ダイエット企画で人気の内科医が「家で食べないもの」は?【ヒント:スーパーに必ずある】

治療や研究で培った豊富な知識を有し、美容や健康の面でも圧倒的な信頼を寄せられるドクターの方々。実際ご自身の生活では、いかにそうした知識を活かして、普段の食べ物選びや食事に役立てているのか気になる人も多いのではないでしょうか。今回は、美STのダイエット企画や健康企画でもお馴染みの内科医&漢方医・石原新菜先生の食卓に密着。マネしやすいポイントも満載のベストな3食をご紹介します。

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教えてくれたのは…

イシハラクリニック 副院長
石原新菜先生・内科医/漢方医

温活の第一人者としても知られ、主に漢方医学・自然療法・食事療法の見地から治療にあたる。伊豆高原にあるファスティング施設、ヒポクラティック・サナトリウムの副院長も務め、病気にならないための食生活を熟知し、関連する著書は30冊以上にも及ぶ。日本だけではなく、香港、台湾、ベトナムなどの国でも翻訳・出版されている。プライベートでは2児の母。

朝食は手作りのにんじんジュースで自然と16時間ファスティングに

朝食は毎日手作りのニンジンジュース。朝ごはんをそれだけにすることで、16時間ファスティングになります。胃腸が休まるので腸内環境が整い、睡眠の質の向上、肌荒れの改善、脂肪の燃焼、オートファジーの活性化など、たくさんの効果を得られます。ミキサーではなくジューサーで作るのがコツ。ニンジンの酵素・ビタミン・ミネラル・βカロテンなどの栄養素を失うことなく取り込むことができます。ニンジンは根菜なので体を冷やすことはありません。材料はニンジン2本、リンゴ1個。仕上げにレモン汁を少々絞ります。子どもたちも、ペットのチワワもこのジュースから朝が始まります。

昼食のショウガみそ汁で飲むだけで温活&腸活

クリニック勤務の日は決まって、生姜たっぷりの味噌汁をいただきます。生姜は新鮮なものをその都度フードプロセッサーでみじん切りに。生姜は体を温める、血液をサラサラにする、代謝を上げる、抗炎症作用などの効果があり、漢方では生薬でもあるのでまさに薬食同源です。熱いものに入れたり乾燥させると、成分のジンゲロールがショウガオールに変化し、効果がさらに高まります。味噌はアミノ酸、ビタミン、ミネラルが豊富で、メラノイジンという抗酸化作用を期待できる栄養素も含まれる発酵食品。お椀一杯のなかに優れた美容健康効果が詰まった日本の万能スープです。間食はほとんどしませんが、どうしてもお腹がすいたら、黒糖を1~2かけかじります。

夜ごはんは、発酵食品、食物繊維、オメガ3を必ず摂取。お魚料理で変化をつけてます

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毎日必ず食べるものは、納豆、もずく、ぬか漬け、魚、味噌汁、これに適量のお酒です。発酵食品、食物繊維、オメガ3を摂取するよう心がけています。ぬか漬けは季節の野菜で手作り。魚は焼き魚、煮魚、刺身で変化を楽しみます。食べ盛り・育ち盛りの子どもたちには、他のおかずも作りますが、私はこのルールを守っています。この日のメニューは、玄米ご飯、煮魚、玉ねぎの味噌汁、きゅうりの糠漬け、もずく豆腐、黒豆の煮物、キムチ納豆です。

石原先生の食事の極意は?

かれこれ20年余り継続している食事の極意は、腸内環境を整える、血液をサラサラにする、抗酸化作用の高い食材選び、定期的に空腹の時間を作って胃腸を休める、体を温める食事です。家ではお肉は一切食べません。牛乳も飲みません。マーガリン、マヨネーズ、白砂糖も家に置きません。悲しいかな現代人の生活環境は運動量が少なく、睡眠不足にストレス過多になりがちです。食生活も食べ過ぎや欧米化の傾向に。様々な不調に繋がります。昔ながらの日本人の食習慣が、日本人のDNAや腸内細菌に合っているので、発酵食品、魚、海藻、根菜などを意識して食べることが大切だと考えています。

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取材/金子美智子 編集/浜野彩希

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