メイクのり最悪、崩れ止まらない…40代から増える【ファンデ不調】の原因4つと解決法
スキンケアは万全だと思っていたのに、ファンデーションを塗るとカサついたり、毛穴が目立ったり、ファンデがうまくのらない……。そんな「ファンデ不調」の原因について皮膚科医にお話をうかがいました。
◆こちらの記事もおすすめ
▶深刻な50代悩み…化粧のりの悪さを解消!ぜひ試してほしい「人気オイル」6選
ファンデ不調に悩んでいませんか?

スキンケア後は潤っていたのにファンデを塗ったらカサつき発見

朝、明るい場所で見たら毛穴落ちがひどすぎた

きれいにつけたはずがムラづき!(驚)待ち合わせ前の悲劇
ファンデ不調の原因は4つ!
1.カサカサ…乾燥(頰、目元、口元)
保湿が足りていないサインです。ただ油分を与えるだけではメイク崩れが加速。高保湿力のベタつかない化粧水や乳液、クリームでケアします。
2.皮むけ…皮脂過剰(眉間を含むTゾーン)
Tゾーンの皮むけは、皮脂の分泌の乱れが原因。朝の洗顔後は保湿と皮脂ケアの両刀で、水分量と油分量のバランスを整えます。
3.毛穴目立ち…頬はたるみ、小鼻は皮脂
頰の毛穴目立ちはたるみが原因なので、夜のハリケアで肌再生に注力。皮脂分泌が多く特に気になる鼻周りは、ピーリングケアが効果的。
4.均一につかない…角質肥厚
肌表面の凹凸はファンデのムラづきに直結。代謝が悪く角質が溜まりやすい肌には朝洗顔が大事。酵素や炭酸泡で優しくオフし代謝を上げます。
ファンデ不調の原因は、乾燥や皮脂過剰、角質肥厚、肌老化サインにより肌状態が整っていないことが考えられます。保湿は基本ですが、それだけではなく、今の肌に必要な成分を見極めて与えることが大事です。夜は主にハリケアでたるみ対策、朝は保湿や皮脂抑制、毛穴ケアなど目的に合わせて選択。今の暑い季節、朝の重ね塗りは化粧くずれを助長するため、数を減らし、複数効果のあるコスメを選ぶのをお勧めします。
お話をお聞きしたのは

2008年日本大学医学部医学科卒業。東京女子医科大学病院皮膚科を経て、2019年に開院。今年8月転院予定。
本記事は、美ST編集部が取材・編集しました。「美ST」は16年以上にわたり、40代&50代女性の美容とライフスタイルを追求してきた月刊美容誌です。
『美ST』2025年9月号掲載
撮影/nara(vale.) モデル/吉村ミキ ヘア・メイク/只友謙也(Linx) スタイリスト/井関かおり 取材/大山真理子
◆化粧のり、メイク崩れに悩んだら…