冬の乾燥は肌の大敵!美容のプロが勧める‟2step”保湿スキンケア
1年で最も寒く、乾燥しやすいこの時期。何を使っても肌が乾くとお嘆きの方、必見! 美容のプロが、今こそ使うべきスキンケアアイテムと、そのスキンケアの効果を格段にアップさせるお手入れ法を指南します。注目すべきキーワードは“2Step保湿”。真冬を乗り切れる激推しアイテムも厳選してご紹介します。
▼あわせて読みたい
乾燥の季節、ケアで差がつくのは目周りと唇!【美容のプロの推しアイテム6選】
教えてくれたのは
トータルビューティアドバイザー
水井真理子さん
エステ、アロマ、東洋医学を学んだ経験から、肌だけではなく、心や体にもアプローチする独自のお手入れ法が人気。最新スキンケアにも精通し、実践しやすいケアと組み合わせたメソッドで各女性誌や美容誌で活躍中。
冬の肌についておさらい
乾いてしかたがない冬の肌。その原因は「空気の乾燥や気温の低下によるもの」と水井さんは語ります。
「外気が乾燥すると肌内の水分が蒸発して乾燥しやすくなり、気温が低くなると体温を保つために血管が収縮して体温の低下を防ごうとします。そのため血流が悪くなり、肌へ栄養分が届かなくなってしまうため、乾燥や肌のくすみが目立つようになります。
また、乾燥すると肌のバリア機能が低下し、外的刺激を受けやすくなって肌荒れが悪化しやすくなることからも、十分な保湿をしてバリア機能を高めることが急務となります」
【今回提案したいのは”2Step保湿”】
Step1: 高浸透ローション
冬の肌は、寒さから守ろうとするため血流が悪く、こわばっています。
そこで、おすすめしたいのが保湿成分や美容成分がたっぷり配合されていて、それを最新のデリバリーシステムで角層のすみずみにまで届けることのできる高浸透ローション。
「1回分にしっかり成分が入っていて、肌に足りない栄養を補ってくれます。しっかり入れ込めば、肌が柔らかくなるのを実感するはず。いつもより多めの量を丁寧に入れ込むことで、明るくハリ感のある肌をキープできますよ」(水井さん、以下同)
Step2: 高保湿クリーム
「せっかくローションを肌に浸透させたら、蒸発しないようにクリームの油分でフタをしましょう」と水井さん。
「また、油分の中にしか配合できない美容成分もあるので、クリームもしっかりと肌になじませることが大事です。クリームの油分や栄養分を肌に送り込むためには、ローションをきちんと入れ込んでおくこと。2Stepとシンプルなだけに、ひとつひとつのアイテムをじっくり丁寧に入れ込むことを意識してください!」
【水井流・さらに潤わせるためのお手入れ法】
ローション
1.両手でハンドプレスをして入れ込む
「冬の肌には高浸透ローションを2度塗りしてください!」と声を大にする水井さん。
「まず、1回分の適量を手のひらに取って肌になじませます。浸透したのを確認したら、半分の量でいいのでもう一度なじませて。1回目が‟呼び水”となって2回目を引き込みます。乾燥している‟冬肌には2度塗り”を習慣にしてみてください」
2.2度づけが終わったら、肌状態を確認
「ローションを2度塗りした後、手で触れて肌状態を確認しましょう」と水井さん。
「水分がたっぷり入った肌はややひんやりとしていて、ふっくら柔らかくなっているはず。日々、このお手入れを続けていると、冬のゴワつく肌がどんどんふわふわになり、透明感が出て、メイクのノリまで良くなるなど、うれしい肌変化をいろいろと感じられると思います」
クリーム
1.肌に”5点置き”してから内→外へ均等にのばす
ローションをしっかりと肌に入れ込んだのを確認してから、クリームを適量(少ないのはダメ!)、顔に5点(両頰・額・鼻・あご)置いてから顔全体にのばします。
「‟5点置き”するのは、素早く均等にのばすため。内→外、下→上にやや引き上げるようにのばすと肌にハリ感がよみがえります」
2. 手で包み込んで‟ひと上げ”する
クリームがなじむとハリを感じられるはず。
「このときに手で顔全体を包み込んで最後のひと上げをしましょう。筋肉は形状記憶するので、疲れて落ちてしまった筋肉を元の位置に戻すように引き上げながらゆっくり10秒カウントしてみて。
クリームをつけるときにこのひと上げを意識すれば、キュッと引き締まった小顔も夢じゃない!…はずです」
【真冬を乗り切る「高浸透ローション」5選】
1.角層のすみずみにまで瞬時に浸透して潤いが持続
SHISEIDO
オイデルミン エッセンスローション
数々のベストコスメを受賞した2023年を代表するローション。独自の“ケフィア発酵エキス GL”や“4MSK”などを贅沢に配合。100分の1サイズの微粒子が素早く浸透して乾燥による小ジワを目立たなくする。「ややとろみがありつつ、肌にスッと入ってしまいます。キメが瞬時に整うのを実感」(水井さん)。145㎖ ¥9,680(編集部調べ)
2.大人の毛穴ダメージに着目。つるんとハリ肌に
ポーラ
B.A ローション イマース
独自の美容成分‟YACエキス”などを配合し、エイジングの原因となる糖化にアプローチ。さらに、角層の水層・油層バランスを整えて、ふっくらハリ・弾力感を与える。「本当にみずみずしくてしっとり。肌が柔らかくなりふっくらします。心地良さ抜群!」。120㎖ ¥13,200
3.発酵由来成分90%のエッセンスローション
FAS
ザ ブラック エッセンス
水を一切使わずに、京丹後の黒米と秋田産の酵母をかけ合わせて生まれた「黒米発酵液」を90%配合。独自の発酵技術によって738種類もの微量成分を含有し、肌の土台を立て直す。「しっとりみずみずしい感触。美容成分を738種も肌に与えられる喜びを毎回感じています」。200㎖ ¥11,550(シロク)
4.浸透ビタミンCを高濃度配合
ドクターシーラボ
VC100エッセンスローションEX
角層の奥に届く‟APPS”と、角層内に長く留まる‟VCエチル”。この2種の高浸透ビタミンCを高濃度配合。毛穴を引き締めキメを整えて、透明感の高いなめらか肌へと導く。「ややとろみのあるみずみずしいテクスチャーが即、浸透。パッと明るい肌に出合えます」。150㎖ ¥5,170
5.藻の脅威的な生命力を凝縮し、ゆらぎにくい肌へ
ユーグレナ
ネッコ ローション
石垣島産の微細藻類“ユーグレナ”から抽出した4種のユーグレナ成分と、発酵美肌成分を配合。バリア機能が低下した“肌の空洞化”に着目し、“潤い密”な肌へと導く。「摩擦レスなとろみ感触。肌が潤いで満たされてイキイキしてくるのを実感」。70㎖ ¥3,250
【真冬を乗り切る「高保湿クリーム」5選】
1.肌老化の根本原因”炎症老化”に着目
SK-II
スキンパワー アドバンスト クリーム
日々の外的ストレスによって肌の中で起こる微弱炎症。これを悪化させないようにアプローチする厳選成分を配合。超微細な粒子で安定した乳化を実現。毛穴やキメの凹凸にまでしっかり密着する。「シルクのようななめらかさで肌なじみ抜群。ハリとツヤが宿ります」。50g ¥17,050(編集部調べ)
2.肌のゆるみに全方位からアプローチ
エリクシール
トータルV ファーミングクリーム
肌のハリのなさ(ゆるみ)の原因が1つでないことに着目。ハリを支える独自成分と、潤いとハリで満たす独自成分をかけ合わせることで、ハリに満ち、引き締まった肌へ導く。「やわらかくコクのあるテクスチャーが肌を包み込み、プルンと艶めかせてくれます」。50g ¥11,000
3.美容成分をリポソーム化して長時間届けるナイトクリーム
コスメデコルテ
リポソーム アドバンスト リペアクリーム
肌の組成成分“リン脂質”から成り、たまねぎ状の多重層の中に美容成分を贅沢に抱えさせた超微細なマイクロカプセルを採用。就寝中にカプセルが少しずつ解れてじっくりと長時間潤いと美容成分を送り続ける。「なめらかでいい香り。翌朝 “調子のいい肌”に出合えて幸せ」。50g ¥11,000
4.潤いとハリに満ちたなめらか肌へ
イプサ
バウンス インテンス クリーム
肌内部の“ハリ感の不均一性”に着目。これによりなめらかさが低下することを発見し、潤いとハリを高める保湿成分を厳選配合。「コクのあるジェルクリームが、肌の上でパシャッと弾けてみずみずしくのび広がるのが気持ちいい! 弾むようなハリツヤ肌に」。50g ¥9,900
5.肌の全層のハリを積み重ねてツヤ美肌に
富士フイルム
アスタリフト アドバンスドクリーム
肌がしぼむのは、真皮・表皮・角層それぞれのハリが低下しているためということに着目。抗酸化成分やコラーゲンなど、各層のハリを生み出す成分を配合。「超なめらかな感触。潤いを閉じ込めて内側から押し返すようなハリ肌に。キメも整って肌に自信が生まれます」。30g ¥5,500
いかがでしたか。
高浸透ローションと高保湿クリームの2Stepケアを丁寧にすることで、肌は潤いを蓄えて、内側から押し上げるようなハリ感を感じられると思います。
水井さんは「さらに、どうしても気になる肌悩み(シミ・シワ・たるみ・しぼみなど)があれば、それにアプローチする美容液をプラスしてみてください」とアドバイス。
「ローションとクリームでまずは肌の土台を整えておくと、美容液の効果実感が格段に上がります。美容液を使い続けるモチベーションにもなりますね。真冬は、何よりもまず、”肌の土台づくり”をすることが重要です。そうすれば、来たる”ゆらぎの季節”にもゆらぎにくい肌でいられるでしょう。ぜひ2Stepケア、実践してくださいね」。
撮影/浜村菜月(LOVABLE) イラスト/きくちりえ(Softdesign) 取材/小内衣子(PRIMADONNA)
おすすめ記事はこちら
▶300人超お見合い成功!”婚活メイクの神”が教える「40代からの自己最高メイク術」