肌に手をかけている時、鏡を見て自分がちょっとでも変わったと思ったら…

自分らしく美容を謳歌できるのが美ST世代。創刊15周年の記念号に14人の美賢者たちが、キレイのモチベーションを上げるメッセージを贈ってくださいました。ちょっぴり美に対して後ろ向きになってしまったとき、読むと元気になれる、ステキなメッセージを心に刻んで!今回は、美の専門家3人からのメッセージをご紹介します。

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「肌に手をかけている時、鏡を見て自分がちょっとでも変わったと思ったら、それはキレイになったサイン」

美容家/水井真理子さん

美容は「キレイ」になりたいと思った時がスタート!年齢に伴いくすみやシミ、肝斑、たるみなど肌悩みは尽きませんがいくつになってもキレイになる!という想いがあれば肌は応えてくれるもの。最近の化粧品は進化が著しく、瞬時に肌の柔らかさや透明感が生まれたり、ハリや弾力など底上げしてくれる頼もしさがあるので、その変化を見逃さないでください。

今の自分を否定するのではなく、いい兆しを見つけて楽しむことは新たな自分を育てること。変化を感じた部分はどんどん褒めて、笑顔が増えればキレイは磨かれます。

「肌も髪も体も心も、『素材力』や『質』を育むのが、すなわち美容」

美容エディター・ライター/松本千登世さん

年齢に抗う時代から、年齢を楽しむ時代へ。「誰か」に向ける美容から、「自分」に向ける美容へ。エイジレスはもちろん、タイムレス、ジェンダーレス、ボーダーレスの時代へ。一様性から、多様性の時代へ。境界線がなくなり、幅や奥行きが広がり、美しくあるための「選択肢」が格段に増えたからこそ、自分はどうなりたいか、どうありたいかという美の価値観がそのまま外見に現れる時代になったと感じています。

私自身は、まるでレザーのソファやジャケット、バッグや靴を愛でるように、できる範囲のベーシックな美容を続けて、時間や経験が積み重なっていくほどに唯一無二の風合いが生まれるよう、自分を育てたいと思います。それが、今を存分に楽しむこと、未来の自由度を高めること、ずっと自分を愛せる自分でいることに繫がっている気がするから。

これからも、思いついたときに、思いのままにチャレンジできる大人でいたい。そのためにも、今日を楽しみましょう、人生を楽しみましょう。

「楽しい、嬉しい、ストレスフリー。そこからキレイは作られる」

美容家/深澤亜季さん

“キレイ”は肌や外見だけではなく、姿勢、話し方や内容、幸せ感など総合的なものだと考えています。“キレイ”は誰かの真似一辺倒ではなく、自分らしさから作られるもの。自分らしさは、自分の好きから少しずつ作られます。

例えば、好きな寝具を使う、好きな香りを見つける、好きな友達と会って楽しい会話をする、など。日常に自分がルンルンすることやものをちょっとずつ増やして、自分が楽しく幸せを感じる環境を作ることも、キレイになるためのセオリー。

心がルンルンしていると、素敵な出会いが増え、その出会いがまた素敵なことを連れてきて、キレイになる環境が整います。キレイになることをゴールにしないで、美はチャンスを授けてくれるものだと思って、ポジティブに向きあって♪

2024年『美ST』10月号掲載
撮影/豊田 亮 取材/菊池真理子、増野玲奈 再構成/Bravoworks,Inc.

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