松岡茉優さん×仲里依紗さん、タイプの異なる二人が、6か月の撮影で築いた関係は――?
次々と話題作を送り出すNetflixが次にスポットを当てたのは、美容整形業界。そんなドラマで、異なる信念を持つ医師を演じた松岡茉優さんと仲里依紗さん。取材を重ね、美容整形業界を描き出したドラマの役作りや撮影現場での経験をたっぷりとお聞きしました!
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仲里依紗さん(36歳)、おしどり夫婦なんて言われているけれど、夫にはしょっちゅうブチ切れてます。 “円満”の秘訣は、「諦め」です。
リアルに美容医療の現場を取材して見えたことは――?
仲さん(以下敬称略) 私は、もう美容が大好きで。「最近はどんな美容施術が流行っているのかな」と調べたりするのも好きだし、スマホで皆がUPしている縦動画で見るのも好き。最近、大人女子はみんなこぞって韓国に行って美容施術をするけれど、その韓国よりも先に「整形」をテーマにしたドラマを配信するんだ! とちょっとビックリして。でも、美容好きとしては、それに携われたことが嬉しかったな。
松岡さん(以下敬称略) 作品の医療監修をしてくださった高須クリニックにて、直接指導を受けました。診察室や、先生方の荷物が置かれているバックヤードなど、働く側ならではの目線で詳しく教えてくださって、すごく勉強になりました。
仲 私は、美容業界って、ちょっと芸能界に似たところがあるな、と思って。SNSを利用したり、先生たちは技術だけじゃなく、お話も上手なんですよね。
松岡 模擬診察を見学させていただいたのですが、皆さん説明がとても上手で、施術に対する不安だけでなく、心の揺らぎも受け止めていらっしゃいました。中学生や高校生の患者さんもいらっしゃるそうですが、あれだけ真っすぐに説明してもらえたら、自分が望む治療への理解も深まるでしょうし、安心するだろうなと感じて。他にも、タレント的要素の強い美容外科医さんも居て、“推しに課金する”ような思いで患者さんが足を運ばれるということもある。今の美容業界の実情をお聞きして、知らないこともたくさんありました。
互いの芝居から生まれた、想像していなかった着地点
松岡 美容整形という題材だけでなく、生き方の違う二人の女性がそれぞれ成長していく物語で、シスターフッドが主軸にあるところも見どころの一つだと思います。Netflixの日本発作品が初めて描く美容整形という題材の中で、仲里依紗さんと共闘できることがすごく楽しみでした。
仲 茉優ちゃんは、もともとお芝居が素晴らしいのは観て知っていたのだけれど、一緒に演じてみて、自分が初めての感情を覚えて……。だから、とても新鮮だったんです。
松岡 私も同じことを感じていました。「相性がいい」ってよく周りが言うものだけど、凜と文として里依紗ちゃんと対峙していて、想像できなかった着地点にたくさん連れて行ってもらいました。脚本を読んで想像していたシーンとは全く違う結果になったところは数えきれないほどあるし、特に物語の終盤に向けては、一人では絶対に辿り着けなかった。里依紗ちゃんとお芝居をさせてもらったから、そこに到着できたと思っています。引き出してくれたことへの感謝でいっぱいです。
仲 えーっ、嬉しい! でも、私は、現場でもポップ系だから、大丈夫でしたか?(笑)
松岡 そうなんです! 里依紗ちゃんの現場での佇まいもすごく素敵で。「これはこうする?」というような話し合いは大なり小なり毎日、毎シーンあるのですが、その提案や意見の伝え方がポップなんです。現場が穏やかに進むし、相手も自分の意見を伝えやすい。素晴らしいなと思っていました。
仲 でも、私たちが仲良くなれたのも、看護師役を演じた田中みな実さんの存在が大きいですよね。
松岡 自分で言うのもなんですが、私も里依紗ちゃんも人見知りで。撮影期間が長い中、みな実ちゃんが「茉優、こっちおいで」と、三人で話すきっかけを作ってくれたんです。里依紗ちゃんが現場近くのアイス屋さんを見つけて、私たちにも買ってきてくれたこともありました。
仲 そこで、みな実先生の美容教室が始まりました!
松岡 みな実ちゃんには美容についてたくさん教えてもらっていました。
おすすめのマスクをいただいたり。そうやって、三人で話す時間も増えていきました。
特殊メイク、VFX、専門スタッフが支えた撮影現場
仲 今回の作品で驚いたのは、人の手による特殊メイクと、最新のVFX技術。現場にあった風間俊介さんの造形があまりに本人そのもので、「おはようございます」って挨拶しちゃったくらい(笑)。患者さん役の研ナオコさんは、役では素顔という設定で登場される場面にも特殊メイクが施されていたんです。
松岡 特殊メイクのJIROさんのお仕事のクオリティはもちろん、速さにも驚きました。手元だけを見ると、遊んでいるような手つきなのに、生々しい傷があっという間にできている。取材を重ねられたことで、整形パートの説得力も増しています。また、センシティブな題材だからと、現場付きのカウンセラーを入れてくださったことも素晴らしいと思いました。ヘビーな挑戦をする俳優たちを、インティマシーコーディネーターとともに支えてくれているという実感は、当事者ではない私も、安心して撮影期間を過ごすことができました。
仲 それに、VFXのおかげで外科医役の私たちが、血を見ずに済んだのもありがたかったですよね。「ここは、患者さんが流血しているシーンです」と説明があって、私たちはちょんと指先に“赤”を付けるだけで。後から映像に血の赤をプラスするという手法で、出演者のメンタルにも配慮してくださったのも進化の一つですよね。
松岡 今回は、俳優の心身の安全を守りながら作品の意図を最大限に実現する専門職であるインティマシーコーディネーターが、現場にいてくださったのもありがたかったです。浅田智穂さんは、ずっとご一緒したかった方で。センシティブな場面だけでなく、喧嘩や説得のシーンで掴み合いになるところなど、監督や、俳優同士の間に入って進めてくださることにとても安心していました。
仲 ドラマや映画の現場も、どんどん進化していますよね!特殊メイクやVFXで、この先どんな役が演じられるのか楽しみ!また、色々な役で茉優ちゃんとご一緒したいな。
松岡 私も! 次に里依紗ちゃんと一緒に演じるのが楽しみです!
Mayu Matstuoka
1995年東京都出身。NHK連続テレビ小説「あまちゃん」(13)で注目を集める。『勝手にふるえてろ』(17)、『蜜蜂と遠雷』(19) 、『騙し絵の牙』(21)で日本アカデミー賞優秀主演女優賞、『万引き家族』(18)で優秀助演女優賞を受賞。その確かな演技力が高く評価されている。その他の主な出演作に映画『愛にイナズマ』(23)、ドラマ「ギークス/GEEKS」(24)、「最高の教師1年後、私は生徒に■された」(23)などがある。今後の出演作に、映画『男ともだち』(11月6日公開)が控える。
Riisa Naka
1989年長崎県出身。ドラマ、映画の他、ファッション誌でモデルとしても活躍。幅広い役柄を演じ、その演技力で今、オファーが絶えない女優の一人。また、Instagramでの私生活が垣間見える投稿やファッショニスタとして人気を集める。2020年4月よりYouTubeチャンネルも開設。主な出演作にNetflixシリーズ「今際の国のアリス」〈シーズン1(20)、シーズン2(22)〉、Netflixシリーズ「離婚しようよ」(23)、TBSドラマ「不適切にもほどがある!」(24)などがある。待機作に映画『高校生家族』(2027年1月8日公開)がある。
[松岡さん」ジャケット¥419,100パンツ¥939,400シューズ¥155,100(すべてロエベ/ロエベ ジャパン クライアントサービス)イヤカフ¥17,600ネックレス¥143,000リング¥33,000(すべてヒアーズ)[仲さん]ジャケット¥297,000ドレス(ともに参考商品)ネックレス¥126,500パールネックレス¥159,500ピアス¥81,400(すべてヴィヴィアン・ウエストウッド)イヤカフ¥27,500左手人差し指のリング¥19,800左手中指のリング¥23,100(すべてスワロフスキー・ジュエリー/スワロフスキー・ジャパン)右手のリング¥ 41,800/ラブバイ イー・エム(イー・エム アオヤマ)ブーツ¥236,500(ジャンヴィト・ロッシ/ャンヴィト・ロッシ・ジャパン・カスタマーサービス)その他スタイリスト私物
<問い合わせ先>
イー・エム アオヤマ ☎03-6712-6797 ヴィヴィアン・ウエストウッド https://www.viviennewestwood.com/
ジャンヴィト・ロッシ・ジャパン・カスタマーサービス ☎03-3403-5564 スワロフスキー・ジャパン ☎0120-10-8700
ヒアーズ heresjewelry2020@gmail.com ロエベ ジャパン クライアントサービス ☎03-6215-6116
『ダウンタイム』
監督:Yuki Saito
出演:松岡茉優 、仲里依紗
間宮祥太朗、 田中みな実、 萩原利久、長井短
渡辺大知、中川家礼二、 シシド・カフカ
城田優、 増子直純、武田創世、泉里香 、田村健太郎 篠井英介、天野はな、 景井ひな、 研ナオコ、
野呂佳代 、古川凛、 安達祐実、 風間俊介、 Kōki,
永作博美 渡部篤郎
主人公は天才的なオペ技術を持つ、形成外科医・沼田文(ぬまた・ふみ)。「医療で命を救う」という信条に従い行った緊急オペが原因で、勤務していた大学病院を去ることになる。そんな彼女をスカウトしたのは、「美で人を救う」ことが信条のカリスマ美容外科医・遠山凜(とおやま・りん)。文は美容外科を否定してきたが、業界の闇を探るために、凜のクリニックで働き始める。「美」と「医療」に対する価値観が違う2人は激しく対立するが、凜の父親でクリニックの会長・遠山新(とおやま・あらた)の存在が、2人の関係を大きく変えていくーー。監督は、大ヒットドラマ「アンメット ある脳外科医の日記」のYuki Saito。美を追い求める人々の希望や葛藤、生きづらさをエンターテイメント作品として描き出す。9月17日(木)よりNetflixにて世界独占配信開始
撮影/遠藤優貴 ヘアメイク/上野知香(松岡さん)那須陽子(仲さん) スタイリスト/浅井 彩津希(松岡さん)、番場直美(仲さん) 取材・構成/河合由樹
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