人気ヘアメイクさんが直伝!夏こそ『コンサバ顔』がモテる
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汗や湿気で崩れやすく、「頑張る意味がないかも」とモチベも揺らぎがちな夏メイク。暑さの中でも涼やかに、そしておしゃれに見せるには?夏の清潔感の作り方を、人気ヘアメイクアップアーティストの笹本さんに教えてもらいました!
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「清潔感とは“スタンダード”であること」
by.笹本恭平

「“力み”がない女性はそれだけで涼しげに見えると思います。流行で塗り固めた気合いが入りすぎのメイクはかえって暑苦しく、清潔感を損なってしまう原因に。夏こそ大切なのは、スタンダードを押さえること。自分の「軸になる顔」をひとつ持っておけば服やシーンに応じてトレンドを楽しむことも簡単ですよ。」
ジャケット¥39,600(マルティニーク/マルティニーク ルミネ横浜)
01.暑苦しく見えたくない日は「淡ワントーン」
夏の太陽に映える日差し肌はチークで作る

〈HOW TO USE〉
湿度も高く汗ばむ夏場は肌全体に艶を仕込むと暑苦しく見えてしまうので、さらっと仕上げて、チークで艶や光を。血色感を足す、ベージュオレンジをシェーディング感覚で顔の周囲に広めに。仕上げに、ピンクのハイライターを頬骨に。シアーな質感だから、ギラつきすぎず、ヘルシーな雰囲気に。
ヘルシーな艶感が夏らしい。ブラーリング カラー ブラッシュ 110 [限定色]¥6,600(SUQQU)
アイシャドウはワントーン配色アイパレが近道!

〈HOW TO USE〉
多彩な質感で、華やかなワントーンに。「中央上」のマットベージュを眉下まで全体に、シアーな発色だから広めに入れても腫れぼったく見える心配なし。「左下」のシャンパンベージュをアイホール全体に、肌そのものの光沢を強めてくれるようなヌーディーな艶で女っぽい目元に。さらに「左上」のスパークルベージュを混ぜて、下まぶたの広めにON。効かせるなら、“色よりきらめき”で涼しげに。
重ねても濁らずに透ける、シアーな軽さが心地いい。フェイススタイリストn 03¥6,600(SNIDEL BEAUTY)
アイラインを制す者がワントーンを制す

〈HOW TO USE〉
ワントーンメイクを締める役割を果たすのがアイライン。淡いトーンでまとめた顔がぼやけて見えないように、ブラウンのリキッド、ペンシルのW使いで目のフレームをしっかり強調。ペンシルでインラインを埋めて、リキッドでまつ毛のキワを狙ってなぞって目尻を少し伸ばすイメージで。
(上)細かいコントロールが利く。ディオールショウ オンステージ ライナー ウォータープルーフ 781¥4,840(パルファン・クリスチャン・ディオール)
(下)夏のクロものは「崩れにくい」を厳選。芯が軟らかいので粘膜にも引きやすく、密着してにじまない。ラブ・ライナー クリームフィットペンシルR 極細楕円芯 ミディアムブラウン¥1,320(msh)
“透け黒”でまつ毛にも艶を仕込む

まつ毛はしっかり上げて、マスカラを。“透け黒”なら目元は締めつつ、重さが出ない。
オイルジェルベースで艶やかに。カールキープ力も抜群。セザンヌ グロウコートマスカラ01¥660(セザンヌ化粧品)
リップはミュートなベージュで今っぽさを

〈HOW TO USE〉
リップは色味を抑えて、トーンのまとまりを良くするベージュを。大事なのは質感。マットだとパサついて見えてしまうし、唇が痩せて見えるものも老けた印象に。ふっくらとしたボリューム感はちゃんと残しつつ、みずみずしい質感で健康的に仕上げて。こちらは、美容液配合のなめらかなテクスチャーが塗りやすくテクニックいらず!
高発色でも乾燥しない。マキシマル スリーク サテン リップスティック ミス¥4,620(M・A・C)
02.楽しみたい日、盛るなら「キラキラ」

退勤後や休日など、いつもの顔より「もう少し遊びが欲しいな」と思う日におすすめなのが、ラメライナー。日差しを受けて輝くキラッと感が夏らしく、清涼感もアップ。冒険心は大事だけど、がらっと変える必要はありません。ベースのワントーンメイクに“ちょい足し”する気持ちでOK。
シャツ¥29,700(アルアバイル)イヤカフ¥174,900 2連イヤカフ¥82,500(ともにヒロタカ/ヒロタカ 表参道ヒルズ)
色より“キラ”で遊ぶ
ラメライナーは難しく見えるけど、実は簡単なので挑戦を!無彩色のシルバーなら「色」のまとまりを崩さずに「輝き」を取り入れられるから、いつもの顔に足すだけでOK。気軽に、メイクを楽しむ充実感や夏らしさを。
頑張って見えない“素”リップ
主役の座を争わないのに今っぽく盛り上げてくれるのが粘膜リップの良さ。本来の唇に近いニュートラルな色と質感で、目元のポイントメイクを際立たせて頑張りすぎないさらっとした印象に整えて。
さらっと「ミルク」で仕上げる
湿度が高く汗ばむ夏場は、軽い仕上がりのミルクセラムが心地いい。オイルよりもベタつかずつけている感が出ず、時間が経った時もキレイに。フェイスラインに動きをつけることで、まとめ髪の日も手をかけた清潔感を。
03.Tシャツデニムの日こそ「ダークリップ」

服がラフになっていく夏こそ、実はダークリップが効果的。こっくりした色味ならではの「おしゃれしている感」が手抜きとの境界があいまいになりやすい夏のシンプルを盛り上げて、クリーンだけどヘルシーなだけじゃない、大人の色気に。
Tシャツ¥15,950(フローレフローレ/アルアバイル)デニム¥27,500(カルバン・クライン/カルバン・クライン カスタマーサービス)サングラス¥74,800(アーレム/グローブスペックス エージェント)ピアス¥7,920(ピルグリム/ZUTTOHOLIC)
「透けてるボルドー」なら夏でも軽やか
おすすめはクリアな赤より、くすんだ赤。あえて夏に、と意外性も洒落た印象に。マットすぎず、艶っぽすぎない濃密シアーな質感で色の深みやリップの存在感を立たせて。
リップとつなぐウェットな「オレンジチーク」
その季節だからできること=「旬」を楽しむ気持ちも大切に。オレンジチークで作る日焼け肌は、まさに夏の醍醐味!白Tに映えるカジュアルさで、ダークリップも健やかな色気に着地。
教えてくれたのは…
ヘアメイクアップアーティスト・笹本恭平さん

数多くの女性誌で引っ張りだこの人気者。笹本さんが描く女性像には業界内でもファン多数。@kyoheisasamoto
撮影/野田若葉(TRON)〈人物〉、金野圭介〈静物〉 モデル/松木育未 ヘアメイク/笹本恭平(ilumini)スタイリング/川瀬英里奈 取材/増田奈津子 編集/平賀鈴菜 再構成/Bravoworks,Inc.
※CLASSY.2025年7月号「「夏メイクこそコンサバ」で清潔感底上げ」より。
※掲載中の情報は誌面掲載時のものです。商品は販売終了している場合があります。