会社員として年100以上出張をこなす傍ら、美容ライターとしても活躍する籠谷奈央子さんに、実践しているトラベル美容を聞き込み！
今回は、旅先や機内など、普段とは違った環境下で乾燥に晒される肌と髪をいたわる、おすすめのスキンケア＆ヘアケアアイテムをご紹介いただきます。

飛行機移動で不安になるのは、肌の乾燥。普段のスキンケアの頑張りも帳消しにされてしまうのでは？と感じてしまう長距離フライトの機内は、シートマスクで乗り切っています。おすすめは、美容液１本をまるごと固めたBiodanceのハイドロゲルマスク。こちらはなんと、８時間つけっぱなしでも平気という優れもの。３時間以上つけるとゲルが透明に変化。肌に美容成分が浸透していくにつれて、ゲルの潤いが移っていく感覚で、経過も楽しめるスキンケア。長時間フライトにもピッタリです。

旅行中の肌の揺らぎや、日焼けの鎮静、ホテルや機内の乾燥対策に年中手放せないお守り的存在なのが、キュレルの名品、「ディープモイスチャースプレー」。化粧水ミストが霧状に噴射され、肌を薄膜保湿。何度重ねてもメークが崩れにくくベタつかないのが魅力です。リピート本数はもうそろそろ３桁に突入！

旅先では写真を撮る回数も増えるので、華やかなリップメークの土台となる唇ケアも入念に！ 洗い流さない唇の角質ケアで、保湿からエイジングケアまで網羅する唇用美容液は、程よく厚みのあるテクスチャーで外的刺激をブロック。リップカラーの質感も邪魔しないので、土台美容液感覚で仕込んでいます。セラミドは勿論、血色感を引き出すトコフェロールなどの厳選成分が配合され、シンプルながら全信頼を置けるアイテムです。

ヘアアイロンなどを旅行に持っていくのが面倒な時に便利なのが、ukaのスタイリングシリーズ、「uka LOVE YOUR MOSAMOSA HAIR rich balm for coarse hair」。自分の髪を愛せるようになる６種類のスタイリング剤をラインナップ。モサモサ、フニャフニャ、ボサボサ、ペチャンコ、ギシギシ、パサパサといった髪悩みをあえて活かしながら、ヘアセットを楽しめるアイテムが揃っています。私は少し癖毛な髪質を活かせるように、モサモサを。海外っぽいラフで、少しウエットな質感に仕上がります。

旅先のヘアケアで欠かせないアイテムとして、同じくイチオシしたいのが、SHISEIDO PROFESSIONALの隠れた名品「SUBLIMICワンダーシールド」。こちらはタオルドライ後の濡れた髪にたっぷりスプレーして、ドライヤーで乾かすだけで癖が残りにくくなるミスト。旅先によって異なる水質や、紫外線、花粉やにおいなどの外的ストレスからも髪を守ってくれ、いつまでも綺麗な髪に。ふんわり甘く届く香りも好きで、つけていると褒められるアイテムです。乾きも早くなるので、旅先ドライヤーの風力の弱さも耐えられます。

見ているだけで気分が上がるポーチで、旅先でも美容の時間を楽しみたい。イギリス旅行で出合ってから少しずつ集めている、Elizabeth Scarlettのアイテムはまさにそんな気持ちに寄り添ってくれるものばかり。星座や動物、イニシャルモチーフなど、洒落たアイコニックなデザインのものが多く、集めたくなる理由がきっと分かるはず。スキンケアやコスメをさっと入れるのに便利な形状の、マチがあるタイプが私は気に入っています。日本では購入出来ないので、ヨーロッパ在住バイヤーの方が運営するオンラインサイト「La Fine Bouche」経由で購入しています。

１〜２泊の旅行の時はSeria（セリア）の仕分けポーチが大活躍！ パウチ状のサンプルだけでなく、チューブタイプも収納できるのが使いやすく、常備しています。濡れても平気なビニール素材なので、温泉などにも持ち込めて、ストレスなく美容を楽しめます。セリアパトロールは定期的に行っていて、常に何かいいものないかな？と色々試しています。