大草直子さんがいま欲しいのは「春まで履ける靴!」2選
2月の『人気スタイリスト・大草直子さんがリアルに一押しするアイテム』をご紹介します!
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NEBULONI E.のブーツ&ミュールサンダル
タイツ合わせも素肌でも、履きやすいカラー
スエードで淡い色。タイツを合わせるなら断然グレーがオススメ。春先は白のソックスや、もちろん素肌にもなじみます。こうした汚れやすい靴は、おろしたて、履く前に防水スプレーをかけるべし。ミュールサンダル[H1.6㎝]¥59,400ブーツ[H2.5㎝]¥107,800(ともにネブローニ)
◇ 顔色をトーンアップする桜カラーのシューズ
靴は着こなしを支える土台です。「背が低いので、マキシスカートが似合いません」こんな質問には、「靴にボリュームをもたせてください。スカートの重量感をしっかりと受け止めてくれる1足を」とお答えするのは、それが理由。同時に、顔から遠く離れたパーツでありながら、顔色やその人の印象を左右する、レフ板のような役割も果たしてくれるのです。
今月は「今から履けて春まで」というお題だったので、ピックアップしたのは桜色のブーツとミュールサンダル。なんて甘くて、なんて可愛い♡ ファンデーション前、トーンアップ用の下地のような色なので、表情をふわっと明るく、女性を柔らかく見せてくれます。堅さと強さを表す黒やブラウンとは違う、この繊細な色は、やっぱりイタリアメイドの靴だから出せるもの。
企画、上質な素材の調達、縫製やなめしなど、一貫して自社工場で手掛けるネブローニ。私もシーズンに必ず数足買っていますが、このカラーは初めて見たかも。全身グレーのコーディネートの明度を上げるため、パステルカラーのワンピースになじませたり──と、想像力を広げてくれます。
ブーツは、柔らかな1枚革なので、くったりとしてくるのも、楽しみです。マキシスカートから覗かせるのも、色落ちしたデニムをインするのもオススメ!
大草直子・スタイリスト、エディター。1972年東京都生まれ。「ヴァンテーヌ」(現在休刊)の編集者を務め、その後フリーランスに。もう春号なんですね。今年は冬が短かったから、コートの着こなしが中途半端に終わったかも(笑)。さ、次は春のアウターを探そう。「あのブランドのあれかな(笑)」
撮影/佐藤 彩 スタイリスト・取材/大草直子 ※情報は2025年2月号掲載時のものです。
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