良くなって肌の調子も良くなったり、便秘が解消されたり、良いことしかないとわかりました。毎日の運動の積み重ねほど大切なものはないなと実感して、昨年ピラティスの資格も取りました。まだ人に教える自信はないのですが、家にマシーンも買ったので知り合いに教えるところから始めようかなと思っています。いつか教室も開きたいというのが今の夢です。

 

トップス¥18,700(マイカ アンド ディール/マイカ アンド ディール 恵比寿店)ジレ¥4,400(ネノム/ジーンズ ファクトリー 卸団地本店)デニム¥20,900(イキツケ/IKITSUKE笹塚店)ピアス¥77,000 リング¥26,400〈ともミチ ウィルウェイ〉ブレスレット¥12,100〈サローネ サーティ〉(以上すべてフォーティーン ショールーム)サンダル¥18,150(ダイアナ/ダイアナ 銀座本店)

衣装協力:マイカ アンド ディール 恵比寿店 03-6455-0927
ジーンズ ファクトリー 卸団地本店 088-861-5100
IKITSUKE笹塚店 03-3466-7520
フォーティーン ショールーム 03-5772-1304
ダイアナ 銀座本店 03-3573-4005

 

撮影/浜村菜月 ヘアメイク/陶山恵実 スタイリスト/桑代愛 取材/山崎智子

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