【実録】「恋愛もセックスも、なくても生きていける」——38歳シングルマザーが、女性用風俗でまさかの“禁断のルール”を…
最近、巷でよく耳にするようになった「女性用風俗」(通称:女風)。その存在に興味を持つ女性は想像以上に多く、また「使ったことがある」という声も頻繁に聞くようになりました。
今回は、まさかの禁断のルールを破ってしまったという有紗さん(仮名)の体験談。
有紗さん(仮名)38歳
家族構成:7歳の女の子、離婚歴あり
恋愛もセックスも、なくても生きていける
「娘は小2で、ひとり親になって5年目です。美容系の仕事をしていて、最近はコスメブランドの撮影やプロモーションまわりをフリーで請け負っています」
そう語るのはシングルマザーの有紗さん。整った顔立ちに加えて、肌や髪のお手入れにも気を遣っているのが伝わります。柔らかな雰囲気と“デキる”女性の印象をしっかり両立させており、自立した賢い女性という印象。
思わず「お綺麗ですね」と伝えてしまうと、彼女は長いまつ毛を伏せながら控えめに微笑みます。
「綺麗にメイクして、気に入った服を着て出かける。そういう時間が私は好きだし大切にしようと思ってます。シングルですし、自分の機嫌は自分でとらなきゃいけないので」
実際、有紗さんは人から褒められることも多いそうですが、とはいえご本人は、いわゆる“誰かに褒められるための美容”には興味がないそう。少し前までは“モテ”を意識したメイクやファッションを自然と選んでいましたが、最近は“自分が好きかどうか”に重点を置いていると言います。
「離婚を決めて男性目線を意識しなくなったら、グッと生きやすくなりました。なので、恋愛もセックスもなくても生きていけると思います。元夫とも険悪になってからはレスだったし、それで困った記憶もないです。でも、だからと言って自分の中にある“欲”みたいなものは、見て見ぬふりはしたくないと思っていて」
淡々と語る有紗さんの言葉の端々には、自立した芯の強さを感じます。
試す価値は、ある?
「とはいえ、“彼氏を探すぞ!”というテンションにもなれません。マッチングアプリを使ったこともありますが、どうも疲れちゃうんですよね。男性との関係をゼロから築くほどの時間も余裕も今の私にはないし、タイムパフォーマンスが悪いと感じてしまって」
そんな彼女が“女性用風俗”(通称「女風」)という選択肢に出合ったのは、1年ほど前のことでした。
「独身を謳歌してる友人が、こっそり教えてくれたんです。 最初は“へえ、そんな世界があるんだ”と、あまり現実味がないまま興味本位で聞いていたんですが……。その影響で他の友人が女風を使ったと盛り上がっていて、よくよく詳しく聞いてみると、意外に真面目に運営されている印象も持ちました。“これはむしろ、ちゃんと試す価値があるな”と興味が湧いて」
そして有紗さんは、友人に勧められるままその場の勢いで予約をしたそう。選んだのは20代半ばの男性セラピストでした。
「プロフィールが誠実そうで、何となく直感で決めました。顔はモザイクで隠れていましたが、タイプそうな外見を選びました」
マンションのゲストルームで…
ちなみに有紗さんが指定した場所は、なんとご自身が住むマンションのゲストルームでした。
「移動時間の短縮になるし、1泊5,000円で借りられるので何より安いし……近所の目が気にならないわけではないですが、万一何か言われても親戚とか言えばいいし、そもそもシングルなのでさほど気にする必要もないかなと」
悪戯っぽく笑う有紗さんですが、たしかにおっしゃる通り。実際にマンションのロビーに現れたセラピストは、思ったより可愛らしい雰囲気の清潔感のある男性だったそうです。
「第一印象は“若いな”でした。でも、距離感の取り方が絶妙で好印象。“この人ならたぶん大丈夫”と思えました。友人は初回はかなり緊張したと言っていましたが、私はあまり緊張感はなく……。結果、全体的によかったですけど、前評判を聞いて期待値が上がりすぎたせいか、想定の範囲内という感じでした」
ひさしぶりの男性との触れ合いに、スリルや興奮は十分に体験できたものの、有紗さんの率直な感想は「あくまで“決められた範囲内”のサービスを受けた」というものでした。
「女性性を取り戻せた」「泣きそうになった」などの深い感情を持つことはなく、「エステの延長」という表現がしっくりくるそう。
「ただ、やはり手つきやテンポがとても丁寧で、何より“気を使わずにいられる”ことがありがたかった。プロとして訓練されているのが伝わってきて、安心して身を任せられました」
セラピストからの、まさかの提案
初めての女風体験は、予定通りに終了。感情が大きく動くことはなかったものの、有紗さんはむしろ「この気軽さならまたお願いしてもいい」と思え、翌月に同じセラピストを予約しました。
「2回目は、最初から彼の感じが少し違った気がしました。心理的な距離が違いというか、目に熱があるというか……感情を探られているような感じがありましたが、まあそれも含めてリピーターへのサービスだろうなと思っていました」
再会後の施術は、前回と同じように軽いカウンセリングから始まりました。しかしあるタイミングから、空気が変わったのです。
「彼の手の動きが、微妙に変わったんです。わざとらしさはなかったんですけど、“ここから先に行ってもいい?”みたいに、慎重に探られている気がして」
そして、しばらく妙な沈黙が流れたあと、彼がふと、こう言ったそう。
——このまま、したいな。
驚いた有紗さんは、思わず彼の目を見ました。しかし「冗談です」とでも続くかと思った言葉の先は、なかったのです。
「そのとき私、自分がどういう表情、反応をしていたのか覚えていないんですが……でも、たぶん“拒否はしてない顔”をしていたと思います」
——その後の出来事については、後編で詳しく伺います。
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【続】「あれは、彼のほうから…」女風体験の“一線を超え”で38歳シングルマザーが見た冷静な現実
取材/山本理沙
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