吉田明世アナ(37)「無理だと思った」毎日4時起きの仕事と子育ての両立に必要なもの
2児の母として、平日は朝4時半には出勤してラジオに出演し、帰宅後は育児と家事に追われるーーそんな忙しい日常を送る元TBSアナウンサーの吉田明世さん。現在フリーとして活躍中している仕事と、育児の両立についてお話をお聞きしました。
▼あわせて読みたい
吉田明世アナ(37)、定年まで働くつもりだったTBSを辞めてフリーとなった理由とは?

吉田明世さんprofile
1988年生まれ。東京都出身。2011年にTBSにアナウンサーとして入社。「朝ズバッ!」「サンデー・ジャポン」などの番組で活躍。2019年にフリーアナウンサーに転身。現在はテレビやラジオパーソナリティー、モデルなど多方面で活躍中。TOKYO FMの「ONE MORNING」に出演中。プライベートでは2016年に結婚。2018年に第一子を出産。現在は2児のママとして仕事と育児を両立されています。絵本専門士でもあり2022年に『はやくちよこれいと』を出版。保育士、ピラティスのインストラクターの資格も持つ。
朝4時起きの生活と家族のチームワーク
STORY編集部(以下同)――現在、平日朝のラジオ番組を担当されていますが、育児との両立は大変ではないですか。
この仕事の話をもらったとき、正直「無理かも」と思いました。朝4時に家を出て番組に週5で出演するという生活は育児と両立できるかとても不安でした。でも夫が「せっかくいただいた仕事だから頑張ってみたら。僕も協力するから」と背中を押してくれたんです。夫は毎日子どもたちを保育園に送ってくれて、子ども達も朝起きたときにはママがもう仕事に行っているという生活に慣れてくれました。夫婦でバランスよく分担しながら乗り越えています。さらに、実家の母や姉、保育園の先生たちも含めて、文字通り“みんなで子供を育ててもらっています。このチームワークがなければ子育てと仕事の両立はできないですね。

目標があると猪突猛進になるタイプ
――保育士、絵本専門士の資格もお持ちですが、昔から子ども好きだったのですか
もともと子どもは好きで実家の隣が保育園というのもあって、ずっと保育士の資格をとりたいと思っていました。でもアナウンサーの仕事が忙しくてなかなか取る時間がなかったのですが、妊娠をして生放送の時に倒れてしまい生放送を担当することがなくなり、少し時間ができたので、資格をとるなら今しかないと思って、その時にとりました。目標を決めたら猪突猛進といいますか、達成するまで突き進んでしまうタイプなんです(笑)。実際に保育園で働いたことはないので、保育園の先生方とは違う立場ですが、子どもは一人の人間で、子どもにも子どもの考え方があるということを意識して接するようになりました。

夫婦でまた絵本を出すのが夢です
――子育てに関して夫婦で話し合いますか
夫とは仕事の悩みはあまり相談しませんが、子どもの事についてはよく話し合っています。子育てのノウハウを読んでしまうと、私はのめり込んでこうあるべきとか思ってしまうタイプなので、いい意味で適当に育てています。子どもも思っている以上にたくましいので、あまり手を差し伸べすぎず、自分たちで解決してもらうようにしています。
夫はコピーライターの仕事をしていて私も言葉を扱う仕事なので、言葉と大切にする子になってほしいというのは伝えています。今の時代、親がどれだけ丁寧な言葉とか、相手を傷つけない言葉を心がけていてもSNSや動画などで、外部から教えていない言葉を覚えてしまったりするので、気になる言葉遣いをしているときは注意するようにしています。
夫婦で絵本を出したのですが、子どもは絵本が好きなので夜寝る前に読んだり、最近は子ども一人でも読んでいるので絵本の可能性を感じています。いつかまた夫婦で絵本を出せたらいいなと思っています。

30過ぎてアニメオタクに
――仕事と育児で忙しいと思いますが、ストレス発散法は
子育てのストレスは仕事に行くと忘れてしまいますし、仕事のストレスは子どもといると癒されて忘れてしまうので、どちらにも助けてもらっている感じです。ドライブも好きなので、仕事場から家に帰る車の中でオンからオフに自然に切り替わっているのかもしれません。あとはストレス解消法といえば、子どもを産んでからは漫画とアニメにすっかりハマってしまいました。子どもを寝かしつけてイヤフォンをすると子どもの声が聞こえなくなってしまうので、ネットで漫画を読むようになりました。そこからアニメにもハマってしまって、ちょっとした待ち時間や電車の中で見ています。アニメは20分で終わりますし、漫画も途中で辞められるので、子育て中のママの息抜きにちょうどいいと思います。30歳を過ぎてこんなにアニメオタクになるとは自分でも思っていなかったので、まだまだ知らない世界があったんだなぁと思います(笑)。
長く着られるシンプルなファッションが今の気分
――ママになって、ファッションは変わりましたか
TBS時代は局アナっぽいファッションを意識していましたが、フリーになってファッションも好きなものを楽しみたいと思うようになりました。ママになってからはカジュアルになっている気がします。昔はスカートばかり穿いていましたが、パンツも穿くようになりましたし、スニーカーも履くようになりました。普段は落ち着いたカラーが多いのですが、今日の衣装のピンクもパンツもすごく素敵だったので、明るいカラーも気持ちが明るくなっていいなと思いました。基本的にはシンプルなものが好きで、最近は5年後10年後も大切に着られるようなものをちょっとずつ集めるようにしています。
トップス¥18,700(マイカ アンド ディール/マイカ アンド ディール 恵比寿店)ジレ¥4,400(ネノム/ジーンズ ファクトリー 卸団地本店)デニム¥20,900(イキツケ/IKITSUKE笹塚店)ピアス¥77,000 リング¥26,400〈ともミチ ウィルウェイ〉ブレスレット¥12,100〈サローネ サーティ〉(以上すべてフォーティーン ショールーム)サンダル¥18,150(ダイアナ/ダイアナ 銀座本店)
衣装協力:マイカ アンド ディール 恵比寿店 03-6455-0927
ジーンズ ファクトリー 卸団地本店 088-861-5100
IKITSUKE笹塚店 03-3466-7520
フォーティーン ショールーム 03-5772-1304
ダイアナ 銀座本店 03-3573-4005
撮影/浜村菜月 ヘアメイク/陶山恵実 スタイリング/桑代愛 取材/山崎智子