宮﨑あおいさん(39)「仕事も楽しいし、家に帰っても楽しい」常にポジティブマインドでいる秘訣【ドラマ『ちょっとだけエスパー』で13年ぶり民放連ドラ出演】

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“触れた相手の心の声が聞こえる力”を持つ主人公・文太が、世界を救うミッションに挑むSFラブロマンス『ちょっとだけエスパー』が放送中です。主人公の仮初めの妻・四季を演じている宮﨑あおいさんは、役と同じく常にポジティブで「楽しみ上手」だと言います。40歳を前に感じ始めた思い、そして人生を楽しむ秘訣とは?

Profile

1985年11月30日生まれ、東京都出身。子役として活動をスタートさせ、22歳でNHK大河ドラマ『篤姫』の主演に歴代最年少で抜てき。その後も映画『ソラニン』、NHK連続テレビ小説『あさが来た』、映画『怒り』、実写映画『秒速5センチメートル』など、話題作に出演。来年1月には、大河ドラマ『豊臣兄弟!』がスタート。

“目の前のぶんちゃんを愛すること”を大切に、四季を演じていたい

——文太と四季は“仮初めの夫婦”ですが、四季は文太のことを本当の夫だと思い込んでいます。2話では、四季は前の夫を事故で亡くしていたという事実が明らかとなり、ますます謎めいた役どころになってきましたね。

四季ちゃんは、天然でかわいらしい女性ですが、彼女の抱えているものはとても複雑で、つらい部分も出てくると思います。でも、今の段階ではそうした部分はあまり考えず、「目の前にいるぶんちゃんを愛すること」を大切に、四季を演じていたいと思っています。きっと、ぶんちゃんの目の前にいる四季ちゃんが素敵であればあるほど、全貌がわかったときに、いい作用を生む気がしていて。

——では、今は楽しく演じられている?

はい! もちろん、これから四季を演じるにあたって複雑な感情になることもあるだろうけど、その感情の変化も、なんだかすごくリアルでいいんですよね。

私は迷わないタイプ。直感を信じて“こっち!”と決めるようにしています

——難しい役どころですが、悩んだ点は?

それが、あまりないんです。野木(亜紀子)さんの脚本が素晴らしいので、その道筋をきちんと理解して進んでいけば迷うことはありません。台本を読んでいるだけで、自然と気持ちが動いていくし、するすると進んでいく。たくさん脚本の力をお借りしています。

——演じる上で、どちらのアプローチがいいか迷ったりすることもないのでしょうか?

私、迷わないタイプなんです(笑)。自分の直感は信じていいんじゃないかなって思うから、とても大切にしていて。それに従って、「こっち!」と決めるので、何事においても迷うことは少ないかもしれません。それに、もし迷ったとしても、監督の中にはきちんと答えがあるでしょうし、プロデューサーさんたちもそちらへ導いてくださる。信頼できるチームがいるからこそ、私は迷わずにいられるのだと思います。

夢中になれるものに出会えれば、人はとても強くなれるし、楽しく生きられる

——宮﨑さんは子役からキャリアをスタートされましたが、年齢を重ねる中で、仕事に対する向き合い方に変化はありましたか?

ありがたいことに、若い頃からお仕事をさせていただいていますが、30代になったからといって変わったことはありません。周りと比べて焦ったり、スランプに陥って悩んだりすることもなくて…。でも、それは楽しみを見つけるのが好きだからかなと思います。お仕事も楽しいし、お家に帰っても楽しい。どこにいても楽しいから、毎日が最高です!

——どうやって“楽しい”を見つけてこられたのですか?

幸運なことに、自分の夢中になれるものがこのお仕事だったからです。夢中になれるものに出会えれば、人はとても強くなれるし、楽しく生きられると思っていて。私の場合は、それがお仕事だったけれど、何か夢中になれるものを探してみたら、自然と“楽しい”ってあふれてくると思います。

——何事にも、“楽しい”という気持ちが根底にあるのですね。

四季ちゃんと通じるところなのですが、私はとにかくポジティブなんです。どんなことがあっても、すべてポジティブに捉えるようにしていて。そうしたら、自然と全部が楽しくなります。

——素敵です…! だからこそ、宮﨑さんはいつもハッピーなオーラに包まれているのですね。

楽観的なだけです(笑)。この考え方なのはずっと変わりませんが、年を重ねてより強く思うようになった気がしています。

来月40歳を迎える今、『どんなおばあちゃんになりたいか』を考えるように

——それは、余裕が出たぶん、“楽しい”を探しやすくなったということですか?

多分、そうだと思います。いろいろな経験を経て、少しずつ視野が広がってきたからなのかもしれません。私は来月、40歳を迎えるのですが、ふと「これからを考える年齢になってきたんだな」という思いがよぎりました。これまでは、あんまり先のことを考えてこなかったけれど、「どんなおばあちゃんになっていたいかな?」と想像するようになりました。これも、年齢を重ねていく醍醐味だなと感じています。

——ここからまた、人生が動いていきそうですね。

そうなんです! それも含めて、40歳になるのが楽しみです。

——将来的には、どんな女性像を目指したいですか?

おうちで、普段着としてお着物や浴衣を着ているようなおばあちゃんになりたい。見た目のお話で申し訳ないのですが、それは生活や心に余裕があるからこそ、できることなのかなと思っていて。いくつになっても、自分に手間をかけてあげられるような女性になれていたらうれしいです。

Information

『ちょっとだけエスパー』
10月21日よりテレビ朝日系にて、毎週火曜21:00〜放送。ヒットメーカー・野木亜紀子によるオリジナル作品。会社をクビになったどん底サラリーマン・文太(大泉洋)が、“触っている間だけ心の声が聞こえる”ちょっとだけエスパーに。見知らぬ女性・四季(宮﨑あおい)と“仮初めの夫婦”となり、「世界を救う」ミッションに挑むSF ラブロマンス。

衣装協力/support surface

撮影/You Ishii ヘアメーク/髙橋てんちょう彩 スタイリング/藤井牧子 取材/小林揚 編集/越知恭子