眞鍋かをりさん「テレビ番組の収録中に動悸が。本格的な更年期に備えて〝ホル活〟始めました」
「元祖ブログの女王」「元祖インテリジェンスタレント」として、知的なのに軽やかで親しみやすい人間力で活躍し続けている眞鍋かをりさん。実は類を見ないホルモンオタクであることが判明! 女性ホルモンを語らせれば止まらない、彼女の最新の“ホル活”とは?
▼あわせて読みたい
【特別カット集】知性と可愛らしさが溢れてる!眞鍋かをりさんにインタビュー
眞鍋かをりさん
1980年、5月31日、愛媛県生まれ。横浜国立大学卒業。 大学在学中からタレント活動を始める。 2004年、ブログ「眞鍋かをりのココだけの話」が人気となり、「ブログの女王」という称号も。現在はコメンテーターやキャスターとして多くの情報番組や教養番組に出演中。
更年期症状のひとつ、40歳をすぎてはじまった「動悸」は呼吸法で攻略
45歳という年齢は更年期の入り口ですが、私の場合は40代になってから、いったん脈が早くなると、なかなかおさまらないようになってきました。ホットフラッシュやパニック症状まではいかないのですが、こういう「動悸」も更年期症状のひとつと言われているようです。
先日は、テレビ番組の収録中にハラハラするVTRを見ていたら急に動悸がしてしまって。収録中で逃げ場がないと思うと心理的に追い詰められてしまい、冷や汗が出て息が苦しくなりました。ここで、取り乱してはいけない! と思えば思うほど、プレッシャーを感じて症状が強くなっていき、パニック寸前に。
そのときは、知識として頭にあった呼吸法に助けられました。「4・7・8呼吸法」といって、4秒吸って、7秒止めて、8秒かけて息を吐くことで自律神経を整える効果がある呼吸法。副交感神経を優位にすることでリラックス効果が得られ、心拍も平常に戻り、なんとかその場を切り抜けることができました。普段から実践すれば、ストレスの軽減や高血圧予防にも役立つそうです。
更年期の症状というのは女性ホルモン(エストロゲン)の急激な低下によって自律神経が乱れることで起きるもので、いかに自律神経を安定させるかが重要とのこと。私はここ1~2年の“ホル活”でかなりのホルモンオタクになっているので(笑)、自律神経を整える方法にはかなり詳しくなりました。
また、睡眠時の呼吸も大事なので、寝るときには鼻呼吸になるように、口にマウステープを貼っています。
腸こそ体の中枢。「腸を制する者、更年期も制す」かも
「腸は第二の脳」とよく言われます。腸は、迷走神経という主要な神経を通じて脳とつながっていて、心や体の状態、免疫とも深く関わっているとされています。また、“幸せホルモン”とも呼ばれるセロトニンの多くは腸で作られるそう。さらに、腸には独自の神経ネットワークがあり、脳からの指令がなくてもある程度、自律的に消化や運動をコントロールしています。
そう考えると、私は腸のほうこそ、人間の体を司っているのでは? と思ってしまいます。
それほど大事な内臓ですから、更年期をソフトランディングさせる自律神経の調整のために、腸活を意識しています。朝の白湯にリンゴ酢を入れたり、お味噌汁には酒粕が欠かせません。きなこやすりゴマを持ち歩き、ロケ弁にちょい足ししたりもしています。でも、そこで大事なのが、善玉菌そのものだけでなく、善玉菌の“エサ”になる栄養も一緒に摂ることだそうです。
発酵食品などで腸内環境を整えるだけでなく、菌の栄養源となる食物繊維やオリゴ糖も欠かせません。とくに水溶性食物繊維や、ポリフェノールも注目されています。
私の場合は、食物繊維のパウダーをお茶に入れたり、ポリフェノールを含むお茶を積極的に飲んでいます。
また、小腸で消化されず大腸まで届く“第3の食物繊維”とも呼ばれるResistant starchレジスタントスターチも意識しています。冷やご飯や少し青めのバナナなどに含まれる成分で、ご飯にもち麦を混ぜたり、おやつを工夫して取り入れています。
「腸は第二の脳」とよく言われますが、個人的には腸が脳を司っているのでは? と思っているので腸活を意識しています。グラノーラで補ったり、朝の白湯にリンゴ酢、お味噌汁に酒粕を入れたり、酪酸菌の粉末やきな粉を飲み物やヨーグルトに足して、毎日摂っています。
女性ホルモンの分泌を安定化させる「温活」も欠かせない
自律神経を整える3つ目が温活です。体温調整や代謝には、自律神経やホルモンバランスが深く関わっているので、体を冷やさないことを意識しています。体が冷えていないほうが血流などの巡りが良くなり、ホルモンも本来の力を発揮しやすいのだとか。
私は冷え症なので、マグネシウムを入れたお風呂にゆっくり浸かったり、寝るときは就寝用カイロでお腹や腰まわりをやさしく温めたりしています。腹巻きやレッグウォーマーも欠かせません。現在は、この3本柱を更年期シフトのために意識していますが、もし今後、本格的に更年期に突入した場合のために、更年期症状の対処法としてよくあげられるホルモン補充療法(HRT)についても調べています。
HRTに関しては、メリット・デメリットがあるので、症状が変化してきたら、慎重に検討していくつもりです。
私のホルモン師匠・満倉靖恵先生(医学研究者)が監修されているアロマオイル。女性ホルモンの分泌に効果があるそう。このオイルを使うまではアロマの作用を信じていなかったのですが(笑)、エビデンスがあると知って取り入れています。
40代の自分をヴィンテージカーのように労わりながらメンテナンスするのが今の私の“トリセツ”
色々と対策はしているものの、ホルモンバランスを整えるには、やはりストレスフリーな生活が欠かせません。自律神経でいうと、戦闘モードの交感神経から、リラックスモードの副交感神経へ、スムーズに切り替わることが大切です。そうでないと、心も体も回復しにくくなってしまいます。
私はもともと、常にエンジンをふかしがちで、休み方を知らないタイプ。性格的にもかなり“追い込み癖”があります。筋トレも、気づけば4日間筋肉痛で動けなくなるほどやってしまう(笑)。
でも、追い込めば結果が出るというのは、若い頃の話。どんな時でも全開で走っていると、交感神経ばかりが優位になってしまい、うまく休めません。
40代は、自分の体をヴィンテージカーのように丁寧に扱わなければいけないと、ホルモンについて学んだことで、気がつくことができました。もし何も知らずにいたら、更年期の頃に突然エンストして、心や体に大きな不調が出ていたかもしれません。これからも学びを続けて、いつか“ホルモン博士”と呼ばれるくらい詳しくなれたらうれしいですね。
撮影/古水 良(cheekone) ヘア・メーク/里美(竹邑事務所) スタイリスト/関谷佳子 取材/柏崎恵理
おすすめ記事はこちら
▶更年期のホットフラッシュに効果があるオシャレって?【婦人科医が解説】