ほしのあきさん(47)もう芸能界に戻ることはないとの思いを経て、10年ぶりに復帰した理由とは

47歳の誕生日に開設されたインスタグラムを見て、”20代にしか見えない、変わらず可愛い!”と驚嘆の声が上がった、ほしのあきさん。2023年に活動を再開されましたが、それまでは「仕事には戻らないかもしれない」とも思っていたそう。家のこと、子育てに一生懸命だった10年を振り返りながら、今の気持ちを教えていただきました。

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ほしのあきさんプロフィール

モデル。1977年生まれ、東京都出身。雑誌「プチセブン」の専属モデルを務めたのち、数々のメディアで絶大な人気を誇り、モデル・俳優としても活躍する。2011年JRAの三浦皇成騎手と結婚、12年第1子出産。10年間の休止期間を経て2023年、活動を再開。47歳の誕生日にInstagram:@akihoshino_official を開設し、2024年5月現在5万フォロアー超え。

もう、仕事に戻ることはないかなと思っていた

2013年からお休みをして、昨年プチセブンの集まりで撮影したのが久々の公の舞台でした。私のデビューのきっかけを作ってくれた、親友であり戦友でもあるマネージャーから、「あきは美容やファッションが好きなんだから、そういうことを発信してみたらどう? 子どもが大きくなったら、もっと時間が空くんだし、仕事したらいいと思うよ」そう言われ、確かに、ほんのちょっと子育てが落ち着いて、自分に少し時間ができたタイミングでもあったので、心が動きました。マネージャーは、私が夫や子どものことを大切に思う気持ちも優先してくれるのでありがたいですね。私自身は、もうこの世界に戻ることはないかな?とも思っていたんです。都内から離れたところに住んでいますし、子どもの毎日の送迎もマスト。仕事を始めたら夫にも協力を仰がないといけません。ただ、夫に相談したところ「やってみたら?」って、背中を押してもらえたんです。それで決めました。私が仕事に出るときは彼にも調整してもらい娘の送り迎えなど協力してもらえるようになりました。少し仕事を始めてみたら…本当に別世界!「こんなところに自分はいたんだ」とドキドキ感とときめきが止まらないですね。生活に刺激も加わり、オンオフができたことで、よりハッピーに過ごせるようになりました。

いろいろ共有している女友達の存在も大きい

10年間のお休みの間にも、ちょこちょこ友人のインスタにお邪魔することもありましたね。私の仕事復帰に関してはみんな喜んでくれています。友人とは、ありがたいことに、初めての出産や育児のタイミングが同じだったんです。夜中の授乳でみんなで連絡を取り合い励ましあったのもいい思い出。あのとき1人だったら病んでしまっていたかもしれません。産まれたばかりの娘が泣きやまず、心配で何度も何度も病院に電話しましたし、不安でいっぱいでしたから。今は大人同士で集まったり、子どもも一緒に原宿に遊びに行ったり。反抗期の子どもの話もして盛り上がります。娘はプチ思春期で、私もちょっと更年期?(笑)お互いイライラしちゃって、この前は「ママ更年期なんじゃないのー?」なんて言われたから、「違いますぅ!」と全力否定!娘には「学校にはシンプルな服で来て!目立たないで!」と言われています。

自分の好きなことをしたら、ご機嫌でいられる

いつもニコニコしてるね!って言ってもらえるのは嬉しいですね。ご機嫌でいるために、自分が楽しむこと、好きなものを食べたり、好きな服を着たり、我慢をしないことが大切だと思っています。以前は「この年齢で着るのはNGかな」と躊躇することもあったのですが、もう人生も折り返しに来ていますし、好きなものに囲まれたいと思うようになったんです。私、忘れられないことがあって…。夫が怪我で入院していたときのこと、取材の方達がいらした際、ハートのピアスをつけていたんですよね。その記事写真に対して「その年齢で?」とか、「お見舞いに行くのにそういう格好で行くのか」という投稿を見てしまい、どうしようか悩みました。友人に相談したところ、「別にいいんじゃない?」と言われ、私自身も、自分が気持ちを上げてハッピーで行かないと、病院で待っている彼を元気付けられない!と思い直しました。やりすぎなことがあれば止めてと友人にはお願いしていますが、好きなものを身につけて自分が楽しければ、家族も周りも笑顔にできる!と信じています。

夫と一緒にいる時間はかけがえのないもの

夫・皇成とは干支が一緒。ひと回りも違うと、何かあっても「いいよ」って私が言えちゃいます。彼が19歳から、15年ともに過ごしているんですよね。私がおっちょこちょいなところもあって、彼に頼っているところもたくさんあるんです。平日は一緒にパン教室に行ったり、2人とも体を動かすことが好きなのでサイクリングや山登りもしています。茨城はパワースポットも多いんですよ!御岩山や筑波山もオススメです。私たち、お互い一緒に過ごす時間を大切にしています。「ありがとう」や「ごめんね」って言葉もちゃんと伝えますし、いて当たり前、やって当たり前ってことは考えません。”当たり前”ということがいつも当たり前ではないことを知っているから…。
2016年の札幌での彼の怪我は壮絶なものでした。「このまま動かなくなったらどうしよう…麻痺が残るかもしれない」と半年以上寝たきりの彼の傍にいながら考え、ある時は半ば冷静に、「自分が仕事をしないといけない…」と考えることもありました。彼には「皇成なら大丈夫!どうにかなる!」って伝え続けました。だって生きていてくれただけで…!
先生方にとっても予測できない重篤な状態でしたが、ご尽力の甲斐あり、また本当に奇跡が起こったことで、今の私たちがあります。これからだって、何が起こるかわかりませんし、普通に生活していたって、どうなるかなんて誰も知りようがないんですから、毎日毎日、ありがたいと思って生きています。
未来に望むなら…健康で、可愛くて(笑)アクティブに過ごしたい。元気じゃないと楽しくないと思うので、しっかりケアをしていきたいですね!子どもがもう少し落ち着いたら、仕事ももっと頑張ろうかな?と思っています。

衣装協力:ワンピース¥88,000(SHE Tokyo/エスティーム プレス)サンダル¥27,500(ツル バイ マリコ オイカワ)ピアス¥74,800バングル<PG>¥198,000バングル<YG>¥96,800(すべてウノアエレ/ウノアエレ ジャパン)右手リング¥605,000左手リング¥341,000(ともにマリハ)

撮影/古水良 ヘアメイク/RYO スタイリスト/MaiKo yoshida 取材/竹永久美子

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