【演出・ムービー編】やってよかったこと♡/やっておけばよかったこと…卒花がリアルレポ!
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結婚式は、一生に一度の大切な節目。今回は、CLASSY.カップルズの植田舞さんにインタビュー。憧れの「パレスホテル東京」で叶えた結婚式の舞台裏を伺いました。“感謝”をテーマに、家族や友人との距離を近く保つアットホームな雰囲気を大切にした式当日は、選び抜かれた会場やドレス、こだわりの装飾や演出など、随所にセンスと想いが光っていました。

◾️Profile
植田 舞さん/悠太郎さん(29歳・商社/30歳・IT関連)
東京都在住。2023年9月、熱海旅行中に夫である悠太郎さんからのサプライズでプロポーズを受け、婚約。2024年3月9日に入籍。入籍日は、「サンキューの日」と覚えやすい日を選んだそう。
ゲストとの距離感を大切にした、心に残るサプライズ演出
結婚式において最も大切にしたのは、ゲストとの距離感だと語る植田さん夫妻。
ふたりが選んだのは、演出の派手さよりも、ゲスト一人ひとりとのつながりを感じられるアットホームな時間の共有でした。

披露宴では、余興として「カラードレス当てクイズ」を実施。お色直し後の再入場では、会場が大いに盛り上がり、ゲストたちの笑顔と歓声が何よりの祝福となったそう。
「皆さんが思いきり反応してくださって、本当にうれしかったです。クイズをきっかけに一体感も生まれて、温かい時間になりました」(舞さん)
さらに、ひとテーブルずつ丁寧に回って直接言葉を交わす時間を大切にしたというふたり。
「『ちゃんと話せてうれしかった』という言葉をたくさんいただけて、私たちにとってもかけがえのない時間になりました」(舞さん)
心を動かしたふたつのシーン
数々の演出があった中でも、特に心に残っているのはふたつの瞬間だと語ってくれました。
ひとつ目は、お色直しでの退場シーン。エスコート役に選んだのは、妹さんと弟さんでした。
「晴れ姿を見て涙ぐんでくれたふたりの姿を見たときは、胸がいっぱいになりました。大人になってから、ふたりが涙を流すところを見ることなんてなかったので…『自慢の姉です』と伝えてもらえて、私も思わず泣いてしまいました」(舞さん)
3人で涙をこらえながら退場したその光景は、今でも鮮明に記憶に刻まれているそう。

そしてもうひとつは、新郎のお父様による感動のスピーチ。
「夫が長男で、家族にとっても初めての結婚式。普段は明るくて冗談を言っているお義父さんが、号泣しながらスピーチしてくれて…本当に心を打たれました」(舞さん)
そのスピーチの締めくくりには、サプライズも。義母が用意してくれていた「大・成・功」と書かれた巻物状のカンペが登場し、会場は驚きと笑いに包まれました。
「そこまで時間をかけて準備してくださったことが、何よりもうれしかったです。改めて、私たちだけの力ではなく、家族や友人たちに支えられて完成した結婚式なんだと実感しました」(舞さん)
自作と外注を使い分けた、3本のムービー演出
〈オープニングムービー〉
結婚式を彩ったのは、手作りと外注を使い分けた3本のムービー。最初のオープニングムービーは、城ヶ島での前撮り映像をもとに制作。悠太郎さんの「ドローンを使って撮影したい」という希望を叶えるため、城ヶ島でドローン撮影を行ったそう。
〈プロフィールムービー〉
そして、プロフィールムービーは、なんと悠太郎さんの自作。

「Netflixのような演出を意識しながら、私たちの思いや感謝を込めた内容に仕上げてくれました。ゲスト全員の写真を入れることにもこだわって、何度も修正を重ねた力作です」(舞さん)
時間がかかった分、ゲストが楽しそうに見てくれていたのがうれしかったと振り返ります。

〈エンドロール〉
エンドロールは、パレスホテル提携の映像制作チーム「DAYS」に依頼。
式当日の温かな空気感をそのまま閉じ込めたような、心に残る映像に仕上がりました。
「DAYSさんとは、事前の打ち合わせでどんなムービーにしたいかをじっくり話し合いました。私たちの想いやイメージを丁寧に汲み取りながら、ストーリー性のある構成に仕上げてくださって。プロならではの視点で、私たちでは思いつかなかった演出の提案もあり、安心してお任せできました」(舞さん)
仕上がった映像は、想像以上に温かく感動的で、当日の空気感やゲストの笑顔、ちょっとした表情のひとつひとつが大切に切り取られていたそう。上映後には「まるで映画みたいだった」「涙が出た」といった声も多く寄せられたそうです。
暑い季節に嬉しい、気遣いのプチギフト
ゲストへの最後のおもてなしとして用意したのは、オリジナルラベルを貼ったLOHACOウォーター。舞さんが自らデザインしたシールと、テーマカラーのグリーンのリボンで丁寧に仕上げられました。

「暑い季節だったので、帰りに『水があって助かった』という声を多くいただきました。ちょっとしたことですが、ゲストの体調にも配慮できてよかったです」(舞さん)
結婚式を終えて感じた、3つの価値

「結婚式をするかどうか、最初は正直迷っていました。でも、今は心からやってよかったと思っています」(舞さん)
そう語る舞さんが、結婚式を通して感じた3つの価値とは。
「1つ目は、改めて家族や大切な人たちに感謝の気持を伝えられたこと。普段はなかなか言葉にできない想いを、結婚式という特別な場を通してしっかり伝えることができました」(舞さん)

「2つ目は、夫と二人三脚で準備を進め、力を合わせてやり遂げられたこと。お互いの意見をすり合わせながら一つの大きなイベントを作り上げることで、より絆が深まったと感じました。3つ目は、動画やペーパーアイテムなど、自分のやりたいことをすべて形にできたことです。こだわりを詰め込んだことで、心から満足のいく式になりました」(舞さん)
これから式を挙げる人へ——植田さんからのリアルなアドバイス
最後に、これから結婚式を迎える人へのメッセージをいただきました。
◆やってよかったこと
「結婚式の準備や当日を通して、自分の人生に関わってきてくれた人たちのことを、あらためて深く考える機会になりました。ゲストの皆さんなしでは、今の私たちはいないと言っても過言ではないので、⽀えてくださる皆さんをより⼤切にしたいと思えるようになりました。当日はすべてがあっという間に過ぎてしまうので、意識していないと本当に一瞬で終わってしまいます。だからこそ、ひとつひとつの瞬間を大切に感じて、味わって、楽しんでください♡」
◆やっておけばよかったこと
「唯一、少しだけ後悔しているのは、お色直しのドレス姿で母とツーショット写真を撮れなかったこと。当日は想像以上に忙しくて、細かいところに気が回らなかったんです。撮っておきたい写真は、事前にしっかりカメラマンさんに共有しておくのがおすすめです!」
いかがでしたか?先輩花嫁のこだわりや想いを参考に、ふたりらしい理想の結婚式を作り上げてください。CLASSY.ONLINEには、ほかにも結婚式アイデアの記事がたくさん!あわせてチェックしてみてくださいね。
取材・編集/藤井由香里