本当にオススメの美容成分って何？40代が気になる美容のこと全部！ 【女医に聞いてみた】
仕事に子育てに家庭のこと、趣味etc……と毎日忙しい40代ですが、いつだってキレイでいたい!
毎日のスキンケアや美容にまつわることで「実は疑問に思っていた」「本当のところどうなんだろう」と感じている〝気になる美容のこと〟を、肌の専門家である泉さくら先生にお話を伺いました。
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肌にいいとは聞くけれど…ビタミンCを取り入れるときの効果的な方法・タイミングは？サプリメントと化粧品、どちらが良い？
結論から言うと、ビタミンCは外から取り入れるのがオススメです。 ビタミンCは自分の体で産生できるものではないですが、体にはとっても必要なもの。例えばコラーゲンを作ったり、活性酸素を取ってくれたり、免疫力を高めてくれるような作用があるんです。 ですが、口から摂取してもほとんど必要な臓器に全部分配され消費されてしまうので、体の一番外側の皮膚まで届けるのはかなり難しいのです。だから、お肌に対して効果を望むのであれば、皮膚の外からが一番効果的です。 。
アンチエイジングに効果的な美容成分にはどんなものがあるの？
ビタミンCとレチノールの組み合わせです。エイジングケアに関して高い効果が見られたという研究結果も出ています。 他には、mepと言われる、メチルエストラジオールプロパノエートという成分や、バクチオールという成分も耳にすることが増えました。 バクチオールは、レチノールが使えない方や妊娠中の方も使えるというので注目されている成分です。 保湿効果ならヒアルロン酸。最近話題になっているシワケアに良いナイアシンアミド。コラーゲンの生成を促進するペプチドも今注目されているエイジングケア成分です。 ただ、一番大切なのは、タンオーバーを促すということ。例えば、20代までの方は28日周期で皮膚が代謝されていくんですけど、40代になると45日周期、50代で55日周期と言われています。皮膚の代謝が遅れていくと、それがシミとかシワ、乾燥などの原因になります。小学生は日焼けしても1〜2週間くらいで脱皮したように元に戻りますよね。でも40代は日に焼けると医療レーザーに頼らざるをえないような肌状態になります。つまり代謝が早いということが1番大事。まずはターンオーバーを妨げない スキンケアを意識することが大切です。
「ターンオーバーを促進する」と言われる成分は本当に効果があるの？具体的な製品を選ぶポイントは？
ターンオーバーを促すと言えば、レチノールが一番です。レチノールにもたくさん種類がありますが、選ぶポイントはその人の肌に合ったもの。基本的には濃度が高ければ高いほど効果は高く出やすいけれど、レチノイド反応と言われるA反応も出やすくなってしまうので、その方のライフスタイルに合わせて選ぶのがいいでしょう。基本的にクリニックでケアをされてる方であれば、医薬品のトレチノインを使っていただくのがいいと思いますし、肌が弱い方は、普段の化粧品に少し取り入れるようなレチノールの誘導体でもいいと思います。ただ、レチノール誘導体はとても安定している分、その効果を発揮するまでの過程がすごく長いので、効果を発揮せずに終わってしまうことも。肌質やライフスタイルに合わせて選んでください。皮剥けした方がいいという声もありますが、肌にとって強すぎる刺激は、炎症後色素沈着を起こすリスクがあります。特に大人の女性の肌は、その修復にも時間がかかるので、そこまではやらない方がいいと思います。皮剥けしなくても十分効果はかなり感じられると思いますし、そもそもそういった刺激が強いものは、肌が厚い欧米人向けに作られているので、私たちは炎症後の色素沈着やシミになってしまうリスクもあるんです。
教えていただいたのは…
皮膚科医
泉 さくら先生
COCO MEDICAL CLINIC (ココメディカルクリニック)院長。琉球大学医学部卒業後、東京大学医学部附属病院皮膚科・都内美容皮膚科・形成外科勤務後、ココメディカルクリニックを開業。メディア出演や記事の監修も行う他、インスタグラム(@izumi_2019)では正しいスキンケア情報を発信。
https://www.instagram.com/izumi_2019/
取材／尾崎亜佐子
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