【アメリカ大人旅計画】初心者も楽しめるメンフィス・シアトルの旅 ~vol.3~|STORY

ーメンフィス編ー

海外旅行で〝お肉料理〟が続くと正直辛いお年頃ですが、メンフィスは〝お肉〟が美味しいと太鼓判を押せる理由のひとつに、郷土料理がバーベキューという点があります!
メンフィスバーベキューは豚肉が主流。こってりした甘いソースや特性のマスタードソースなどで味付けした肉をバンズに挟んで食べたり、ゆっくりとスモークしたリブを、しゃぶりながらビールをいただくなど、楽しみ方はそれぞれ。お肉のいただき方のバリエーションが豊富なので、シェアしても楽しいです。

郷土料理「メンフィスバーベキュー」に舌鼓

ランチタイムに訪れた「セントラルBBQ」は、学生や家族連れなどでワイワイとした雰囲気のカジュアルなお店。

Central BBQ
147 E Butler Ave, Memphis, TN, US, 38103

旅行者もとても入りやすく、バーベキューはもちろん、他にもトルティーヤチップにチーズソース、シュレッドチーズ、バーベキューソース、ハラペーニョがトッピングされているバーベキューナチョスも人気。どれもボリューミーなのですが、残したら持ち帰りもOK!

 

アメリカの市民権運動を知る「ナショナルシビルライツ博物館」

「セントラルBBQ」からほど近いナショナルシビルライツ博物館へ。1991年、市民権運動の指導者であるマーティン・ルーサー・キング・ジュニア氏が暗殺されたロレインモーテルを博物館として開館。

National Civil Rights Museum
450 Mulberry St, Memphis, TN, US, 38103

奴隷制から現在までのアメリカの市民権運動の歴史を知ることができ、世界から何百万もの人が訪れています。アフリカから船で連れてこられた人々が船内に膝を抱えて座る姿、ひとりの黒人女性が白人と黒人で席が決まっていた公共バスのルールに立ち向かった姿が再現されていたり……視覚から入ってくる人権問題の情報が強烈に私の中に残った時間になりました。

多くの若い才能が生まれた「サン・スタジオ」

サン・スタジオは、メンフィスのディスクジョッキーであるサム・フィリップスが、多くの若い才能を発掘した場所。

Sun Studio
706 Union Ave, Memphis, TN, US, 38103

エルヴィス・プレスリーは、デビュー前はここに出入りするトラックドライバーだったとか。ハウリン・ウルフ、B.B.キング、アイク・ターナー、ジェリー・リー・ルイス、ジョニー・キャッシュなど、当時ここでミュージシャンたちが、演奏したりレコーディングしたという空間を覗き見ることができました。

生演奏を聞きに伝説の「B.B.キング」ブルースクラブへ

いわゆるライブハウスで生演奏を聞きながらお酒を楽しむスタイルは、大人の社交場。生演奏の迫力を五感で感じていると、白髪のオシャレなおばあちゃまと目が合い、一緒に踊ろう!と意気投合。あんなふうに年齢を重ねられたらカッコいいなと思えた夜でした。旅には人生観を変えてくれる出会いがあるものです。

B.B. King’s Blues Club
143 Beale St, Memphis, TN, US, 38103

カラフルなネオン街のビールストリートは、路上で楽器を演奏する人や夜のお出かけを楽しむ地元の人で賑わい、観光客は少なめ。ライブスタジオから漏れるメロディとそれを口ずさみながら歩く人々がい行き交い、音楽の街の〝カッコよさ〟を味わった最高の夜でした。

メンフィスの食事ガイド番外編

「Hive Bagel(ハイブ・ベーグル)」

地元の高品質な食材を使用した新鮮なベーグルや焼き菓子が人気。「Hive」という名前は、養蜂が由来。地元の養蜂家から入手したこだわりのはちみつの取り扱いがあります。

Hive Bagel & Deli
276 S Front St, Memphis, TN, US, 38103

 

 

「Chez Philippe(シェ・フィリップ)」

ホテル「ピーボディ」にあるカフェ・レストラン「シェ・フィリップ」は、英国式アフタヌーンティーがいただけます。スコーンやサンドイッチ、さまざまなスイーツはかなりのボリューム。紅茶をいただきながら、観光の疲れを癒す時間に。

Chez Philippe
149 Union Ave, Memphis, TN, US, 38103

取材/髙橋奈央

 
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