【京都でマリアージュ】ホテルと料亭で楽しむ「新しいペアリング」のすすめ!

料理家、ライフスタイルプロデューサーとして活躍する杉山絵美さん。国内外を飛び回り、その行先は王道のラグジュアリーから想定外な穴場まで…枠にとらわれず好奇心旺盛に動くアクティブ派。プライベートでは、夫婦で東京以外にも拠点を持ち、カントリーライフも時々楽しんでいます。そんな杉山さんが目をつけた旅情報を紹介する連載【NEW SPOT NEW LUXURY】。第7回は、京都のお料理とドリンクの“マリアージュ”をご紹介します!

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京都で楽しむマリアージュ
繊細で美しい京料理とマッチするドリンクとは?

私が京都を初めて訪れたのは3歳の頃でした。東京駅で親戚を新幹線の乗り場まで見送りに行き、「私も行きたい」と言ったまま、本当に列車に乗ってしまったのです。あの小さな衝動が、京都への最初の旅になりました。歴史と文化が幾重にも重なり合い、静けさの中に深い情緒が息づく街、京都。この街では、“味わう”ということがより豊かになります。繊細な京料理に寄り添う日本酒やワイン、一椀のお茶が互いをそっと引き立て合い、京都ならではの調和の美しさを感じさせてくれます。

フォションホテル裏側の鴨川。朝のお散歩にピッタリ!
紅葉を見に京都御苑へ。
真っ赤に染まる京都御苑の紅葉。

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グルメホテル「フォションホテル京都」で出会った紅茶マイスター

「フォションホテル京都」では、紅茶とお料理の極上のマリアージュが楽しめる「アフタヌーンティー」がおすすめです。

ここにはフォションホテルとして世界で唯一の“グランティーマスター”の吉川和孝さんが常駐し、お料理とのペアリングを提案してくれます。香り高い紅茶が京都の食材を生かした料理の余韻を引き立て、まるでフランスと京都が一つのテーブルで出会うような体験が広がります。

これから旬を迎えるいちご“あまおう”をふんだんに使ったアフタヌーンティーはフレンチの要素を取り入れたスイーツとセイボリーが人気。毎年すぐに予約が埋まってしまうので気になる方はお早めに。

ちょっと日常から離れて、紅茶と食をゆったりと味わうアフタヌンティー文化は、忙しい現代のライフスタイルにも寄り添う癒しの時間。京都の静けさの中で、香りとともに心を解きほぐす贅沢なひとときを過ごせます。

 

▶︎フォションホテル京都

https://hotelfauchonkyoto.com/

今回のミニパルフェでは、ピンクのシロップをかけて、あまおう、アイスクリーム、生クリームの調和を楽しんで。セイボリーには福岡県の明太子を使用したメニューも登場。
紅茶マイスターが在籍するホテルはここだけ!グランティーマスターの吉川和孝さんに好みを伝えれば、お好みの一杯を淹れてくれるので、ぜひオーダーしてみて。
お土産に欠かせないのが、1枚1枚丁寧に「フォションホテル京都」で焼き上げている「ガレットブルトンヌ」。手作りゆえに賞味期限が短いので要チェック!

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タイ発ラグジュアリーホテル「デュシタニ」で楽しむクラフトビール

デュシタニ京都のレストランでは、洗練されたタイ料理とクラフトビールの新しいマリアージュが体験できます。伝統的なレシピをモダンに昇華した料理は、香草やスパイスが織りなす複雑な香りと繊細な味わいが特徴です。そこに合わせたいのが、プーケット発のクラフトビール「CHALAWAN Pale Ale(チャラワン・ペールエール)」です。

タイの伝説に登場する“ワニ王チャラワン”をモチーフにしたこのビールは、ラベルに描かれたワニのデザインが愛らしく、ボトルを手に取るだけで旅の物語が始まるような雰囲気です。フルーティーな香りと程よい苦味が青パパイヤサラダや海老のスパイシーサラダなどの酸味や辛味をやさしく包み込み、お料理とマッチ

こちらのビールは世界にも認められるほどの実力。ロンドンで開催された「World Beer Awards」でゴールドを受賞した実績があります。京都にいながら、旅するように味わう食体験が魅力です。

 

▶︎デュシタニ京都 

https://www.dusit.com/dusitthani-kyoto/ja/

デュシタニ京都で楽しむ極上タイ料理とクラフトビールのマリアージュがおすすめ。
タイの国民的料理「海鮮ヤムウンセン」。甘味、塩味、酸味、辛味の調和が素晴らしい一品。
プーケット発のクラフトビール「CHALAWAN Pale Ale(チャラワン・ペールエール)」。フルーティーな香りがタイ料理にマッチ!ぜひお試ししてみて。

Spot3
京割烹「祇園 静水香」では日本酒の遊び心のあるマリアージュを

祇園に佇む「祇園 静水香」は、京都らしい上品さと温かな活気が同居する美食空間です。カウンター越しに料理人とお客様が会話を交わしながら、お料理と日本酒のマリアージュを一緒に楽しむ──そんな一体感がこの店の魅力です。

この日のコースでは、旬の素材を丁寧に生かしたお料理に加え、全国から集められた珍しい日本酒をグラスで少しずついただけました。料理に合わせて店主が丁寧にお酒を説明してくださり、香りや造り手の個性まで知ることで味わいが一層深まります。普段なかなか出合えない銘柄に出会うたび、心が弾みました。

お客様もスタッフも笑顔に包まれ、空間全体が“美味しい時間”で満たされていく。食とお酒の楽しさを改めて思い出させてくれる場所です。絶対にまた訪れたい──。そう感じる特別な一軒でした。

 

▶︎祇園 静水香

https://gion-shizuka.jp/

日本酒「十四代 あらばしり」と合わせるのはお造り。明石の天然真鯛、赤貝、アオリイカに塩辛のソースにつけていただくのが珍しくとっても美味しいマリアージュです。
春の山菜等を青のりの餡で味付け。お酒は愛媛県の石鎚から「バンキッシュ」を合わせて。辛口でありながら非常に綺麗な旨みを持った人気の日本酒。
お店のシグニチャー料理「すき焼き」。トリュフオイルを隠し味にした温泉たまごにつけていただくお肉料理には、美丈夫の「鄙」をマリアージュ。自然豊かな環境下で日本酒を作る酒蔵さんが提供する、飲みごたえのある日本酒がピッタリ。

Profile

杉山絵美さん

DIORの広報として活躍し独立。名だたるラグジュアリーブランドのPRを手がけた後、料理好きがこうじて世界中を食べ歩いて研究したレシピをもとに料理教室を開催。2020年には株式会社「FOOD LOSS BANK」を友人と共同設立し、食品ロスの問題にも取り組むように。現在ではレストランプロデュースや、「オイシックス」のミールキットの開発など、食や料理にまつわる活動を中心に活躍中。2024年、人気YouTuberのヘラヘラ三銃士のありしゃんとクッキーブランド「AMILY」立ち上げ、ラッパーのZeebraと料理動画をGOOD FOOD SUNDAY の配信をスタート。著書に『おうちで作るセレブご飯』(中央公論新社)。2025年4月23日に2冊目の料理本「杉山絵美の30分で完成!毎日のごちそう」を宝島社より出版する。『VERYNaVY』でのエグゼクティブ目線で選ぶレストラン紹介の連載も好評。

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監修/杉山絵美 取材・文/菊池美裕紀