内田恭子さん「夏のお嬢さん」みたいな“ワンピース”で夏を謳歌!
知性のある上品なファッションと聡明なキャラクターで人気の内田恭子さん。VERY NaVYで、彼女が愛する「モノ、コト、場所」を通じてその〝審美眼と価値観〟を知るエッセイ連載。今回は内田さんが夏になると着たくなるという、白っぽくて、可愛らしい〝ワンピース〟のお話です。
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内田恭子さんの
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ZIMMERMANNの花柄模様ワンピース
夏ですね。今年の夏は日本各地猛暑日が続いていますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。この息苦しいほどの熱気に、蝉の声ですらなんだか必死感を感じさせるものがあります。「こんなに暑い中、その小さい体で頑張ってるねえ」なんて応援したい気持ちになってしまうほど。人間だけではなく、生きとし生けるもの全てに対して、暑さにお気をつけください、の猛暑の夏です。
さて、そんな灼熱の暑さでも、なんだか浮かれてしまうのが夏の魅力。決して若者だけではありません。大人だって早朝のお弁当作りや、勉強やったの?コールから解放されて、朝もいつもよりゆっくり寝られて、堂々と言い訳なしにビールも飲めて、自由の身なのです。こんなに暑いんだから、ご飯だって多少手抜きになっても仕方がないと割り切れるこの潔さ。
そしてこの解放感はもちろん自然と服装にも表れます。先日の朝も学校まで子どものクラブ合宿の見送りに行った時も、裾にシミのついたままのいつかのTシャツに、てろてろ素材のジョガーパンツに、つっかけサンダルという服装。いつもは全身navyとまでは言わないけれど、学校という場所に失礼のない格好で向かうのですが、「夏休みだし、いいかあ」なんて一気に気を抜く私。かつての「服装の乱れは心の乱れ」なんて標語も上手く言ったものだわ。
そんなダラダラの格好をしているかと思えば、急にひらひらのワンピースを着たくなるのも夏の楽しさ。しかもそのひらひらはシックなものよりも、白っぽい、可愛らしい「夏のお嬢さん」みたいなワンピース。普段は自分では絶対選ばないでしょう、というテイストのワンピースを着たくなる、そして可愛すぎないかしら、なんて思わずに堂々と着られる夏はやっぱりすごい。これも解放感か。
ZIMMERMANNのスパゲッティストラップに白地に花柄模様のワンピースも「はい、きました!」と即決したもの。リアルタイムでは見ていないはずなのに頭の中に流れてくる榊原郁恵さんの歌声。これにぺったんこなサンダルを履いて、高原や海ではなく、普通に街に出て行くのがいいのです。そして「夏だなあ」って全身で季節を感じる。いつも同じようなものばかり着ていて・・・なんて悩んでいる方も、この夏は少し思い切ってファッションも解放してみては?さらに夏を楽しめるかもしれません。
Profile
内田恭子さん
1976年生まれ。フジテレビのアナウンサーを経て、結婚を機にフリーランスに。現在は幅広いメディアで活躍する一方、上品かつ高感度なファッションも話題に。2児のママ。kikimindfulness主宰、マインドフルネストレーナー。
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モデル・文/内田恭子 構成/松井美雪 編集/羽城麻子