40代50代の「推し活」を実態調査!推しがいる人は76%、人気の推しや金額は
年々、盛り上がりを見せる推し活。その波は若い世代にとどまらず、美ST世代でも楽しむ人が増加中。推しは変わり映えのない日常をキラキラと輝かせる魔法であり活力剤。今回は、それぞれの推しを全力で応援する9名へのインタビューや美ST読者の推し活についての調査を通して、分かってきた推し活の魅力についてご紹介します。
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\読者の76%が推し活をしていました/
【推し活】(N=美ST部会員380人)
・してる…76%
・してない…24%
【してる76%の内、多かったのは…】
・アイドル…28%
・歌手・アーティスト…25%
・俳優 …18%
・アニメ、漫画などのキャラクター…17%
人気トップはSnow Man。娘や教え子の影響でハマったという声や「ドラマや映画で目黒さんファンに」「ラヴィット!で『JUICY』に合わせ踊りながら肉を焼く宮舘さんに惚れた」という人も。変わらず人気のBTSは「ダンス、若さ、美しさ、いつまでも聴いていたい歌声」とスキルの高さやビジュで魅了。Stray Kids、SEVENTEENも人気。スポーツ界では大谷翔平選手、バレーボールの髙橋藍選手、スケートボードの堀米雄斗選手など話題の方々。野村萬斎さん、竹野内豊さん、浜崎あゆみさんなど、推し活という言葉ができる前から活躍するスターを長く応援する人も多数でした。安住紳一郎アナウンサー、という声もあり、やはり人柄が伝わってくるTVや動画は推し活の入口のよう。編集部の予想以上に多かったのがキャラクター。トップはちいかわ♡ 名探偵コナン、カービィ、パンどろぼうなど、「可愛くて優しい気持ちになれる」「面白い」と、癒されているみたいです。
【月の課金額】
・〜5000円…36%
・5万円以上…6%
推しのためなら財布の紐は緩く? と思いきや月5000円までが一番多い結果に。ファンクラブ会費に加え、ライブなどがある月は増える様子。月5万円以上課金する人は国内外アーティストやスポーツ選手、宝塚、舞台俳優などを推し、遠征の交通費などが高額に。推しが複数いる人は必然ながら金額も上がる傾向に。アニメやキャラ好きもグッズが多岐にわたり課金額が多い様子。推しのため毎週UFOキャッチャーに課金という方もいました。
“好き”を堂々を楽しめるって素敵だし羨ましい!
「今回お話をお伺いした方々は界隈も内容も違いますが、共通するのは強く熱い想いと行動力! 心身が揺らぐ美ST世代にお守り、救世主的な存在なのだなと。何となく照れながら推し活していた私ですが、今後は堂々と胸を張って応援したい! と思えた取材でした」(byライター)
「ここ数年子育てに奮闘しているうち推し活という言葉が生まれ、長年特に推しもいないので、推し活って楽しそう…と羨ましいです。平成では“マニアックな趣味”なんて言われることもあったかもしれませんが、今はこんなに自由で素晴らしい時代! 街で缶バッジがびっしりついたバッグを持つ人、アクスタと共に写真を撮る人など…見かけると、いいな! と思います」(by編集)
今回勉強になった推し活キーワード
【箱推し】…特定のメンバー1人ではなく、グループ全員を応援していること。
【メンカラ】…メンバーカラーの略。グループのメンバーに割り当てられた色。
【推しの概念アクセサリー】…関連する要素、色やイメージを反映したアクセ。他に香水なども。
【供給】…推しがファンに向けて提供する新しい情報やコンテンツのこと。
【小網神社】…日本橋の神社。強運の神様として有名で当選祈願に訪れる人多数。
2024年『美ST』12月号掲載
取材/安部麻維子 写真/PIXTA 再構成/Bravoworks,Inc.
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