春先、40代に起こりがちな肌悩みのリカバリー法は?【プロが解説】
春の訪れを肌が敏感になることで感じる方も多いのでは? 肌トラブルを鎮静させるスキンケアをヘア・メイクアップアーティスト岡野さんに伺いました。
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Q.いつも通りのスキンケアをしても乾燥がひどく、小ジワが増えてきます…
A.化粧水の「前と後」のひと手間でもっちり肌に
化粧水は普段より〝とろみ〟 のあるものにチェンジして!
「保湿効果をアップするため、とろみのある化粧水を手で顔を包み込むようにしてしっかり浸透させて。肌がもっちりとする手応えを感じられたらキメが整ったお肌に近づけます。シートマスク長時間づけはNG!!」
【化粧水前】美顔器や酵素洗顔で毛穴をクリーンにして、水分の浸透をアップ
「古い角質や皮脂で毛穴が詰まっているとスキンケアの浸透度は明らかにダウン。化粧水前には美顔器のひと手間を取り入れて毛穴をクリーンに」美顔器には花粉や大気汚染の除去機能が搭載されているものも。美顔器がない場合は手軽な酵素洗顔パウダーを定期的に取り入れてもOK。
【化粧水後】乾燥が加速するエリアにだけ「オイル」でフタを
「頰の一番高い部分や目元など乾燥を強く感じがちな箇所には、化粧水後のひと手間にオイルをプラスしてみて。オイルでフタをすることでぐっと乾燥感がやわらぎます」その後、乳液→クリームといつも通りのケアを。なるべく手で置くようにプッシュづけがおすすめ。
Q.花粉やマスクによる「赤み・かゆみ」にはどう対処したらいい?
A1.きちんと洗わないことも炎症の原因!〝3段階で徹底オフ〟して
【Step.1】 クリームやバームなど、摩擦レスなものでクレンジング
「きちんと汚れを落としきることが炎症対策の第一歩。肌が敏感になってきたと感じたら、普段使いのクレンジング剤は摩擦レス&低刺激なバームやクリームタイプにチェンジを」不要な角質などを柔らかくしながら、メーク汚れとともに落とします。
【Step.2】 メークオフ後はW洗顔をして
「クレンジングの後は必ず洗顔料でW洗顔を」敏感肌用かつ泡タイプなら、必要な潤いは残しながら、擦らず泡の力ですっきりとした洗い上がりを感じられます。
【Step.3】 仕上げに スチームタオルで残りの汚れを浮かせて
「洗顔の後はスチームタオルを顔にのせると汚れが浮き上がってさらにキレイに。」汚れ=炎症のもとになることもあるので、敏感な時期は清潔さをいつも以上に心がけて。
A2.炎症時は成分に刺激のないスキンケアに
赤みがヒドイときは、シンプルな成分の 化粧水でコットンパックがおすすめ
「裏まで濡れる薄いタイプのコットンを、低刺激化粧水でひたひたにしてパックをすれば、肌の炎症がある程度落ち着きます。花粉炎症以外にうっかり日焼けにも有効」
ドラッグストアでも買える、敏感肌コスメが優秀
「スキンケアの最後の砦となるクリームも、敏感肌用にチェンジするのがベター」手軽に手に入るドラコスこそ種類豊富。擦らないことを意識しながらクリームを塗布してスキンケア完了。
撮影/浜村菜月(LOVABLE)〈人物〉、大槻誠一〈静物〉モデル/小野千恵子 ヘア・メーク/岡野瑞恵 スタイリスト/山本有紀 取材/田路暢子 ※情報は2024年3月号掲載時のものです。
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