実は2月はお花の種類が豊富!会場に彩りを添える装花のポイントって?【結婚式レポ】
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結婚式は、一生に一度の大切な節目。会場やドレス、演出から引き出物の選び方まで、先輩花嫁ならではの視点と経験がたっぷり詰まったインタビューをお届け!CLASSY.カップルズ・平井萌優さんの結婚式をご紹介する連載第2回は【装花・料理編】。お花好きの萌優さんがこだわり抜いた装花をはじめ、ふたりらしさが光るペーパーアイテムや料理へのこだわりについて聞きました。

◾️Profile
平井 萌優さん/辰典さん(31歳・メーカー勤務/35歳・メーカー勤務)
東京都在住。2022年に入籍し、今年で結婚3年目。2023年2月に、渋谷の「TRUNK HOTEL」にて挙式。ヨガやドラムといったそれぞれの趣味を大切にしながら、互いを尊重し合う日々を送っている。
季節の恵みを贅沢に。色彩で温もりを添えた空間演出
会場全体の雰囲気を決定づける装飾の中でも、特にこだわったのがお花。装飾の中でも一番お金をかけた部分だそう。季節は2月。寒い時期ながらも、実は一年の中で最も花の種類が豊富なシーズンでした。
「せっかくお花がたくさんある時期だったので、思いきり楽しみたいと思って。お花の打ち合わせが一番楽しかったかもしれません。白やグリーンだけだと少し冷たい印象になってしまう気がしたので、赤みがかったベージュやオレンジ、黄色など、柔らかくあたたかみのある色味を多めに取り入れました」(萌優さん)
特にリクエストしたのは、アンスリウムとミモザ。
「アンスリウムの独特なフォルムが好きで、絶対に使いたかったんです。ミモザはこの季節ならではの花で、柔らかくてかわいらしい印象も添えてくれるなと思って。自分たちらしいエッセンスを添える花材を厳選しました」(萌優さん)
装花は、プランに含まれていた内容をベースにしつつも、自分たちらしい要素を細かくオーダー。上品で存在感のある「胡蝶蘭」を追加でお願いし、全体に高級感と華やかさをプラス。また、「直線的な葉物は少なめに」というこだわりも伝えるなど、細部までバランスに配慮したセレクトが印象的です。
空間全体にほどよい統一感を持たせながら、ナチュラルで洗練されたムードに仕上げられた装花は、まさにふたりのこだわりが詰まったもの。ウェルカムスペースや高砂、ゲストテーブルにもたっぷりとグリーンや花々があしらわれ、まるで森の中にいるような心地よい空間に仕上がりました。
気軽さと美しさを両立した、ペーパーアイテムの工夫
ゲストとのやりとりのしやすさを重視し、招待状はLINEで送付。形式にとらわれず、気軽に返信できるスタイルは「ありがたかった」とゲストからも好評だったそう。

一方で、席札やメニュー表など当日のペーパーアイテムは、会場の雰囲気に合わせてシンプルかつおしゃれなデザインにこだわりを。余白を活かした洗練されたレイアウトで統一し、華美な装飾は控えめにしながらも、細部までふたりらしさが宿る品のある仕上がりになりました。

さらに、プロフィールブックは人気雑誌のデザインテンプレートを活用して萌優さんが制作。おしゃれで親しみのある誌面風の構成が、ゲストの間でも話題に。ふたりの人柄や歩みが伝わる、特別な一冊となりました。
料理やドリンク、ケーキは“おいしさ”と“バランス”重視

料理やドリンクは、見た目の美しさと満足感のバランスを意識。ゲストにしっかり楽しんでもらえるように、味やボリューム感に配慮しながら、全体的にシンプルかつ丁寧に仕上げられたメニューをセレクトしたそう。
ウェディングケーキも、装花や空間デザインとの相性を意識してミニマルなものをチョイス。写真に映える佇まいが、ファーストバイトの瞬間をより印象的なものにしてくれたといいます。
▶︎次回の【ドレス編】では、「自分らしさ」を大切に選んだ2着のドレスと、それぞれのドレスに合わせて工夫したヘアスタイルをご紹介します。
取材・編集/藤井由香里