専門家が教える、ママが「オフ」を作るために夫婦ですべきこと
久しぶりの夜のお出かけ時には、「ママ、楽しんできてね」って、家族が笑顔で送り出してくれるのが理想! 今回は、【夫】へ「ママOFF時間」捻出のためにママができることを伺いました。
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教えれたのは…パートナーシップコンサルタント あつたゆかさん
「すきだよ」代表取締役。共働き夫婦の対話支援アプリ「ふたり会議」を運営するなど、家族・パートナーシップに関する社会課題を解決。
「夫婦定例ミーティング」が効果的
◇ 夫は家庭運営のための共同経営者
夫は「今晩、飲み会だから」と、気軽に外出しますが、妻の場合は事前にお伺いを立てるなど、調整が必要ですよね。不公平を感じても、夫に対し「考えが古い」とか「○○さんの家はこうなのに」などと、人と比べるのはNG。俗にいう「昭和夫」は、育ってきた環境や価値観が長く根づいているので、「時代に合わせてあなたも変わって」と言っても急なマインドチェンジは難しいもの。敵対視すると、相手も戦闘態勢になるので、まずは互いの考えに寄り添うために「対話」が必要です。
私がオススメしているのが夫婦間の定例ミーティング。夫は家庭を運営していくうえでの唯一の共同経営者です。仕事でも話し合いを重ね、メンバーのチームワークを良くすることでモチベーションやクオリティが上がりますよね。業務連絡だけでなくメンタル面でも、定期的にコンディションを共有し合う。突然「出かけたい」というより、「モヤモヤが続いているから自由時間が欲しい」と伝えたほうがより効果的です。
「ママOFF時間」が生まれるのは…
◇ 夫婦間の愛情が増したら
また、「シグナルの交換」をしている夫婦は仲がいいという統計があります。日常で「ありがとう」「おはよう」「体調どう?」など、「あなたを気遣っています」という小さなシグナルをお互いに出し合うことで、双方に「自分の味方」という思いが生まれます。スキンシップも大事。
洗い物をしてくれたら「助かる!」、ご飯を作ってくれたら「美味しい」など、相手の小さな変化に目をかけて。夫を変えるのではなく、まずは夫婦関係の見直しを。妻に対して愛情があれば、ママOFF時間も快く容認してくれるはずです。まずは妻のほうから小さなシグナルを発信してみてください。
撮影/佐藤 彩 取材/石川 恵 ※情報は2023年12号掲載時のものです。
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