初の海外公式訪問! 愛子さまのワードローブを大胆予想

写真:毎日新聞社/アフロ

きたる11月17日~22日、初の海外公務に行かれる愛子さま。訪問される国は、日本との外交関係樹立70周年を迎えるラオス。今回は、放送作家・皇室ライターのつげさんと、ラオスでの愛子さまの装いを大胆予想!  加えて愛子さまの最近の装いも振り返ります。

「愛子さまにとって2025年は、前年に比べてご公務が格段に増えた1年でした。泊まりがけのご公務では、毎日雰囲気ががらりと違う装いを見せてくださる愛子さま。そういった影響もあって、定番だったショート丈のテーラードジャケットにフレアスカートのスーツだけでなく、2025年はパンツスーツや柄ものなど、様々な装いに挑戦されている気がします。今年は、戦後80年という皇室にとって非常に大きな節目の年。愛子さまは両陛下とともに、慰霊の旅にも出かけられています。陛下は若い世代に戦争の記憶を継承してもらいたいという思いを強く持っていらっしゃり、愛子さまもそのことを理解されているのでしょう。そのせいかお召し物は、落ち着きのあるシックなものや静かな強さを感じられるものが多い気がします。昨年は、ピンク系のものを好んで選ばれていましたが、今年は水色や白、ネイビーが多い印象です(つげさん)」。

愛子さまの初の海外公務はラオスに!

「皇室の方々の海外の訪問先は、日本との関係で節目の年にあたる国から招待を受け、決められる場合が多いです。ラオスは日本との外交関係樹立70周年。東南アジアの中でも〝祈りと神秘の国〟と言われ、温かい気候と伝統文化が息づく国です。また、愛子さまのお勤め先である日本赤十字社が支援をしている関係もあり、縁の強さを感じます(つげさん)」。

アクティブさを求められるシーンではパンツスーツが有力?

写真:工藤 直通/アフロ

5月に視察された大阪・関西万博でのパンツスーツは、季節を感じる爽やかなブルー、ショート丈でショールカラーのジャケットに白く大きなボタンがアクセントに。雅子さまをお手本にされているかのような、ハンサムで洗練されたパンツスーツスタイルでした。「視察ではアクティブに動くことを求められるので、動きが制限されないパンツスーツを選ばれることが考えられます。今回の海外公務でも訪問先の小児病院や、タート・ルアン大塔、世界遺産の街ルアンパバーンなどを訪問される予定です。季節的にもラオスは乾季にあたり、日中は日差しも強いのですが、動きやすいパンツスーツ姿を見せてくださるのではないでしょうか。以前、愛子さまが着用されていたパンツスーツは、大きめのボタンが可愛らしさを演出していました。おそらくこのスタイルがお好きだと思うので、ラオスでもお召しになるのでは(つげさん)」。

訪問先の伝統に敬意を表した衣装は何を選ばれるのか?

写真:工藤 直通/アフロ

2025年6月、戦後80年の節目としてご一家で沖縄を訪問された時は、天皇陛下、雅子さま、愛子さま揃って、沖縄の夏の正装とされる〝かりゆしウェア〟をお召しになられた日も。愛子さまは、モンステラ柄の黒いかりゆしのワンピースを選ばれ、ラフなかりゆしを可憐に着こなされていました。「例えば、インドネシアのご訪問では天皇陛下がインドネシアの伝統的なろうけつ染めの布、バティックのシャツをお召しになっていたり、雅子さまがモンゴルへのご訪問でスポーツの祭典・ナーダムの開会式に出席された時は、モンゴルの伝統的な衣装〝デール〟を思わせるロイヤルブルーのロングジャケットのスーツをお召しになるなど、皇室の方々は、訪問国に敬意を表した装いをされます。愛子さまは、どんなラオスの伝統衣装を選ばれるのか気になるところですが、伝統衣装である巻きスカート〝シン〟を思わせる着こなしをされるのでは? と予想しています。また、ラオスの国旗は赤、青、白。愛子さまは、強い色はあまり選ばれない印象ですので、白に赤や青がアクセントになった衣装など、配色で表現される可能性も(つげさん)」。

晩餐会へは、日本の伝統衣装である和装で華やかな装いをされるのでは…

写真:毎日新聞社/アフロ

2025年春の園遊会では、水色の地に貝合わせに使われる蛤や貝桶などの吉祥文様が描かれた振り袖に、重厚感のある金色ベースの帯と、透明感のある優美な着物姿でお出ましに。「佳子さまがブラジルやギリシャにて大統領を表敬訪問される際、振袖をお召しになっていましたが、今回の愛子さまもトンルン国家主席への表敬訪問や、副主席が開催する晩餐会への出席が予定されています。そういった華やかな場では、日本の伝統的な衣装であり文化でもある和装をされることが予想されます。2024年秋の園遊会ではピンクの、2025年春の園遊会では水色の振袖でご出席された愛子さまですが、ラオスでは、国花のプルメリアを連想させるような淡い黄色のものをお召しになるのではと期待してしまいます(つげさん)」。

愛子さまの定番。清楚で初々しいスカートのセットアップはラオスらしいアレンジも?

写真:毎日新聞社/アフロ

2024年10月、初めての単独地方公務では佐賀県で開催された「SAGA2024国民スポーツ大会」をご観覧に。ベージュピンクのショートジャケット、フレアスカートのスーツは白いパイピングと大きめのボタンが、愛子さまの可憐な雰囲気を引き立てていました。「在留邦人やラオスの人々との交流などでは、普段のご公務の定番である、清楚なショート丈のジャケットにフレアスカート姿を海外でも見られると思います。プルメリアを思わせる淡い黄色のスーツや、プルメリアのブローチやコサージュなどで、愛子さまらしいアレンジをなさるのかもしれません(つげさん)」。

初の海外公務という節目を迎える愛子さま。その装いは、きっと気品と優しさ、そして未来へのまなざしを映すものになるはず。色やシルエットのひとつひとつに、今の時代を生きる女性としての感性が感じられるでしょう。

教えてくれたのは・・・

放送作家・皇室ライター つげのり子さん

テレビ東京系『皇室の窓』の放送作家。西武文理大学非常勤講師。2001年の愛子さまご誕生以来、皇室番組の構成を担当し、皇室研究をライフワークとしている。ワイドショーから政治経済番組、ラジオまで様々な番組の構成を手掛ける。著書に『天皇家250年の血脈』(KADOKAWA)『素顔の雅子さま』『素顔の美智子さま』(河出書房新社)などがある。

取材・文/味澤彩子

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