鈴木亮平さん「苦手な人がいたら、心の中でその人の親になる」働くアラサーの悩みに回答!
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数多くの作品に出演し、国内外での受賞歴を誇る俳優・鈴木亮平さん。役ごとに違う顔を見せるその姿は、働く私たちにとって、「職場にいてくれたら…」と頼りたくなる、理想の“先輩”のような存在です。今回、働くCLASSY.世代のリアルな“仕事悩み”について、寄り添いながらとても親身に答えてくださりました。
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緊張の乗り越え方について
Q1.プレゼンのときにすごく緊張してしまいます。人前で話す際に緊張をほぐすor上手く乗り切る方法が知りたいです!(メーカー勤務・26歳)
緊張は、ベストパフォーマンスを出そうとしている証拠。
A1.緊張って、避けられないんですよね。緊張しないためには場数をこなすしかない。でも緊張しないようになるのは、危険信号だと思っています。“動物はなぜ緊張するのか”という問いに僕なりの持論があるんですよ。動物は身の危険を感じると、一気に緊張するし、寝ていてもハッと起きる。そうすることで、体中に血を巡らせていると思っています。心拍数を上げて、いつでもベストパフォーマンスを出せる状態に体を追い込んでいるのではないのかな、と。そう考えると、緊張も悪くないじゃないですか。それからこれは、演技の基礎の基礎でもありますが、かなり準備して、本番はそれ通りにやらない、という方法が上手くいくんです。「準備した通りにやらなきゃ」という気持ちがより緊張を高めるので、あえて用意してきたものを捨てる。ちゃんと準備をしていれば、切り札はいくらでも自分の中にあるので、その場で生まれた言葉を伝えた方が強いと思いますね。
苦手な人とのコミュニケーションについて
Q2.今の職場にすごく高圧的な方がいます。去年の社内異動で来た方なのですが、その人が来てから現場の雰囲気が悪くなってしまいました(少しのミスでも大勢の前で詰めてきます……)。このままじゃ嫌だなと思い、こちらから歩み寄ろうとしても素っ気ない態度を取られてしまうし、その方が昔から知ってる人としか仲良く話してるところを見たことがありません。鈴木さんは、高圧的な方がいたらどのように接していきますか?(番組制作・31歳)
心の中で、その人の親になりますね。
A2.僕だったら、その人の親の気分になります。「また、そんなこと人前で言っちゃって」とか「自分の評価を下げるだけなのに、仕方ないな」と、心の中で親の立場になってみる。僕自身も高圧的な人は苦手ですが、「このコは赤ちゃんの頃からそうだったから」と信じ込むと、苦手意識も少し和らぐんです。もし、信じ込みにくい場合は、相手の子ども時代の顔を思い浮かべて、育ってきた履歴を勝手に想像してみてください。そうすると「ずっと、この仕事がしたかったんだよね」とか、温かい目を持つことができる。一歩引いて見ながら接するといいかもしれないです。
◼︎鈴木亮平さん
1983年生まれ。兵庫県出身。近年の出演作にドラマ「TOKYO MER~走る緊急救命室~」「下剋上球児」、映画『孤狼の血 [咲牧1]LEVEL2』『シティーハンター』など。映画『エゴイスト』で第78回毎日映画コンクール男優主演賞ほか数々の賞を受賞。
〈衣装クレジット〉ジャケット¥1,034,000シャツ¥148,500パンツ¥198,000ネクタイ 参考商品(すべてブリオーニ/ブリオーニ ジャパン)時計¥3,564,000(ジャガー・ルクルト)バッグ/スタイリスト私物
撮影/西崎博哉(MOUSTACHE) ヘアメイク/Kaco(ADDICT_CASE) スタイリング/丸山 晃 取材/坂本結香 編集/越知恭子 再構成/Bravoworks,Inc.
※CLASSY.2025年6月号「鈴木亮平さんが、職場の先輩だったら…!」より。
※掲載中の情報は誌面掲載時のものです。