実話【会って1人目でアプリ婚】電話ファーストが新常識?マチアプ初心者必読の婚活術
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出会いのスタンダードとなりつつあるマッチングアプリ。でも、「婚活って、本当にうまくいくの?」「どうやって本気の人を見分ければいいの?」という声も多いはず。
マッチングアプリで理想の結婚に至った人たちのリアルな声を参考にして、理想の結婚に辿り着く可能性をグッと高めたい!マッチングアプリでの結婚、略して「マチアプ婚」で幸せを掴んだ方々に、運命の夫を見つけるまでのリアルな秘訣を聞きました。
今回は、初めて使ったマチアプでの出会いが本格交際に発展。初デート前に電話とビデオ通話で相手を見極め、出会いから2年で結婚に至ったMさん。軽い気持ちで始めたアプリで理想のパートナーとの結婚に至るまでの軌跡に迫ります。
アプリ婚妻DATA

M・Iさん(28歳・教員)
R・Iさん(28歳・保育士)と2023年に結婚
【夫と出会ったアプリ】Pairs
【その他使ったアプリ】なし
【アプリ使用期間】約1カ月
【デートした人数】1人
【夫と出会ってから付き合うまで】1カ月
【結婚までの交際期間】2年
警戒度MAX!顔出しNG、最小限プロフィールで安全第一にマチアプ開始
Q.アプリの利用目的は?
友人から話を聞き、夏休み中に興味本位で始めてみました。当時(2021年ごろ)は今ほどマッチングアプリが主流ではなく周りも面白半分でやっていて、私も軽い気持ちでしたね。彼氏が1年ほどいない時期でしたが、恋人や結婚への強い焦りはなく、あくまで「試しに」という感覚でした。
ただ、初めてのマッチングアプリで警戒心はあったので、私のプロフィールは必要最低限の情報だけ。顔写真は載せずに後ろ姿のものにして、あとは職業や年齢、ちょっとした趣味程度。顔写真はマッチングしてから送るようにしていました。
Q.交際相手に求めていた条件は?
まずは居住地が同じ県内、年齢が近い、大卒の条件で絞りました。あと、自分が顔出ししていないのに矛盾しますが、写真で顔の雰囲気を見ていました。紹介文のテンションも重要。明るすぎる人は苦手なんです。真面目そうで、落ち着いた雰囲気の人を選んでいました。絵文字が多すぎる人や文末に「笑」ばかり使う人も性格的に合わないと思い、外していました。なんでも「笑」ってつける人ではなく、ぼそっと面白いことを言うようなタイプが好きですね。あとは私がインドアなので、キャンプなどアウトドア系を趣味にしている人は避けました。陽キャっぽい人は自分とかけ離れすぎているので、直感的に外していました。
Q.デートするかどうか決めた基準は?
会話のやりとりが楽しい人です。夫の他にもマッチングしていた人も数名いて、最初はやりとりが弾んでデートの行き先まで話していたものの、途中で相手の方から連絡が来なくなりフェードアウトしてしまったパターンもありました。あと、私はプロフィールに情報をほとんど出していなかったので、何で私を選んだの?という疑念がずっと心の奥底にあって…。もちろんそれを聞くわけにはいかなかったので、日頃のメッセージを通して徐々に相手との壁をなくしていきました。
1ヶ月ほぼ毎日の電話で人物チェック!初デートも違和感ゼロで即日交際へ
Q.夫と初めて会った時の印象は?
彼とは、マッチしてから当日中にLINEを交換して、その日の夜にまずは電話をしました。他の人とはメッセージのやりとりの途中にフェードアウトでしたが、彼の場合はすぐに「電話しない?」と提案してくれて。メッセージのやりとりが楽しかったので、特に抵抗もなくOKしました。
それからほぼ毎日のように電話をして、ビデオ通話も混じるようになってきて。なので、初めて顔を見たのはデートではなくビデオ通話でした。まず電話で人となりを知った後、ビデオ通話で顔を見て話したので、出会ってすぐにデートをするよりも安心して次に進められた気がします。私は夏休みで時間がありましたし、電話なので直接会うよりも気軽に、ほぼ毎日コミュニケーションを取っていました。今思うとよくそんなにしたなと思いますが、会話が私の感覚と合っていてすごく楽しかったんです。本当にくだらない内容ばかりで中身のある話はしないんですけど、その場のノリで日常のどうでもいい話をするのが心地よかったです。
Q.夫とのやりとりで印象的だったことは?
彼は積極的なタイプで、電話でのやりとりが始まって早い段階で好きだと言ってくるような人でした。直接会ったこともないのに何でそんなこと言えるんだろうと不思議に思って、当時は軽く受け流していました。それに最初にビデオ通話で彼を見た時、やや派手な髪型だったので、「ちょっと軽い人なのかな」「本当に保育士なのかな」と半信半疑でしたね。
ですがビデオ通話の時に「これ自分で作ったんだ」と言って保育園での作品を見せてくれたり、ウクレレで弾き語りを聞かせてくれたりして。ピアノが弾けない代わりに保育園でウクレレを演奏してるって聞いて面白いなと思いました。それに絵を描くのが上手だったり、インテリアが好きでおしゃれな家具にこだわっていたり、私にないものを持っていて尊敬できるところが見えてきました。家族と一緒に写っている写真を見せてもらったりもして、だんだんとこの人は信用できるなと思うようになりました。
Q.交際に至ったきっかけは?
初デートはランチをして美術館に行って、カフェへ。1日過ごして、嫌だなと思う部分が全くありませんでした。お水がセルフサービスのお店で汲んで持ってきてくれたり、ランチは割り勘でカフェは彼が出してくれたりと、金銭感覚もちょうど良かったんです。毎日電話やメッセージでやりとりしていたこともあり、コミュニケーションの不安は初デートまでに解消されていて、ビデオ通話もしていたので初めて会ったのにそんな感じがしなくてすごく自然でした。
実は彼と会う1週間前に、高校時代の男友達と食事をする機会がありました。「俺はいつも後輩に奢ってあげるんだ」と言いながら、高いお肉をどんどん頼んだのに結局お金は折半したり、香水がすごくきつかったり、とても嫌な思いをしました。彼と会った時はその真逆。すごくいい香りがして金銭感覚も自然で、一緒にいて楽しくて会話も弾む。そのギャップもあって、より魅力的に見えたのかもしれません。初デートの帰り際に告白してもらって、お付き合いすることになりました。
交際半年で転職の意思表明、彼への気持ちが確信に変わった瞬間
Q.付き合ってからのギャップはありましたか?
付き合う前に毎日のようにコミュニケーションを取っていたので、特に大きなギャップはありませんでした。むしろ安心したのは、付き合うまではしっかりしているところを見せてくれていたけど、実際は意外とお菓子のごみを出しっぱなしにしたり、部屋着を脱ぎっぱなしにしたりする人だったこと。私自身もちゃんとしていないので、お互いちょっと抜けている部分があって安心しました。
Q.結婚の決め手は?
互いの家が車で約1時間くらいの距離だったので、付き合って半年経った頃、彼が「ゆくゆくのことを考えたら、どちらかに一緒にいた方がいいよね」という話をしてくれました。私と彼それぞれの実家も当時の私の住まいに近かったので、彼の方が引っ越す形で転職のために保育園の採用試験を受けてくれたんです。結果、合格して次の年から一緒に住むことに。出会った当初は彼のことを軽いかもしれないと思っていましたが、転職までして一緒にいる決意を見せてくれて、この人の真剣さは本物だなと確信に変わったタイミングでした。
付き合う前から彼は子供が欲しいという話をしていましたし、付き合ってからも何回も結婚の話をされており、交際1年くらいで私の誕生日にプロポーズしてもらいました。
マチアプ初心者こそ電話がオススメ!会話の相性で失敗しない相手選びを
Q.マッチングアプリ婚活をする上で大事にしたことは?
初めてマッチングアプリを使う人でも、電話やビデオ通話を積極的に活用すると相手をしっかり見極められます。文面よりもお互いの雰囲気がよくわかるし、ビデオ通話だと映り込むもので生活感も見えます。私は、彼と直接会った時の壁がとても低くて、初めて会った感じがしませんでした。アプリ初心者だからこそ、まずは安全に相手を知る方法として電話はとてもおすすめです。
マッチングアプリに対する抵抗がある人もまだいると思いますが、普通に生活していたら絶対に会わなかっただろう人と出会えるのもアプリの良さです。社会人になれば、紹介や合コンがないと他の職業の人とは出会わないですし。特に同級生や近しい友人の紹介だと仲間内での昔の交際などが分かったり、もしダメになった時に周りの関係に影響が出ますが、アプリならそういうしがらみもありません。自分の趣味や価値観に合う人を見つけて会えるのは、すごくいい方法だと思います。
取材/河野紗也 編集/越知恭子